暮らし発見

【発達凸凹】私も発達障害でした。

  • moi

2023.02.20

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こんにちは、moiです。
前回からの続きです。

【発達凸凹】M87・療育に通うまでの葛藤

今日は私の話をしたいと思います。

LEE3月号の【本音で語る、発達凸凹な子どもとの暮らし】

正式に企画の話をいただいた時とても嬉しかったです。

LEEで取り上げて貰ってこの機会に発達障害について理解が広まって欲しい!

療育につながることの良さや大切さが伝わってほしいと思いました。

私の発達障害

ASD+ADHD+SLDがあります。

去年12月に分かったとき「こんなにあるんですか!?」と物凄く驚いてしまいました。

ADHD特性は実感していたのであるだろうと思っていたのですが、ASDとSLDまであるとは思いませんでした。

初めての躓きは中学校

小学校では友達が多い方だったのに中学になると女の子の輪に入れませんでした。

イジメられていたわけでもなく、普通に話すけど特定の仲の良い子ができず孤立していました。

男子と話すことが多くて成績表に

「女の子の友達を作りましょう」と書かれたときは親に見せるのが恥ずかしかったです。

作らないんじゃなくて作れないんだけどなぁ…。と思っていました。

それでも耐えられたのは部活動(水泳)に打ち込んでいたことと、3年生でできた友人達の存在が大きくいまでも仲良くしている20年来の友人達です。



人付き合いで躓いたのは自分に原因があると思った。

友達ができないのはなぜか?
2年間よく考えていました。

言葉遣いが悪いのかな?一重の目が怖い?

なんだろうと。

直せるところは直そうと自分なりに努力を続けて生きてきました。

発達特性なのかここから過剰適応に進みます。

周りと比べて自分にはいつも何か足りないって考え

根っからのスポ根なのでできないなら出来るまで努力すればいい!と思っていました。

コミュニケーションの本を読んだり、アイプチをしておしゃれになって可愛くなろう!など色んなことを試して頑張ってました。

でも、次第にその努力している姿でいないと周りに認められない気がして、自分の一重が嫌いじゃなかったのにどんどん嫌いになりアイプチをしないと外に出られなくなりました。

…ポイズンですね。

社会人になって毎日ミス、上司に叱責される日々。

学生時代勉強で躓くことはなかったのですが社会人になって自分でも困惑してしまうほど仕事を覚えられないし、ミスばかりしていました。

「お前は何だったらできるんだよ!」そんなことを上司に言わせてしまうほど。

最初の1年は毎日帰り道1人で泣いてました。

発達検査を終えて分かったことですが

私の特性上今の仕事がちょうど苦手分野に当たる為大苦戦してしまったようです。

今までのように努力しても報われない

特性上難しい仕事なので年次を重ねてからも周りよりミスをしていました。

間違いやすいところはメモをする。カンペを必ず見る。常に気を張りながら対策をしてなんとかやっていた状態。

周りのみんなは優秀だ。自分は必死でやっていてこれなのになぁと思っていました。

家に帰るとスイッチが切れて夕食中うとうとしてしまったり常に眠くて休みの日も眠っておわったりしていました。

家族のサポートで成り立っていた生活だったので結婚、仕事、妊娠が重なった時適応障害になってしまいました。

エネルギーは他人よりあるものの燃費が悪い

カウンセラーさんから言われました。
だからここまで乗り越えて来られたけどいつも頑張ってるから疲れやすくしんどくなってしまうんだね。これからは頑張らないことを努力をしましょう。と

これを言われるまで当たり前だと思ってきた私の“努力”は過剰適応だったとしりました。

小学校高学年から常に希死念慮があった。

私は市の検診に引っかかったことはなかったんです。

でも、幼稚園のエピソードはぶっ飛んでるものばかりなので今ならすぐ療育に案内されるはずです。

親からは
「早生まれなこともあったと思うけど、小学校3年生くらいから周りと変わらなくなった」と言われていました。

発達障害のある子の中には成長すると周りとの差を感じ自分を抑えられるようになったりします。私もそうだったようです。

でも、それは常に本人は努力してるわけで、私は当事から生きることが辛いと思っていました。

療育に通うと何が変わるの?

一番に親の意識が変わります。

子供が家で見せる姿と先生や同世代の小集団の中で見せる姿は当たり前ですが違って

療育に参加すると「ここが問題なんだ。」と冷静に理解できると思います。
実際私も療育に通ってから息子への理解が深まりました。

あと先生から対応や声掛けを学んだり悩みを相談すると子育てに前向きになれるんです。

子供も理解者が増え、園でする遊びとはまた違ったことにチャレンジすることで好きの幅が広がったり人間関係の輪も広がるし、何より1番の味方である親が自分を理解してくれることはとても安心できることではないかと思っていています。

試して失敗することもある、でも失敗したら“この子にあった支援はこれじゃないと分かった”って事。1歩また近づける。

保育園の園長先生が加配の子への取り組みの話の中で言ってくれたことです。

特性上苦手なことに取り組むときそれだけ気を使ってくれることも伝わってきました。

私も色々家でやってるのでこの方法はダメだったと思った時園長先生の言葉を思い出しています。

トレーニング箸7本買っても前向きです。笑

今でも失敗しています。

忘れやすいのでメモをよく取っています。

私書き写しが苦手でメモの内容をカレンダーに書く時日を違えてダブルブッキング!時間が違った!…よくやってしまいます。

自分が困るだけならいいんですが、予定だと家族や約束相手に嫌な思いをさせてしまうので誠心誠意謝ったあとひどく落込んだり。

失敗のあと新たに対策を考えて行動するんですが、これも一回ではうまくいかなかったり…試行錯誤しています。

私も療育に通っていたら

たまに考えるんです。
私は興味の幅が狭いと検査で言われました。

あの頃療育に繋がって

興味ないことにもチャレンジする機会を貰って“やってみたら楽しい”って経験をしていたら興味の幅少しは広がっていたかな?と息子の成長をみて思ったり

【発達凹凸】1年ぶりの保育参観での変化

中学で躓いたとき児童精神科にかかっていたらカウンセラーさんに話せたかもしれません。

仕事では違った分野に行っていたかな。

ありのままの自分を好きでいられたかも。

そう全部がうまくいかなかったでしょうが、困ったとき助けてって言える場所がもっとあったかなとは思うんです。

それは生きる上で大切なことです。

怖がらないで相談に行ってみてほしい

私は発達障害がずっと見つからず人生つまずきまくってきたしくじり先生です。

それもあっていまは小さな頃から療育に通ったり自分にあった環境で学ぶことができるのはすごく良いことだと思っています。

相談に行って必要であれば支援に繋がれるし、必要なければ育児のアドバイスをもらえます。子供にデメリットはないんです。

私のしくじりエピソードを読んで幼い頃のサインを逃すリスクを知ってもらって心配な方は踏み出してもらえたら嬉しいです。

私も息子の療育頑張ります!

自分のこともね。

長くなりましたが読んでいただいてありがとうごさいました。

参考になったら幸いです。

ではまた☻

moi

moi

主婦 / 神奈川県 /

36歳/夫・息子(3歳)/料理部・美容部/2年目隊員です。身長155cm。自分の好きを少しずつ発見してます。思い切ってやめたアイプチからの一重メイクや家庭菜園・庭造り・ファッション。息子の療育や家庭でしてる工夫。日々あったさまざまなことを書いています。片付けが苦手。2年目の抱負は【好きをもっと煮詰める!】書くことが大好きなので気持ちを乗せてこれからも更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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