当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表示する目的で Cookie を使用する場合があります。詳しくはこちら

LIFE

「夏冷え」不調をリセット!パーツ別温めケア

【仙骨シャワーのやり方を解説】不調改善!子宮や内臓の働きが活性化

2017.08.16

この記事をクリップする

冷えの改善はもとより、健康や美容に効果的と、ジワジワ人気が高まっているお灸。

体の一部分だけを温めると、そこに血液が集中することで結果的に全身の血流がよくなり、体全体が温まります

そう教えてくださったのは、遠方からも患者さんが訪れる、名古屋市の人気サロン「鍼灸マッサージありがとう」院長・鍼灸師の白神典明さん。

夏は気温が高いので自覚しにくいですが、意外とおなかまわりは冷えていて、胃腸や腎臓など内臓の働きは低下しています。部分的に温めるだけで内臓をはじめ、全身を温められるお灸は、まさに夏の冷え解消にぴったりな健康法なんですよ

「鍼灸マッサージありがとう」院長・鍼灸師の白神典明さん

とはいえ、火を使う、ニオイが気になるなど、普通のお灸にハードルを感じる人も。そこでおすすめしたいのが「シャワーお灸」!

今回は、毎日続けやすいシャワーお灸のメリットや方法をご紹介します。

Index
  1. シャワーお灸でおなかを温める仙骨のツボを刺激!
  2. 仙骨ってどこ?
  3. シャワーお灸のメリット
    1. 毎日忘れず続けやすい
    2. ツボ位置をはずしにくいから簡単
    3. 自律神経が整う
    4. 冷えだけでなく睡眠改善にも効果的
  4. シャワーお灸4つのルール
    1. 1. 温める順序は、体の下から上へ
    2. 2. 肌が赤くなり"熱きもちいい"程度まで
    3. 3. 実践後は、全身にお湯を浴びない・湯船に入らない
    4. 4. 飲酒後、熱があるとき、ケガしているときなどはNG
  5. 仙骨シャワー(シャワーお灸)のやり方はこれだけ!
    1. 1. ふだんのシャワーの温度でお湯を仙骨に15秒当てる
    2. 2. 「少し熱い」と感じるまでシャワーの温度を上げる
    3. 3. ①と同様に、15秒間仙骨にシャワーを当てる
    4. 4. さらに湯温を上げて腰を突き出した姿勢で当てる

もっと見る

シャワーお灸でおなかを温める仙骨のツボを刺激!

冷え解消には夏でもきちんと湯船につかるのがいいとわかってはいても、暑くてツライという人は多いもの。

シャワーお灸なら、仙骨にシャワーを当てるだけで湯船につからなくてもしっかりおなかまわりを温められます。仙骨は、子宮をはじめとした内臓の血流をうながし、働きを活発にするのに効果的なツボです。
1日2回、朝晩できればベストですが、忙しければ3日に1回でも。できるだけ定周期で行うと、体にリズムができて自律神経が整い、冷えや婦人科系の悩みの改善のほか、さまざまな体調不良も解消されますよ

「鍼灸マッサージありがとう」院長・鍼灸師の白神典明さん

仙骨ってどこ?

仙骨はお尻の割れ目のすぐ上にあり、左右の骨盤をつなぎ、子宮や卵巣を後ろから包み込む骨。内側には、下半身の血流や内臓の活性化を担う骨盤内臓神経が通っており、仙骨はとっても大事なツボなのです。

シャワーお灸のメリット

毎日忘れず続けやすい

シャワーお灸は、毎日の入浴時やシャワーの際に、汗を流すついでに行えるのでとっても手軽。火を使う手間もないので、忙しい人でも続けやすい!

ツボ位置をはずしにくいから簡単

正確なツボの位置に、ピンポイントでお灸を置くのは難しいもの。シャワーお灸ならツボを含むだいたいの位置に当てればOKなので、やりやすい。

自律神経が整う

シャワーお灸で体を局部的に温めると、そこに血液が集まり、副交感神経にスイッチが切り替わります。自律神経のバランスが整い、心身ともにリラックス。

冷えだけでなく睡眠改善にも効果的

毎日同じ時間にシャワーお灸をすると、体が一定の時間帯にリラックスモードに切り替わるように。入眠がスムーズになり、よく眠れるようになります。



シャワーお灸4つのルール

1. 温める順序は、体の下から上へ

心臓から遠く離れた場所ほど血液の流れは悪く、冷えてしまいがち。足先など、遠い部分から心臓に向けて、下から上に血液を押し流していくイメージでシャワーを当てて。

2. 肌が赤くなり"熱きもちいい"程度まで

シャワーの当たっている部分とそうでない部分の温度差があるほうが、より高い効果が。お湯の温度は10秒間耐えられるくらいのやや熱めで、気持ちよさを感じる温度に。

3. 実践後は、全身にお湯を浴びない・湯船に入らない

シャワーで血液を集中させて温めたのに、その後に湯船につかったり全身にシャワーを浴びると、集まった熱が分散してしまい、効果がダウン。

4. 飲酒後、熱があるとき、ケガしているときなどはNG

シャワーお灸で血流がよくなると、アルコールが回りすぎる可能性大。熱があるときやぎっくり腰直後は、温めることで痛みが増す場合もあるので要注意。

仙骨シャワー(シャワーお灸)のやり方はこれだけ!

1. ふだんのシャワーの温度でお湯を仙骨に15秒当てる

まずは通常の適温にしてシャワーヘッドを壁にかける。「1 、2 ……」と数えながら仙骨にお湯を15秒ほど当てる。深呼吸しながら当てると温めに効果的。シャワーの強さなどベストな加減を探して。

2. 「少し熱い」と感じるまでシャワーの温度を上げる

数え終わったら、お湯の温度を、自分にとって「やや熱い」と感じるくらいまで上げる。温度感覚の個人差や、シャワーお灸の慣れにもよるが、41~43℃くらいを目安に。

3. ①と同様に、15秒間仙骨にシャワーを当てる

②で上げた「やや熱い」と感じる温度で、①同様に15秒間、仙骨にシャワーを当てる。数え終わる頃には熱さに慣れているはず。慣れていなければ、さらに慣れるまでシャワーを当て続けて。

4. さらに湯温を上げて腰を突き出した姿勢で当てる

さらに、「熱いけどなんとか耐えられる」と感じられるところまで湯温を上げ、お尻を少し突き出した姿勢で、30~60秒シャワーを当てる。やけど防止のため、湯温は最高でも47℃までに。


しっかり温めることのできるシャワーお灸。ぜひお試しを!
次回は横隔膜リセット運動をお届けします。

イラストレーション/moko. 取材・原文/遊佐信子
詳しくは2017年8/7発売LEE9月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる