「きちんとやらなきゃ」と家事が重荷になっていませんか?
頑張りすぎて、笑顔が消えてしまっては本末転倒。みんなが笑顔で暮らせるように、その家事、いっそやめてみませんか?
敢えて「やめた家事」にフォーカスし、家事をやめてラクになったという方々のインタビューをまとめたLEE2月号の特集「この家事やめてラクになりました」。どんな家事をやめたのか、どういう風に折り合いをつけたのか…ラク家事実践のコツは、LEEweb上でも人気を集めていました(詳しくは 「ラク家事のススメ!」)。
私自身もまた、この記事に強く共感したひとりです。今回は私がやめてラクになった家事についてご紹介したいと思います!
夜の家事をやめ、全てを朝にシフト!
私は、基本的に毎朝4時に起きています。
…と周りに話すとびっくりされてしまうのですが、就寝時間も早く、夜8時半〜9時頃には、子どもたちとくっついて一緒に眠ってしまうので、基本的に日々7時間程度は寝ていることになります。
この朝型な生活を始めたきっかけは大きくふたつ。
まずひとつめは、寝かしつけで一度布団に入ってからまた起き直すのは辛いし、非効率だと思ったことでした。加えて我が家の場合は基本的に夫の帰りが22~23時と遅めで、毎晩それを待っていると睡眠不足になってしまう。自分の体調を保つためにも、ふたり目の出産後に夫にも相談し、夜は私も早めに就寝することに。どちらにしても夫が使った食器や洗濯物が夜中に増えてしまうので、それまで夜にしていた家事は、全て早朝にまとめてするようになりました。
早起きが続いているもうひとつの理由とは?
もちろん「今日はもう少し寝ていたいな、しんどいな」と感じる日もありますが、早起き生活が続いているふたつめの理由は「自分のやりたいことができた」ことで、私の場合それは、以前本誌の特集でも取り上げていただいいたランニングの習慣でした。
育児、家事、仕事など日々忙しいLEE世代。お子さんが赤ちゃんなど小さい時期はもちろんですが、成長すると今度は子どもたち自身の習い事や予定なども増えていくため、自分のための時間を捻出することはなかなか大変ですよね。そして夜は大抵、子どもと一緒にベッドに倒れこみたいくらい疲れている方が多いのではないでしょうか?
一方、まだみんなが寝静まっている朝は、まとめて時間が取りやすいとき。
それまで、子育て中は定期的に「自分の時間」を持つことは難しいと半ば諦めていましたが、思い切って早い時間に寝て早く起きることで「自分がやりたいこと」をする時間を意識して作るようになったおかげで、以前よりも日々の暮らしに対する充実感が高まりました。
自分の時間を作るために朝時間を活用すること、特に子育て中のママさんたちにこそ是非オススメしたいと感じています。
私の、早朝タイムスケジュール
朝時間の使い方について話すと、具体的にどんなふうに過ごしているのか興味を持っていただくことも多いので、朝の動きを時間軸にしてみました。少しでも何かの参考にしていただけたら嬉しいです。
◆4:00~5:00
起床後、居間の空気を入れ替え、お湯を沸かしながらまずラジオ体操。そして昨晩、洗濯乾燥機に入れて回しておいた洗濯物を出し、食洗器の中のものは出して片付けつつ、洗い残しと夫の食器を食洗器へ。白湯やコーヒーを飲みながら、朝食のセットやお弁当の下準備。
◆5:00~
20分間だけランニングへ。ラジオが好きなので、アプリで番組を聴きながら走っています。そして帰宅後、洗顔や身支度を整えます。
◆5:45~
ここから30分ほどで、朝食準備とお弁当作り。
◆6:00~
夫と子どもの起床時間。なかなか起きないので平均15分くらいはかかります…
その後の時間は子どもたちのお世話中心。家族で朝食を食べた後は、お弁当の仕上げをしながらバタバタと準備し、幼稚園バスの時間に合わせて7:20に出発します。
その後、掃除や食事の下ごしらえなど家事を1時間弱ほどしてから、仕事開始。
ちなみに冬の時期は早朝だと真っ暗なので、起きてすぐ家事にとりかかり、この時間に走るようにしています。
ママ自身が心身健やかでいることは、家族みんなのため!
ランニングを始めたきっかけは、出産を経て変化した体型を戻したいということでしたが、今ではむしろ精神的に欠かせない習慣となっています。
私は基本的に在宅で仕事をしているためか、家にいても常に仕事や家事が気になってしまいがち。でもランニング中にできることは、“走ること”だけ。体は動いているけれど、色々なタスクから解放され頭が空っぽになり、気持ちがとてもリフレッシュします。
そして、暑かったり寒かったり、天気が良かったり悪かったり、自然や季節を感じられることも魅力です。我が家は近くに大きな川があり、その川沿いを走っているので尚更、四季の移ろいを楽しむことができています。
走っている間に仕事の良いアイデアが浮かぶこともあれば、昨夜は悩んでいたことに対して前向きになれたり、家族とちょっとした喧嘩をしている時に素直に謝ろうと思えたりしたことも。結果的に自分と向き合う貴重なひとときとなっており、まさに「ひとり時間」だと思っています。
ちなみに、授乳中など夜中に子どもたちがよく起きていた時期は、朝のひとり時間を家でのリラックスタイムに充てていました。好きな雑誌や本を読んだり、洗濯物をたたみながら録画したテレビ番組を観たり、時には敢えてぼーっとすることも。
“終わり時間”が決まっていることも朝の良さのひとつ。夜疲れている時だと、スマホやTVをつい必要以上に見続けてしまったり、甘いものに手が伸びてしまったりすることもありましたが、朝の時間の方が、そういった“後悔を伴うダラダラ”をしてしまうことが少ないとも感じています(笑)
長い時間ではありませんが、早起きをきっかけに「ひとり時間」を持てるようになり、その時間を捻出したいという想いが、日々の時間の使い方など生活スタイルを見直すことにも繋がりました。
子どもたちや家族にとって「お母さん」は替わりのきかない存在。
運動に限らず、自分の好きなことをする時間を定期的に持つことは、心身を良い状態に保つためにとても大切だと実感しています。
年度が変わり、慌ただしくも気持ちが新たになる今の時期。だんだんと日が長くなる季節でもあるので、ちょっと早起きをしてやりたかったことを始めてみてはいかがでしょうか?
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佐々木はる菜 Halna Sasaki
ライター
1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。