決められたルールがないままに、なんとなく家計のシェアをしていると、夫婦どちらかの不満がたまり、貯蓄もあいまいに。夫婦が納得いく形に整えましょう。
「ちゃんと貯金できる共働き夫婦」になる!
◆「共働きでも貯金できない」はなぜ? 家計を「見える化」して将来の出費に備えて!
◆【共働き夫婦のための家計管理】FP山崎俊輔さんに聞く!整理・分担から始めよう
この記事は2019年6月7日発売LEE7月号の再掲載です。
家計のシェアについて教えてくれたのは…
ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔さん
共働き世帯の2児の父として、洗濯や掃除などの家事や育児もこなしつつ、「日経電子版」をはじめ多数連載を抱える、共働きに関するお金のプロ。著書『共働き夫婦 お金の教科書』(プレジデント社)など。
支出の見える化が大事!
なんとなくシェアを整える3つのステップ
まず着手したいのが、夫婦の家計負担の状況を知ること。日々負担している食費や日用品代も、積み重なれば大きな出費になるので一度しっかり把握を。「家計の把握におすすめなのは、スマホの家計簿アプリです。クレジットカードや電子マネーと紐づけられて、買い物をするたびに自動的に入力されるものや、現金払いの場合はレシートを撮影すると入力されるものもありますよ」。キャッシュレス化が進む時代を味方につけて!
山崎さんおすすめの家計簿アプリ
- マネーフォワード
- マネーツリー
- Zaim
- LINE家計簿
夫婦で同じアプリを使えば、家計負担のすり合わせや比較も簡単になります。「LINEをよく使う夫婦は、LINE家計簿がおすすめですよ」
家計簿を無理なく続けるヒント
- 10円以下の端数は省略OK
- 10以下の大項目だけでOK
- ECサイトや電子マネーと連携させて、できるだけ自動化
- 隙間時間にさっとつける
家計簿は10円以下は省略し、項目もおおまかでOK。「家に帰ってまとめてつけよう、というのも続かなくなる原因。ランチタイムやトイレ休憩、電車内など、こまめにつけるのがコツ。私はスーパーの買い物後、その場で入力するのを習慣にしています。『SNSを1回開く代わりに家計簿』にしましょう」
家計簿をつけて今の支出や負担割合が「見える化」できたら、夫婦それぞれの年収を考え、出費の分担を決めましょう。「夫が500万円、妻が300万円の年収(年収比約60:40)なら、家計の負担の割合も60:40というあたりがお互い納得しやすいと思います。1カ月家計簿をつけてみて、出費の割合が50:50になっていたら、『夫が妻に月に●万円を渡す』
『外食費は夫が全部出す』などとルールを決めて、60:40になるように調整しましょう」
「夫婦は家族という会社の共同経営者ですから、報酬=おこづかいは同額でもいいはず」。とはいえ年収が高いほうが多めになりがち。「話をするなら先手をとると有利(笑)。『飲み代はおこづかいから出して』『私のコスメ代は日用品に入れるね』などと賢く交渉して、見た目の金額には開きがあっても、それほど不公平感のないように工夫するのも手です。金額を決めたら、相手の使い道には口を出さないように。夫婦円満にいく秘訣です」
「ちゃんと貯金できる共働き夫婦」になる!
◆「共働きでも貯金できない」はなぜ? 家計を「見える化」して将来の出費に備えて!
◆【共働き夫婦のための家計管理】FP山崎俊輔さんに聞く!整理・分担から始めよう
撮影/細谷悠美(人物) イラストレーション/鈴木あり 取材・原文/西山美紀
この記事は2019年6月7日発売LEE7月号『「ちゃんと貯められる共働き夫婦」になる!』の再掲載です。
この連載コラムの新着記事
-
【神戸】2泊3日の家族旅行へ行ってきました!ネイチャーライブ六甲、神戸須磨シーワールド…おすすめスポットをご紹介【2024年】
2024.11.17
-
【40代ママライターが試して実感】汗冷え・ムレ・におい…冬の汗悩みは、あったかインナー「ファイヤーアセドロン」で解消!
2024.11.08
-
【無印良品】話題の美容液、化粧水…マニアが選ぶ「使ってよかった!」スキンケアアイテム5選【2024年秋冬】
2024.11.01
-
車の香りどうしてる?話題の「TAMBURINS(タンバリンズ)」カーディフューザーを使ってみた!
2024.10.23
-
【ユニクロ×マリメッコ】2024秋冬を40代ライターが試着!ヒートテックやキッズなど注目アイテムが目白押し
2024.10.22
おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!