FOOD

「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん 

和田明日香さんに聞く「料理がしんどい日」を乗り切る3つの方法

2021.08.19

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「しんどい」のも、「できていない」のもみんな同じ!料理家でも「料理がしんどい日」はありますか?そんな日はどう乗り切ってますか?

プロが毎日料理を続けられるのは、“手の抜きどころ”がわかっているから。それが見えれば、料理はもっと気楽になりそう。

お話を聞いたのは
和田明日香さん

これさえ出しておけば大丈夫!なメニューを持っておくと安心です

和田明日香さん

結婚後に義母である平野レミさんのもとで料理を学び、料理家として活躍するように。17時になると帰宅し、家族と食卓を囲む毎日を大切にしている。食育インストラクターの資格も持つ3児の母。


雑誌や書籍、テレビで活躍する和田明日香さん。義理の母は、おいしくてユニークなレシピで人気の“料理愛好家”平野レミさん。そのレミさんをして、「お嫁さんにきた当時はレタスとキャベツの区別もつかないほど料理を知らなかった!」と言わしめた和田さんが、今や次々とレシピを生み出す料理家に。

「確かに料理は好きになったけど、仕事で料理、家に帰ってまた料理となると、好きでもやっぱりしんどいことはあります」(和田明日香さん)

読者から挙がった、週の中盤の木曜とともに、日曜がしんどいという声にも納得です。

「家族みんなが休んでいるのに、自分だけごはん作りをしているというのは不公平ですもんね。ムカつきますよ(笑)。そんなときは、自分の好きなものだけ作っちゃう、というのもありじゃないかな。家族のため、も大切だけれど、もう少し“自分勝手”になってもいいのかなと思います。

私もしんどいときは、“居酒屋ごはん”なんてテーマで、自分のやりたいようにやっていますから。この前も、家族の誰からも求められていないアジのなめろうを突然作りだしたり(笑)」(和田明日香さん)

普段は、炊飯器でごはんが炊けるまでの40分ほどでおかずを作ってしまうのが和田さんのスタイル。でも時には、それすらできないほど時間に追われる日もあります。そんな日は、炊飯器でごはんを炊くよりも早く出せる「完成まで20分でいける」メニューが登場。

「あと、ごはん作りのうえでたいていの方が気にするのが、『今日、野菜が少ないな』ということだと思うんです。もちろん1日で完璧にする必要はなくて、10日くらいで栄養のバランスがとれていればいいはずなんだけど、気になるものはやっぱり気になる(笑)。

だから、材料も適当、手が勝手に動くほど手軽なものでいいので、野菜をたくさん食べられるメニューの引き出しを持っておくといいかも。これさえ出しておけば、まあ栄養的にはなんとかなる!という安心感って大きいですよね」(和田明日香さん)

「料理がしんどい日」は……

1.頭が働かなくても作れる野菜料理を出す

1.頭が働かなくても作れる野菜料理を出す

2.ごはんを炊かなくてもいいメニューにする

2.ごはんを炊かなくてもいいメニューにする

3.揚げ物は買ってきて、ソースだけ作る

3.揚げ物は買ってきて、ソースだけ作る

【特集】「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん


2021年9月号【「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん】より
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美

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