大人気シリーズ第4弾!
料理家たちの「料理がしんどい日」何作る?
料理を仕事にする今井さんに「しんどい」の悩みを相談したら、「頑張りすぎなくてOKです。休んで!」ときっぱり。でも時に、逃れられないこともある……というわけで、そんなときでも何とか作れる、とっておきを教わりました!
「鉄板ルール」があれば乗り越えられます
「しんどいときは、何より“考える”のがイヤ!」という今井さんが編み出したのが、夜は調理法しばりで料理に取りかかるルール。「このルールで何度助けられたことか!」(今井真実さん)
夜は肉をゆで、ゆで汁もスープなどに
夜の調理プロセス
- 火をつける
- 肉をゆでる
- ゆで汁も活用
鍋に水と肉を入れて火にかける。じわじわと温度を上げることで、肉がふっくらと仕上がる。肉に火が通ったら、メニューによっては野菜も入れて。これで、主菜と副菜(つけ合わせ)が出来上がり。さらにゆで汁には、塩気をつければ汁物にも変身!
鶏もも肉とキャベツ&ワカメとひき割り納豆のみそ汁
“焼く”&“炒める”は、集中力が必要。しんどいときは火入れがアバウトでOKな“ゆでる”に限る!
調理時間15分
「大きめの肉は少々ゆで時間が長くても、おいしさに大差なし。キャベツも一緒にゆでて、栄養たっぷりのつけ合わせまで完成です」(今井真実さん)
材料・2~3人分
- 鶏もも肉……大1枚(300g)
- キャベツ……200g
- 塩……小さじ1
- 〈タレ〉
- みそ、ハチミツ、しょうゆ……各大さじ1
- 〈みそ汁〉
- 乾燥カットワカメ……2g
- ひき割り納豆……1パック(40g)
- みそ……小さじ1
作り方
- 鶏肉に塩を振る。出てきた水気をふき取る。タレの材料を混ぜ合わせておく。
- 大きめの鍋(深めのフライパンなど)に鶏肉と水3カップを入れ、みそを溶き入れてからフタをして中火にかける。沸いたら弱火にし、フタをせずに5分ゆでる。
- ②にキャベツを5㎝角程度にちぎって加える。フタをして5分ほどゆでる(途中でキャベツを一度裏返す)。
- キャベツを器に取り出す。
- ふつふつとしたら鶏肉を取り出し、少し休ませてから食べやすく切って④の器に盛る。混ぜ合わせたタレをかける。
- ⑤の鍋にワカメと納豆を入れ、2分ほど煮てからお椀によそう。
Staff Credit
撮影/鈴木泰介 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE8・9月合併号(7/5発売)「料理家たちの「料理がしんどい日」何作る?」に掲載の記事です。