この記事、3部作の後編でございます。

前編：”軍モノ”でサステナブル＆エターナルなファッションが楽しい！
https://lee.hpplus.jp/100nintai/1927628

中編：ヨーロッパの軍モノアンダーシャツが、めちゃくちゃ使えるんです。
https://lee.hpplus.jp/100nintai/1955119/

 

続きまして。またまたスウェーデンより、コットンリブサーマル。

最初に登場したヘンリーさんと同じくスウェーデンのものですが、こちらは70～80年代のものだそう。しっとり柔らかいコットンリブのアンダーシャツ。お店に入荷したてでズラリ！と並んでいた中で、びびびびーっ。と目があった個体が1つだけあって。それが

 

この、ボロボロさん。
―――この子だけかなり、もう、やられておりました。首もボロボロ。袖もボロボロ。袖なんて穴だらけ。笑
このやられ具合がたまらず、「す・・・好き！このボロボロが好き！」と悶絶していたら、

「そうですよね。自分でどれだけ洗濯しても、こんな風にはなりませんからね。」

とダメ押しの一言をいただき、ラックに戻せなくなった思い出。ちーん。
ちなみにこの子以外はもっとちゃんと（？）綺麗な佇まいでしたので、キレイめがお好きな方でも大丈夫です。←何のフォローなのか。

ボロボロな上にサイズが大きいので、（多分）丸首だったはずが若干ボートネック風になるのもまたツボで。こんな風に同じ物でも着ていた人によってそれぞれに違う個性が出ていて、その中から「私はコレ！」という1枚と出会う―――とこれが古着の楽しさだなあ～♡と思うエミッコであります。

 

↑ 良い感じにややボートネック化しているの、おわかりいただけますでしょうか。
これもまた、首まわりや鎖骨の見え方が綺麗。なんだろう、ヴィンテージの軍モノアンダーシャツ＝女性が着ると首元綺麗に見える説、です？

 

コットンリブサーマルのコーディネートを考える。

白のリブロンT＝無限に使いようがあるわけですが、お店で目があった瞬間に「デニムのオーバーオールのインに着たい！」と思ったので、まんまそのコーデをご紹介してみます。
白と褪せたブルーの2色だけで潔くコーディネートするも良し、小物でカラフル＆POPに味付けするも良し。

 

↑ 白＆褪せブルーにシルバーだけを加えた色抑えめバージョン。色落ちデニムにボロボロのロンTだけど、それが良い意味で力の抜けた感じに作用するのか、ジュエリーとパンプスを加えるだけでなんだかオトナな古着女子感。

 

↑ 小物で何かと色を送り込んでみるバージョン。色をいっぱい盛ると、同じ服もぜんぜん違うテンションに。どっちも好きだなあ～。

 

こちらを検索される場合は、「スウェーデン　ミリタリー　リブサーマル」で多分出てくる・・・はず！

 

最後は裏返してもかっこいいミリタリージャケット、fromギリシャ。

実は・・・ミリタリー系のシャツジャケットって苦手意識があって、今年になって購入したこの子が人生初！なのです。
なぜこれまで避けてきたのに今？―――と言うと、単にこれを勧めて下さったHOMIESのオーナーさんが上手過ぎたから。笑

少しお話ししただけなのに、ダメージの味あるモノに惹かれがちな私の傾向を察知して「デッドストックもあるけど、お姉さんこっちの方が好きでしょ？」と出してきて下さったのがまさに好み！な味染み系で。
しかも「シャツジャケットなので、シャツとして着られるサイズ感をお勧めしたいですね。」とコンパクトなジャスト女子サイズを勧めて下さるあたりもう・・・上手いとしか良いようがない。

しかもしかもこちらのオーナーさん、私が大好きなSwell Vintageのmegさん（古着のジャケットを、華麗に裏返しで着る名人）をご存知なので・・・

「これもね、裏返して着ればmegさんみたいになるわけですよ。」

―――「・・・それ買います。」←毎度ながら単純過ぎる私。

 

