今井さんの「note」で大人気のレシピ。漬け込み時間なし、モクモクいぶす必要なしの手軽さなのに、不思議としっかりベーコン味! 「少し使うだけでどんな料理もおいしくなって、ソテーするだけでも大満足。食べ切る前に次を作る、わが家に欠かせない一品です」(今井真実さん)
いぶさないベーコン
塩とスパイスをまぶし、香りづけの茶葉を置いた鍋に入れてオーブンへ! 「低温でじっくり熱を入れて、しっとりと仕上げます。スパイスや茶葉は、家にちょっとずつ余っているものを自由に合わせて」(今井真実さん)
材料・作りやすい分量
- 豚バラブロック肉……500g
- 塩……大さじ1
- オールスパイス(または好みのスパイス)……小さじ2
- 白こしょう……小さじ1
- 茶葉(紅茶、ウーロン茶、緑茶など)……大さじ2~
下準備
- 豚肉を常温に戻しておく(触ってもひんやりしない程度まで)。
作り方
- 豚肉全体に塩、スパイス、白こしょうをまぶす。
- オーブンに入れられる厚手の鍋の底にアルミ箔を敷き、中央に茶葉を置く。①の豚肉を入れたときに茶葉が直接つかないように、別のアルミ箔を丸めて茶葉の両端に土手を作る。土手の上に①をのせる。
アルミ箔の土手に豚肉をのせる。「茶葉はお肉に少しついても問題ありません。香りが効率よくつくように、お肉の向きを調整して」(今井真実さん)
- フタをせずにオーブンに入れ、予熱なしで120℃に設定し、90分焼く。粗熱が取れるまで庫内で冷ます。
※冷蔵庫で5日保存可。長期保存したい場合は使いやすい分量に切り分けてラップに包み、冷凍庫で1カ月保存可。
こんがり焼けば、それだけでごちそうに
例えばこんな料理に
ベーコンソテー 蒸しじゃが添え
「ベーコンさえあれば、すぐにできちゃう家族に大人気のひと皿。マヨネーズを添えてちょっとポテサラっぽく味変するのもアリ。じゃがいもは水を張ったボウルでレンチンして、ムラなく火を入れます」(今井真実さん)
材料・2人分
- ベーコン……150g
- じゃがいも……2個
- レモン……適量
作り方
- じゃがいもはよく洗い、皮ごと3㎝角に切る。耐熱ボウルに入れ、かぶるほどの水を加えて蒸気を逃すようふんわりとラップをする。電子レンジ(600W)で10分ほど加熱し、水をきって好みで皮をむき、器に盛る。
- ベーコンは厚さ5㎜程度に切り、フライパンに入れる。中火にかけ、脂身がカリッとするまで焼いて①に盛る。くし形に切ったレモンを添える。
例えばこんな料理に
ベーコンのみそ汁
「ベーコンのうま味があるから、だしをとる必要はありません。『こんなに少しのベーコンで大丈夫?』と思うかもしれませんが、ググッと底力あるおいしさ。トマトやズッキーニを入れても」(今井真実さん)
材料・2人分
- ベーコン……50g
- さつまいも……中1本(80g)
- 玉ねぎ……1/2個
- 水……2カップ
- みそ……大さじ1
作り方
- さつまいもは皮を縞目にむき、5㎜厚さに切る。玉ねぎは薄切りにする。
- 鍋に①と水を入れて中火にかける。沸いたら火を弱め、さつまいもがやわらかくなるまで15分ほど煮る。
- ベーコンを小さめに切って加え、沸いたらみそを溶き入れる。
ほかにもこんな料理に
「これで作ったベーコンエッグは、それだけで立派な一品。ラーメンやチャーハンのチャーシュー代わりにしても。カルボナーラに使うと、これもまた絶品なんですよ」(今井真実さん)
教えてくれたのは
今井真実さん
料理家。夫、中学生の長女、小学生の長男との4人家族。実家は“庭に七輪があり、しょっちゅう何か焼いている”環境。6年前「家族共通の趣味を作ろう!」とキャンプを開始。
Instagram:mamiimai
Twitter:imaimamigohan
公式サイト:https://note.com/imaimami/
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「今井真実さんの無理せず満たされる献立1週間」収録
2022年LEE11月号好評発売中!
※“これなら気楽にできそう”な献立アイデア。“簡単だけど手抜きじゃない”レシピで人気の料理家・今井真実さんに教わります。
詳しくは10月6日発売の2022年LEE11月号をご覧ください。
【特集】今井真実さんの無理せず満たされる献立1週間
撮影/田上浩一 スタイリスト/石黒 綾 河野亜紀 取材・原文/福山雅美
こちらは2022年LEE11月号(10/6発売)「今井真実さんの無理せず満たされる献立1週間」に掲載の記事です。