藤井 恵さんがLEE世代に伝えたい
家族のごはん作りは「定番」に頼ればいい!
二人の娘さんが巣立った今、実感するのは「定番」こそが、家族の味になっていたこと。忙しさの中で藤井さんを助けた、なじみの味。今の私たちに必要なのは、そんな一皿でした。
藤井 恵さんが作り続けてきた
わが家の定番、5つの味
今でも、「あの味が食べたい」とリクエストされる「とりあえず、これさえあれば」の頼れる一品。藤井家の思い出のストーリーとともに紹介します。
2.【週5で食べられる鍋】

調理時間 10分
材料・2〜3人分
- 豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……200g
- キャベツ……400g
- もやし……1袋
- にら……1束
- にんにくの薄切り……3かけ分
- 赤唐辛子……2〜3本
- A)
- だし……4カップ
- 酒、みりん……各大さじ1
- みそ……大さじ3と1/2
作り方
- 豚肉は4cm幅に切る。キャベツはひと口大のざく切りにする。にらは4cm幅に切る。赤唐辛子は種を取り除いて小口切りにする。
- 鍋にAを入れて溶き混ぜる。1の豚肉を入れてほぐす。キャベツ、もやし、にら、にんにく、赤唐辛子をのせ、中火にかける。
- 煮立ってしんなりしたら、全体を混ぜ、食べる。
藤井家の鍋つゆ・別バージョン
上記レシピAの〈みそ味〉のほか、〈塩味〉〈しょうゆ味〉の鍋つゆも藤井家の定番。3パターンもあれば、もう十分。
- 〈塩味〉
- だし……4カップ
- 酒、みりん……各大さじ1
- 塩……大さじ1/2
- 〈しょうゆ味〉
- だし……4カップ
- 酒、みりん……各大さじ1
- しょうゆ……大さじ3
今日はみそ味、翌日は塩味、その次はしょうゆ味とつゆを替えながら、夕飯のほとんどが鍋だった時期があります。具材はそのときにあるもの。鶏肉とキャベツだけの日もあれば、豚肉ともやしの日、ごぼうやこんにゃくが入ることもありました。
鍋は、作るのがラク。そして忘れがちな視点ですが、「食べるのもラク」。
以前の私は品数を揃え、栄養バランスにこだわった献立が一番だと信じていました。すると子どもたちがため息をつくんですね。たくさんおかずがあると、小さい子どもは迷ってしまうんです。
鍋なら、自分が食べたいものを、食べたい分だけ味わえるし、野菜もお肉も迷わずに、一緒に食べられるんですよね。
子どもたちが独立し、暮らしが落ち着いた今、彼女たちが求めれば、私はいくらでも凝った料理を作って出すこともできるのです。
それなのに、実家に戻ってきた娘たちにリクエストされるのは、なぜかというか、やっぱり、この鍋や餃子なのです。
過去のレシピも大充実な
Staff Credit
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/今田 愛 取材・文/福山雅美
こちらは2026年LEE10月号(9/7発売)「家族のごはん作りは「定番」に頼ればいい!」に掲載の記事です。
藤井 恵
料理研究家・管理栄養士
料理研究家・管理栄養士。大学在学中からテレビの料理番組のアシスタントを務めた後、フードコーディネーターを経て、料理研究家として独立。 ヘルシーなおかずやおつまみ、お菓子までわかりやすいレシピが好評。著書に『繰り返し作りたい定番料理』(主婦の友社)、『世界一美味しい! やせつまみの本』(主婦と生活社)など、多数。





















