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節約も省エネもお任せ!家計を助ける【AI家電時代】へ カメラ搭載冷蔵庫、自動省エネエアコン…最新情報をご紹介

  • 松崎のり子

2024.11.26

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AIカメラで野菜室の在庫をリスト化

急速に私たちの暮らしに浸透しているAI。

10月に開催された最新テクノロジー展示会「CEATEC(シーテック)」では、AI技術やネットと連動した最新デジタル家電が紹介されていました。その中から、家計を助けてくれそうなものをご紹介しましょう。

ユニークだったのは、「AIカメラ搭載冷蔵庫」です。

冷蔵庫のトップ部分に広角・狭角カメラが取り付けられ、冷蔵庫のドアを開閉するたびに庫内を撮影するのだそう。

引き出しタイプの野菜室の場合、撮影した画像からAIが野菜の種類や入庫した日を認識し、何が入っているかをスマホのアプリにリスト化してくれます。野菜室を開けて出し入れするごとに画像が更新されるので、新しく野菜を入れると認識してリストに追加。

また、ずっと野菜室にあるものはリストの「早く食べたほうがいいもの順」の上位に来るので、フードロスを防ぐ助けになるというわけです。

この冷蔵庫はすでに発売中とのこと。AIの画像認識技術は、冷蔵庫だけでなく、家庭内のさまざまな在庫管理に役立ちそうですね。

エアコンは天気情報を取得して、自動で省エネ運転

ネットとつながるIoT家電が登場して久しいですが、スマホで遠隔操作ができるというくらいで、生活を変えるほど便利になるイメージはありませんでした。

でも、これからのエアコンはもっと賢くなりそう。

ネットから天気情報データを取得して、その日の天気をもとに自動で省エネ運転を行ってくれるのです。

将来は家族構成やその家のライフスタイルのデータを蓄積することで、いちいち人間が操作しなくても、省エネに配慮しつつ、最適な温度に整えてくれるエアコンが当たり前になるのかもしれません。

また、ネットから気象情報を取り込むことで災害に備えようという試みも。災害の注意報や警報が発令されると、停電や断水に備えるために風呂のお湯張り提案がスマホのアプリに届くというのです。

万が一、災害で断水が起きたとしても、浴槽に貯めた湯を生活用水として確保するのが狙いです。

通知をもとに、自宅にいなくてもアプリを通じて湯張り操作もできます(湯船の栓を閉めた状態で利用)。

家電のスマート化は今後もどんどん進むでしょう。どんなことができる家電や設備が登場するのかわくわくしますね。

松崎のり子 Noriko Matsuzaki

消費経済ジャーナリスト

消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。

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