7年間で1700万円貯めた!
「お金を貯めるためにした4つのこと」LEE100人隊あおさんの貯金術が無理なく、続けやすかった!
2025.03.05
誰でもマネできます!
あおさんがお金を貯めるためにしていること4
あおさんの貯金術は無理がなくて、続けやすく、誰でもできることばかりなのが魅力です。お手本にすれば、あなたの貯金もぐっとアップするはず!
していること
1
家計簿をつける
毎月の収支や内訳が見えるようになり、意外な出費を発見

最初に実践したのは、毎月の収支を把握すること。項目を細かくしすぎて挫折した過去の経験を踏まえ、チェックする項目は3つだけに。自分が続けられる家計簿のやり方を見出したところが、あおさんの工夫です。
「レシートを1カ月分、ファイルボックスに放り込んで月末に確認。最初の頃は外食やショッピングモールでの買い物など、本当に必要?という出費が多かったです」。
支出を見える化したことで、意識せずに使っていたお金が想像以上にあったことに気づいたそうです。
難しいと続かないから!
\あおさんは3つの項目だけをチェック/
食費・日用品費
2つの項目を合体させて計算を簡素化。「生活の核になる支出を大まかに把握できます」
カーシェア、映画などやりくり費
日常のプチ贅沢にあたる支出。「食費を抑えた月は映画に行くなど、調整しながら使います」
誕生日、旅行など特別費
夫のボーナスから捻出。上記2つの生活費とは別と考え、必要なときに惜しまず使う。
「細かい計算はせずに、生活に絶対必要な支出とプチ贅沢の支出を把握。2つのバランスがとれて予算をはみ出なければ、家計が崩れる心配はなし。特別費はこの中で収まれば自由に使っていいので心の余裕にも」
していること
2
お金をかけるところ、絞るところを決める
苦しいガマンはせずに、お金を貯めながら、満足度の高い使い方を

家計簿の開始とともに「使い方のルール」も夫婦で相談したあおさん。
「子どもの教育費や家族旅行にはお金をしっかりかけたい。その分、固定費の絞れる部分を洗い出し、車を手放してスマホは格安のものに。不要な保険も解約。目的なくコンビニに行くことをやめ、平日は簡単なものでいいので、必ず自炊に」。
使い方にメリハリをつけることで、つらい節約をせずに、満足度の高い使い方を実現!
お金をかけるところ
子どもの教育費
「子どもが希望する習い事ややりたいこと、進路をいつでも応援できるように、余裕を持って準備しています」
家族旅行
「子どもたちといろいろな体験をしたいので、なるべくたくさん旅行できるように、予算を設定しています」
お金を絞るところ
車
「以前は車を所有していましたが、駅から近く、カーシェアの利用もできるマンションの購入を機に手放しました」
スマホ代
「各社サービスを常にチェックし、4社ほど乗り換えています。今は日本通信SIMで月1390円のプランを利用」
外食
「平日は一汁一菜でいいと割り切って、その分週末は丁寧に料理をすると決めたら、外食が減りました」
Column
保険はどうしてますか?
状況や考えの変化に合わせて、保険も見直しました!

生命保険
「夫は1つ加入していますが、私は解約。学資保険やペアローンで住宅購入した際の団体信用生命保険があるので、もしものときの保障はそれで十分だからです」
医療保険
「お金の勉強をする中で、日本は高額療養費制度など、公的な医療保障が手厚いことがわかり、もともと入っていた入院保険やがん保険をすべて解約しました」
学資保険
入学など、まとまった金額が必要なときに確実にお金が手元に入るという点がメリットと判断。「うちは夫名義で長男、私名義で次男の保険に加入しています」
自分の服や美容にかけるお金はどうしてる?
お金をかけるアイテムを決めています
「コートやファンデだけは値段が高くてもいいものを、トップスやボトム、アイシャドウなどの色物はリーズナブルに。服や美容もメリハリをつければ満足度を保てます」
していること
3
投資をする
現金を投資信託に回したことで、お金が増えるスピードがグンとアップ

「お金の本10冊全部にやるべきと書いてあり、これはやらねばとなったのが投資です」。
でも資産が減るリスクもあるのでは?
「短期ではなく、10年、15年先にお金が増えていることを目指して、リスクを分散しながら資産を運用できる投資信託を選びました。コロナ禍には大幅ダウンを経験しましたが、長期的に世界規模でみれば株価は右肩上がりになる可能性が高いと学んでいたので動揺はしませんでした」。
銘柄は世界の株式に分散投資をする『全世界型株式』と、アメリカの代表的な株価指数に連動するように設計された『S&P500』。7年前、子ども用に貯めていた現金をジュニアNISA枠を利用して投資し、それが現在、元本の約1.8倍に!

不測の事態が起きて、もし夫婦の収入がゼロになっても、投資分を取り崩さずに家族4人が約1年は生活ができるよう「生活防衛費」を現金で保有。それ以上の現金は持たず、投資に。保険は夫の貯蓄型生命保険と子どもの学資保険。

毎月の手取りのうち、約3割を貯蓄に回す(現金、保険、投資信託)。その時の状況に合わせて、2割になることも。
今は、毎月手取りの14.6%を投資信託に口座はSBI証券で

現在はあおさん名義のNISA枠を利用して、毎月投資信託をつみたて中。
していること
4
1年に1回、総決算をする
1年間に増えたお金を確認すると、翌年のモチベーションアップに!

年末に1年分のエクセルシートを振り返り、収支と貯蓄額を確認。
「1年間で収入の3割を貯められたときはよく頑張ったなと自分を褒め、長男の受験で貯蓄が減った年は、いい支出だったと満足感に浸りました。1年間の成果が目に見えることで、翌年のやる気につながっています」
ほかにも、こんなことやってます
料理教室に通い、自炊を楽しむ
「オンラインの料理教室に入って以来、週末にじっくり料理するのが趣味に。外食が減り、食費も浮きました」

ポイントはマイルに集約して、帰省時の交通費に
「光熱費や食品費などを航空系マイルが貯まるクレジットカードで支払い、毎年の帰省にかかる交通費を無料に」
家電や設備の節約機能を把握して有効活用
マンション入居時に渡された設備の説明書や家電の説明書は、最初に熟読。「電気代が安くなる時間帯や使い方を知っておき、無理のない範囲で取り入れています」
旅行はキッチン付きの宿で、現地の食材を堪能
キッチン付きの宿で、1泊2食付きのホテルよりもコストダウンに。「現地の食材を味わえて、家族で調理するのもいい思い出」

お金に関する最新情報は、常にチェック
貯まる仕組みを確立したものの、今でもお金の勉強は継続中。「アンテナを常に張り、より貯まる方法を探しています」
お金を貯めるって、クリエイティブですごく楽しいです!

昔は貯金するにはガマンの連続、お金って難しそう…と思っていました。でも、1つずつ実践してみると、ゲームを攻略するようでおもしろく、投資をやっていくうちに、経済や世界状況にまで関心が広がりました。お金の使い方も見直したことで、生活の幸福度もアップ!
Staff Credit
撮影/名和真紀子 イラストレーション/oyasmur 取材・原文/田中理恵
こちらは2025年LEE3月号(2/7発売)「LEE100人隊あおさんの貯金術がすごかった!」に掲載の記事です。
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