前ブログの昆虫採集イベントに参加するために訪れた奈良県明日香村。
最後に来たのはいつだったかな。
本当に久々の訪問でした。
イベントが始まるのは夕方なので、せっかくなら息子に明日香村の自然や歴史に触れてほしいと計画を立てました。
明日香村観光に便利な周遊バス
恐らく観光に一番便利なのは車かと思うのですが、遠方から来られる方や、私のように運転が苦手な人でも大丈夫。
観光スポットをつなぐように「赤かめ」という周遊バスが走っています。
バスの本数は1時間に一本。
増便のある4月~5月は30分に一本走っています。
1時間に一本と聞くと少ないように感じますが、バスの時間に合わせて滞在場所・時間を想定して行ったので、そこまで不便は感じませんでした。
大きな観光スポットのバス停の近くにはお土産屋さんがあったりして、バスの時間まで時間をつぶすこともできます。
当初はレンタサイクルで巡ろうと思っていたのですが、日本に帰国し猛暑の洗礼を浴びて断念。
レンタサイクル屋さんもたくさんあって、ゴールデンウイークなど気候の良い時期は特に人気だそうです。
スタートは近鉄飛鳥駅
近鉄電車で飛鳥駅に到着。
周遊バスのチケットは目の前にある「飛鳥びとの館」で買うことができます。
内部はちょっとした休憩スペースやお土産物売り場があって、バスの時間まで快適に過ごせました。
石舞台古墳
最初の目的地は有名な石舞台古墳です。
バスを降りるとのどかな田園風景が目の前に。
エリア一帯が綺麗に整備されていて、気候が良いときはのんびりお散歩するだけでも気持ちが良いと思います。
入り口でチケットを買って、古墳へ。
内部にも入ることが出来ます。
地下なので少しだけ涼しい。
ボランティアのガイドの方がいて、内部に石棺があったと考えられていること、古墳の表面は砂で覆われていたこと、
天井の大きな石は70トンもあること、などなど、
資料を用いて色々なことを教えてくださいました。
ブラタモリにも出て、タモリさんも来たんだよ~と。
他にも虫捕り網を持って歩いていると、「虫いっぱい捕れたらいいね~」と声をかけてもらえたり、
息子も「奈良の人はあたたかいねぇ」と嬉しそう。
古墳の見学を終えてバスの時間まで少し時間があったのでバス停横のお土産物屋さんへ。
明日香村は、白米に比べてタンパク質やビタミン、ミネラルが多く含まれている「古代米」が有名ということで、
古代米で作られた「あすか巻」を買ってみました。
美味しくて息子がペロリ。
そしてこの後必死で探すこととなるカブトムシも販売中。
息子はやっぱり自分で捕まえたいようで、欲しがりませんでした。
万葉文化館
2つ目の目的地は万葉文化館。
とても立派な施設で、入館や一般展示室・特別展示室の観覧は無料。
綺麗なトイレ、カフェ、図書館・情報室なども完備されていて、この暑い時期にはオアシス的な存在でした。
中でも一番の魅力は夏の時期に開催されているワークショップ。
この日は、日本最古の貨幣と言われている「富本銭(ふほんせん)」を作る、鋳造体験が実施されていました。
型に金属のすずを溶かしたものを流し入れ、5分ほど待てば完成です。
流し込みの量が少なくて、うまく形にならなかったものも多いですが、1つだけ綺麗に出来たものを磨いて持ち帰りました。
また、今回は訪問できなかったのですが、この万葉文化館の近くに「今西誠進堂」さんという和菓子屋さんがあります。
宿でいただいた今西誠進堂さんの焼き餅がとても美味しくて。
次回明日香村に来た際には立ち寄れたらいいなと思います。
明日香村の田園風景
本当は棚田や飛鳥川の方にも行けたらいいなと思っていたのですが、この暑さに息子がバテ気味で、
今回の観光は2か所に留めました。
それでも、宿の周りや
虫捕りスポットの先にある甘樫丘からも、
明日香村の豊かな自然を見ることができました。
太陽の光を受けてキラキラと光る銀色の瓦は、景観法によって、全ての建物に設置が義務付けられているそう。
村の人々が守ってきた美しい自然と景観が、この先もずっと残っていくことを願いながら。
そして、日本にいた時にはなかなか気づけなかった日本の美しい景色を、また見に行けたらいいなと思います。
カーリー
主婦 / 奈良県・アメリカ /
40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。
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カーリー