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夏休みの海外旅行「海外旅行保険」にも円安の影響が! クレジットカード付帯の保険だけ、という人が気をつけるべきことは?
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松崎のり子
2026.07.15
今後、海外旅行保険料が引き上げへ

いよいよ夏休み。海外旅行を楽しみにしている人もいるのではないでしょうか?
先日、ちょっと気になるニュースが入ってきました。
海外旅行傷害保険の保険料が、今後引き上げられることになりそうなのです。
まず、保険料が決まる仕組みを簡単に説明しましょう。私たちが払う保険料は、主に保険金に充てられる「純保険料率」と、保険会社の事業経費などに使われる「付加保険料率」を合計した数字をもとに決められています。そのうちの「純保険料率」の参考数値を算出している損害保険料率算出機構が、10年ぶりに旅行傷害保険の数値を引き上げるとしたのです。
コロナ禍等で海外渡航数が減っていたこともあり、しばらく料率見直しは見送られてきましたが、今回は平均で40.3%もの引き上げになりそうです。今は金融庁に新しい数値を提出し、審査を計っている段階で、今年の夏休みからすぐに値上げというわけではありませんが、審査が終われば各保険会社が保険料の引き上げに動きそうです。
海外の医療費が高騰していることも原因

今回の引き上げの背景には、円安が関係しています。海外旅行保険というと、旅行中のケガや病気の治療費用が心配という人が多いでしょう。
10年前と比べて円安が進行しており、海外での治療費を円換算した時の金額が増えてしまうこと、また各国における医療費自体が高騰していること等が、今回の見直しにつながっています。損害保険料率算出機構によると、一人あたりの支払保険金は約1.5倍、約5万円の増加になっているとか。現在も円安が進行しているので、この状況は改善しそうにありません。
クレジットカード付帯の保険があれば大丈夫⁉
なお、海外旅行に行く人の中には、「クレジットカード付帯の保険があるから大丈夫」と考えて、特に海外旅行保険に入らない人もいるようですが、円換算で医療費が高騰している状況ではカードの保険だけでは補償金額が足りないケースが考えられます。
また、コロナ禍で海外渡航客が落ち込んでいた期間に、旅行保険適用の条件を見直したカードも多いのです。それまでは保有しているだけで保険対象になったカードでも、旅行料金等をカードで決済しないと対象にならないといった条件変更を行っているので、それも併せて確認しましょう。楽しい旅行が「こんなはずではなかった」とならないように、万が一の補償も万全を期したいものです。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。
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