デコレーションいらずで華やかな見栄えがかなう"焼くだけ"のケーキは、今年のおうちクリスマスや週末のお菓子作りにぴったり。人気上昇中のヴィクトリアケーキの簡単レシピを、息ぴったりのLEE名物コンビ、蛯原友里さんとムラヨシマサユキさんがお届けします!
久々のエビムラコンビ、張り切っていきます!
(右)Masayuki Murayoshi
製菓学校卒業後、パティスリー、カフェ、レストラン勤務を経て、料理研究家に。初心者でも理解しやすい緻密なレシピが大人気。『お菓子はもっとおいしく作れます!』(主婦と生活社)など著書多数。
(左)Yuri Ebihara
ファッション誌や広告、TV等で活躍する人気モデル。5歳の男の子ママという顔も持つ。昨年10月に発売された『Here I am』(集英社)と『THE DAYS』(小学館)が先月、電子書籍化されたばかり。
蛯原友里さんがムラヨシマサユキさんに習いました!
シンプルなのにかわいさ満点
基本の「ヴィクトリアケーキ」の作り方
甘さ控えめの生地にクリームとジャムをサンド。ヴィクトリア女王の好物だったことで知られる人気のケーキは、実は驚くほど簡単。
わかりやすい動画はこちら!
[材料・直径15cmスポンジケーキ型1台分]
〈下準備〉
・水きりヨーグルトを作っておく。ザルにキッチンペーパーやさらしを敷き、その上にプレーンヨーグルトを分量より多めにのせて、2時間~一晩おく。
・バター、卵は室温に戻しておく。
・オーブンは180℃に予熱しておく。
・型に型紙を敷いておく(下写真)。
無塩バター…100g
上白糖(グラニュー糖でも可)…90g
卵…2個
A
薄力粉…100g
片栗粉(なければ薄力粉)…大さじ1
ベーキングパウダー…小さじ½
生クリーム…150mL
水きりヨーグルト(ギリシャヨーグルトでも可)…100g
ハチミツ(なければ上白糖)…小さじ2
ラズベリージャム(いちごやブルーベリーでも可)…70g
粉砂糖、ハーブ、食用花(仕上げ用)…各適量
ボウルにバター、上白糖を入れて、泡立て器でふんわり白っぽくなるまでしっかり混ぜる。
卵を別のボウルで溶き、3〜4回に分けて1に加え、その都度よく混ぜる。
Aの粉類を合わせて2にふるい入れ、ゴムべらに持ち替えて、粉気がなくなるまで混ぜる。
3を準備した型に流し入れ、ゴムべらで表面を平らにならしたら、180℃に予熱したオーブンに入れて30〜33分焼く。
生地を焼いている間に、クリームを作る。生クリームをボウルに入れ、氷水に当てて(下に重ねたボウルに氷水や保冷剤を入れる)、もったりとする八分立てになるまで泡立てる。水きりヨーグルトとハチミツを加えて、さらに混ぜる。
生地全体が盛り上がって表面が乾き、中央が少し割れたくらいが焼き上がりの目安。竹串を入れて生地がついてこなければOK。熱いうちに生地を型紙ごと型から取り出し、クーラーにのせて粗熱を取る。
生地の型紙をはがして、包丁で高さを半分にスライスする(包丁を入れ始めるのと反対側の終点にも、あらかじめ少し切り目を入れておき、そこをめがけてスライスすると、最後まできれいに切れる)。
切った生地の下部の断面に、ジャム、5のクリームの順に塗り広げる。ジャムは、後ではみ出さないよう端まで塗りきらない。クリームは平らに整えなくても、こんもり盛ればOK。
上部の生地でサンドする。ジャムとクリームがはみ出すほど押さえすぎず、上部が水平になるまで軽くのせる感じで。
粉砂糖を、茶こしなどを使って上に振りかける。
冷蔵庫に20〜30分入れて、クリームを落ち着かせる。冷やすことでカットしやすくもなる。
上にハーブや食用花を飾って、出来上がり!
写真のように円形にあしらえば、リースのように華やかになってクリスマスなどのイベントにもぴったり!(今回使ったのはチャービルと食用ミニバラの花びら)
『難しいデコレーションなし!「焼きっぱなしでかわいいケーキ」』詳しい内容は2020年LEE12月号(11/6発売)に掲載中です。
撮影/大森忠明 ヘア&メイク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/河野亜紀(物) 徳永千夏(服) 取材・原文/磯部安伽
※商品の価格は本体価格(税抜き:2020年11/6発売LEE12月号現在)で表示しています。