そして勿論、すぐに裏返して着ますよ。

そうそう。
↑ の写真、実はもちもち系イタリアアンダーニットの時に登場したのと同じ写真なのですが、意外と「エミッコよ・・・ジャケット裏返しやで・・・！！」と思っていらした方は少ないのではないかと思います。

 

これ、裏返しです。
さすが昔の、しかも軍モノなので作りがしっかりしていること、着込まれて当たりや風合いが出ることによって、なんだか「裏向きですよ、それ。」感がない気がしています。

 

切りっぱなしやポケットのアタリも素敵。現代のお洋服だとなかなかこうはいかない気がしますが、ヴィンテージだと裏返しても本当～に違和感ないんです。「こういうデザイン」にしか見えないというか。不思議！

 

こっちが、表。
何回か表→裏→表・・・とやっていると、もはやどっちが表だったか自分でもわからなくなってくるぐらい。

裏返しだと、↑ に見えているエポレット（肩章）とポケットのフラップがいなくなるので、ミリタリー要素が消えてよりカジュアルな印象に。さらにウエストの紐が主張するところも、カジュアル感UP。
こんな風に印象が結構変わるので、「勝手にリバーシブル♪」なおトク感なのですよ！！←力説。

 

というわけで、ミリタリージャケットコーデを考える。
その1.表バージョンは「ミリタリー”シャツ”」っぽく。

オーナーさんに勧めていただいた通り、シャツっぽくコーディネート。コンパクトな女子サイズなので、前のボタンを閉める＋シャツみたいに袖まくりをする。というそれだけでシャツらしさが出ます。

プリーツスカートやバンダナを使った超カンタンなおリボンヘア（←また今度ブログにも書きますね！）といった可愛げ要素を加えて、「ゴリゴリのミリタリー！」にならないように。

 

その2.裏バージョンは薄手のカジュアルアウターっぽく。

いつものSZ BLOCKPRINTSのドレスの上に、裏返したJKをばさっと羽織って。
袖を通す場合は、襟をしっかりめに抜いて着ると女子っぽくてカワイイ。

ミリタリージャケットって、こういう花柄やふんわり系のワンピースをピリっと大人な感じに引き締めてくれることをようやく知り、今では欠かせないアイテムとなりました。

 

ちなみにコチラは、「ギリシャ　フィールドジャケット」とかで検索すると、似たようなのが出てくるかと・・・←ちょっと不安。

 

って、よし。よし！！

全部ご紹介出来たーーーーーーっっっ！！！！

 

ここまで辿り着いて下さった皆さま、いつもながらに本当にありがとうございます。エミッコ、感涙です。そしてお疲れさまでした・・・！

結局何が言いたいのかよくわからない感じになっておりますが、いつも通り雑にまとめると、

・「ヴィンテージ」と呼ばれるお洋服の中で、古着初心者でも入りやすくて間違いがないジャンル＝軍モノ（お値段的にも、長く愛せるデザインという意味でも。）

・その中でも初心者的に重宝したのが、アンダーシャツ系・シャツジャケット系。

・とにかくナンボでも着回せる。着回し力が高い上に、着込まれた「味」ゆえに新品のものよりもこなれる気がする。

・アンダーシャツ系はなぜかデコルテが綺麗に見える説アリ。

・なんならジャケットは裏返したら「もう1枚の別のジャケット」として成立する（もし裏側にタグがあったら・・・切ってくださいね！）

・あっ！あと、書き忘れましたが・・・そもそも殆どが男性に向けたサイズ展開なので、パートナーとの兼用が可能です。ほら！半額になりましたよ！←？
（なんならパートナーに勧めて自分が借りる。というスタイルもアリ。）

 

以上です！ありがとうございました！ダッシュ！逃げよう！ちょとつもうしん！（違

 

前編：”軍モノ”でサステナブル＆エターナルなファッションが楽しい！
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中編：ヨーロッパの軍モノアンダーシャツが、めちゃくちゃ使えるんです。
https://lee.hpplus.jp/100nintai/1955119/