Vol. #
85
アリエテ ビンテージシリーズ「キッチン家電3種(トースター、ケトル、ブレンダー」
![アリエテ1](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/1-1024x789.jpg)
6月は家電の新製品発表会だけでなく展示会・商談会も多く、1日にいくつかハシゴすることも。展示会では新製品以外にも、人気アイテムや注力商品が並んでいることも多く、これまで知らなかったメーカーやブランドと出合える場でもあったりします。そんな展示会の会場で先日見つけたのが、イタリア・フィレンツェ発だというおしゃれなキッチン家電ブランド「アリエテ」。中でも人気のビンテージシリーズは、トースターや電気ケトル、ブレンダ―がそろっていて、ブルー、グリーン、ベージュの3カラーあり、価格もお手ごろ。お気に入りのカラーで3アイテムそろえれば、気分が上がること請け合いです!
焼き目は6段階、冷凍モードや温め直し機能も備えたポップアップトースター
トップバッターは、一度に1~2枚の食パンが焼けるポップアップトースター。チーズトーストを焼いたり、お惣菜パンを温め直したりということはできませんが、トースト派ならコンパクトで場所を取らないポップアップトースターは選択肢に入れたい家電です。というのも、ヒーターに近いので比較的焼き時間が短く、予熱も不要。しかも外はこんがり、中はしっとりもっちりしたトーストが焼けるのです。よく、ガスコンロの魚焼きグリルでトーストをするとおいしいと言いますが、それに近い状態かもしれませんね。
![アリエテ2](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/2-1024x663.jpg)
6段階ある焼き目調整目盛りを回転させて好みの焼き加減を選び、スロットに食パンを入れたら、右にあるレバーを下まで下げると加熱が始まります。1枚だけの時は、どちらのスロットに入れても大丈夫です。パンが焼けると加熱が終了してレバーが上に戻る仕組み。目盛り3でのトーストは全体にムラなく焦げ目がついて、私好みの焼き加減でした。
![アリエテ3](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/3-1024x768.jpg)
冷凍したパンを焼くモードもあって、これは通常のトーストと同じように焼き加減を選んでレバーを下げた後で、右端にある雪の結晶マークのあるボタン(=解凍ボタン)を押せばOKです。ユニークなのが「トーストしたパンを温め直す」モードがあること。レバーを下げた後で解凍ボタンの代わりに、真ん中のボタンを押すと、焼き目に関係なく一定の時間加熱する仕組みになっています。試してみたら、トースト後、30分も経ったような場合というよりは、先にトーストしてしまった後でコーヒーを淹れたりしていて5分ほど経ってしまった…というようなときにぴったりな感じでした。
![アリエテ4](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/4-1024x698.jpg)
![アリエテ5](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/5-1024x768.jpg)
まるで小さな「やかん」のようなステンレス製の電気ケトル
続いては、シンプルな作りの電気ケトルです。ステンレス製で注ぎ口が大きめ、フタを上に引っ張って取り外す仕様など、これはまさに小さな「やかん」というのがぴったり。小さく見えますがMAXで1Lまで沸かすことができて、最小の容量は0.4Lとのこと。水が少なすぎると空焚き防止機能が働いて安全装置が作動して自動停止してしまい、お湯は沸かないので本体内側にある「MIN」の線以上の水を入れるようにしましょう。
![アリエテ6](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/6-1024x1015.jpg)
温度調節機能・保温機能はないけれど、シンプルに「スピーディーにお湯を沸かして、沸いたらムダな電気を使わない」という電気ケトルの基本のような一台。展示会では担当者の方が「注ぎ口が大きいのでカップラーメンを食べる時にお湯が早く入れられて便利です」と真顔でおっしゃっていましたが、実際に使ってみると、ドボドボとたくさんお湯が出てきてしまうこともなく、傾け具合でいくらでも調整がきくのでご安心くださいね。
![アリエテ7](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/7-1024x761.jpg)
万が一、倒してもお湯がこぼれにくい仕様にはなっていませんが、やかんのように底面が広くしっかりしているので倒れる心配はほとんどなさそうです。ただし、ステンレス製でまわりが熱くなる(これはポップアップトースターも同様ですが)ので、お子さんの手の届かないところに置くように気をつけたいですね。
逆さまにして小さく収納できる6枚刃のブレンダー
最後は6枚刃が使われていてパワフルなブレンダ―をご紹介しましょう。展示会ではブレンダ―容器が逆さまになってかぶせられて、コンパクトなスタイルで置いてあったので何の家電かわからず「これは何ですか?」と質問してしまったほど。高さがグッと低くなって収納性がよくなり、フタは容器の底面にあるコネクター部分にちょうどよく収まって帽子のように見えるのも何だか可愛いのです。スピードダイヤルの出っ張り部分が、ブレンダ―容器の注ぎ口の形状とぴったりで、よく考えてデザインされているなあと感動してしまいました。
![アリエテ8](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/8-753x1024.jpg)
さて、ブレンダ―としての実力はいかに? スムージーやジュース、シェイクなどの「攪拌」のほか、野菜のピューレや離乳食作りのための「つぶす」、パンケーキ生地などを作るときに「まぜる」、マヨネーズ作りでの「乳化」のほか、家庭用の冷蔵庫で作った氷であればクラッシュアイスを作ることもできます。
アトリエの冷蔵庫で久しぶりに氷を作り、それを使ってクラッシュアイスを作ってみることにしました。ダイヤルを左の「P」に回してパルス運転で様子を見ながらやってみたところ、あっという間にかき氷状になったので、一部小さな塊が残ったところでストップ。クラッシュアイス&小さな氷をグラスに入れ。濃いめに淹れたコーヒー注いで急冷したあと、バニラアイスをのせてコーヒーフロートにしてみました。
![アリエテ9](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/9-1024x660.jpg)
![アリエテ10](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/10-852x1024.jpg)
ブレンダ―容器が樹脂製で軽いので、最大1.25Lまで作れるジュースなども手に負担なく使えそうです。
![アリエテ11](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/06/28/11-1-1024x683.jpg)
3アイテムともに、操作部がダイヤルやボタンで、デザインもレトロ感あふれていて、操作もシンプルだから使いやすいのもいいなと思ったポイント。アリエテはフィレンツェに本社があり、1964年に誕生した家電ブランドでヨーロッパを中心に世界50か国の国と地域で展開されているというのもうなずけるというもの。家電量販店やECサイトのほか、イオンの家電売り場でも扱いがあるそうです。
製品DATA
- ブランド:アリエテ
- 商品名:「ビンテージシリーズ(トースター、ケトル、ブレンダー)」
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
●Info●
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