睡眠が取れていれば、日中は快活に
親子で一緒に寝ていると、お互いの睡眠の質が悪くなる? 2児の母で睡眠カウンセラーのモデル 美優さんに聞きました
2024.06.27
睡眠時間、環境、快眠のコツを公開
LEEでおなじみのアクティブなあの人、実は寝ています!
活躍している人ほど、実は睡眠最優先だった! 多忙な中でどのように睡眠時間を確保しているの? いい睡眠のための工夫も聞きました。
過去の“どこでも寝られる”自慢を反省。睡眠が取れていれば、日中は快活に
お話を伺ったのは
美優さん
モデル
モデルとして数多くの女性誌、広告などで活躍。SleepLIVE公認カウンセラーの資格を持ち、表参道の「gooslee」にて睡眠カウンセラーとしても活動中。https://sleeplive.jp/jcsp-tokyoomo/
0歳児は習慣づけでひとり寝。2歳の長男は一緒に寝ています
モデルとして長年活躍を続けながら、睡眠改善カウンセラーとしての一面も持つ美優さん。約2年前に資格を取ったのだそう。
「産後に息子の睡眠に悩み、たまたま仕事で知り合った睡眠カウンセラーの方に聞いたらすごく勉強になって。インスタグラムでも睡眠の悩み相談が増えて、専門家としてアドバイスできるようになりたいと思い資格を取得。学んでみると、あらためて睡眠について知ることも多くて。特に、モデルの仕事は撮影のときは早朝の集合が当たり前で、私も20代の頃はいつも眠くて、メイク中やロケバスなどで仮眠を取っていたのですが、それは睡眠に問題があったからだとわかったんですね。
どこでも寝られるのが自慢だったけれど、得意げに言うことじゃなかった(笑)。今は夜11時〜朝6時半ぐらいまで、環境を整えてしっかり寝ているので日中に眠くならないんです! 頭がハツラツとして快活に動けるし、みんなが移動中に寝ていても私だけ起きているなんてこともあります」
現在、2歳と0歳の息子さんたちはどのように寝ていますか?
「親子で一緒に寝ているとお互いの睡眠の質が悪くなるので、別の部屋で寝られるのがベター。0歳の次男は空き部屋にベビーベッドを置いて、ひとりで寝ています。習慣が大切で、朝起きたら光を浴びて夜とのメリハリをつけたり、ミルクやお風呂の時間をできるだけ一定にして睡眠スイッチが入るようにしたり。月齢にもよるのですが、体内時計を整えることで、夜6〜7時にはベッドに寝かせたらスッと眠るようになりました。
赤ちゃんは眠くてぐずることも多いので、部屋が適温でミルクなども足りていたら、泣いてもすぐに抱っこせずに様子を見てもいいかもしれませんね。長男は添い寝の習慣がついていて一緒に寝ているのですが、寝具はひとりずつ分けて少しでも寝やすく。お気に入りのベッドを自分で選ばせたりと、ひとりでも寝たくなるような工夫をして、近いうちに夫婦と長男の寝室も分けられればと思っています」
美優さんの快眠アイテム
体の同じぐらいのサイズの大きめの抱き枕。何もない状態で横向きで寝ると、汗をかいてしまい体温調節が難しいので、抱き枕があると体と寝具に隙間ができて快適に。いびきをかきやすい人にも○。
体温調節でよく眠れる。子どもとは別で入浴がおすすめ
お子さんと一緒に寝ていても、質のいい睡眠を取るためのコツを教えてもらいました。
「体温が上がって下がるときに睡眠がぐっと深くなるので、体温調節が大切で、寝る前に40℃のお風呂に15分間つかるようにしています。熱すぎても刺激になるので、適温が大切。私は子どもたちと一緒にお風呂には入らずに洋服のまま入れて、子どもたちが寝入ったらゆっくり入浴しています。その後は家事をしたり、携帯電話に触ったりせずに済むように、先に用事は終わらせておいて。また、私は横向きで寝ることが多いので、抱き枕を使っています。抱き枕があると寝返りをしなくても体勢がラクで、体温調節もできるので熟睡しやすいんです。子どもと一緒に寝ていても、子どものキックなどを枕が受けてくれると、親への衝撃が少しやわらぐかもしれません」
For Good Sleep
習慣づけで体内時計を整えれば子どもでもひとり寝は可能
深い睡眠を得るためには入浴して体温調節を
横向き寝には、抱き枕があると体勢がラクで快適に
Staff Credit
撮影/名和真紀子 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「“睡眠最優先”な人になる!」に掲載の記事です。
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