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【シロカ「カフェばこ」徹底レビュー】リニューアルした最新モデルの使い心地は?コンパクトな全自動コーヒーメーカー

  • 神原サリー

2024.06.07

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Vol. #

84

シロカ「カフェばこ」

シロカ
シロカ 全自動コーヒーメーカー「カフェばこ」 SC-A372 シャンパンシルバー/ステンレスサーバー19,800円 SC-A352 ブラック/ガラスサーバー18,700円

コンビニコーヒーがすっかりお馴染みになったものの、挽き立ての豆を使ったコーヒーを家で飲む幸せはやっぱり格別ですよね。そこで今回は、「挽く・蒸らす・淹れる」を全自動でやってくれるコーヒーメーカー、シロカの「カフェばこ」の最新モデルをご紹介したいと思います新たに加わったリッチテイストのコク深い味わいはアイスコーヒーで飲むのにもぴったりなんです

Index
  1. シロカ「カフェばこ」
  2. 2014年12月発売の初代モデルから10年を迎えるロングセラーの最新版
  3. コンパクトなポータブル電源と隣同士でもバランスよく収まるコンパクトさが魅力
  4. ペーパーフィルターを使わないのでエコ&オイル分も抽出されてまろやかな味わい
  5. バスケットごと取り外して丸洗いOK!
  6. 製品DATA
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2014年12月発売の初代モデルから10年を迎えるロングセラーの最新版

シロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ」は、2014年12月に初代モデルが登場してから10年を迎え、シリーズ累計100万台の出荷台数を誇るロングセラー商品です。その名の通り、小さな箱のようなデザインでキッチンカウンターや食卓に馴染む可愛らしい佇まいと、豆を挽くところから抽出まですべておまかせでOKの便利さなのにリーズナブルな価格で人気を博してきました。

見た目のデザインはそんなに変化していないため、機能面や利便性も同じだと思われがちですが、お手入れのしやすさなどブラッシュアップを重ねて今に至っています。2024年2月に発売された最新モデルでは、蒸らし時間を変えることで味わいに変化が出る「マイルド」と「リッチ」の2種類のテイストを選べるようになりました

カラーもリニューアルして、ガラスサーバーモデルは、本体がブラックで前面パネルはマットブラック、ステンレスサーバーモデルは本体がダークブラウンで前面パネルがマットなシャンパンシルバーというように、本体カラーはシックなカラーとなり、前面のパネルはマットな質感で上品な佇まいに仕上がっています。

コンパクトなポータブル電源と隣同士でもバランスよく収まるコンパクトさが魅力

アトリエではステンレスサーバーモデルを使っていますが、愛用しているパワフル&コンパクトなポータブル電源の隣に置いたら、高さも色も親和性があってとても馴染んでいるのがうれしいんですよね。「挽く・蒸らす・淹れる」を全自動でやってくれるコーヒーメーカーはどうしても大きくなりがちですが、このサイズ感は扱いやすくていいなと思います

カフェばこ
アトリエではステンレスサーバーのシャンパンシルバーモデルを使っています。定格消費電力が600Wと低めなので、ポータブル電源でも安心して使えます

箱のように見えるコーヒーメーカーの背面には取り外し可能な水タンクが付いていて、淹れるコーヒーの種類と杯数に合わせて水を入れて使います。「カフェばこ」は入れた分の水とコーヒー豆を全量使う方式なので、水の量とコーヒー豆の量は正しく測って入れるのがおいしく淹れるポイント。たとえば、ランチのためにカップ2杯分のホットコーヒーを淹れようとするときには、「ホット2杯」の線のところまで水を入れ、バスケットにコーヒー豆を2杯分淹れるというわけですね。

カフェばこ
横から見たところ。後ろに水タンクがあります

取扱説明書には豆の量が1杯=12g、2杯=18g、3杯24g、4杯=27gと書いてありますが、これはあくまで目安なのでコーヒー豆の種類や好みに合わせて調整して自分の好きな濃さを見つけるようにしましょう。ちなみに私は、少し濃いめのほうが好きです。

カフェばこ11
1回の抽出で淹れられる分量はMAXでホットコーヒー4杯分



ペーパーフィルターを使わないのでエコ&オイル分も抽出されてまろやかな味わい

水と豆をセットしたら、「豆/粉、テイスト」ボタンを押して、豆か粉か、テイストはリッチかマイルドかを選択します。続いて右のダイヤルを回して杯数を選び、スタートボタンを押せばOK。豆を挽く音はそれなりにしますが、従来モデルに比べると耳障りな音は軽減されています。そんなに長い時間ではないので、ここは気にしない気にしない!

カフェばこ
水タンクを外して、淹れるコーヒーの分量に合わせた水を入れ、バスケットにコーヒー豆を計量して入れたら、フタを閉めればOK
カフェばこ
豆を挽く場合は豆のモードに合わせ、テイストはマイルド・リッチのどちらかをセレクト。右のダイヤルを回して淹れる杯数を選んだらスタートボタンを押します

「カフェばこ」は、繰り返し使えるステンレスフィルターを採用していて、ペーパーフィルターを使わないので経済的でエコなのも魅力的。ペーパーフィルターの場合はカットされてしまうコーヒー豆のオイル分や微粉も抽出後のコーヒーに含まれるので、甘くまろやかな味わいになるという特徴もあります。

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使用後の様子。ペーパーフィルターを使わないのでエコ。その分、お手入れにひと手間かかります

このモデルでは前述したように、蒸らし時間を長くとった「リッチ」テイストも選べるので、コーヒー豆の種類などによって変えてみて、自分好みの味を探してみるのも楽しいですよ。

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蒸らし時間を長めにした「リッチ」はよりコクがあって好みの味。ランチのパンとも好相性でした

しっかり蒸らしたリッチテイストはアイスコーヒーにもぴったり。水タンクのアイスコーヒー用の目盛りに合わせて水を入れて、杯数に応じた豆をセット。抽出したコーヒーをたっぷりと氷を入れたグラスに注ぎ、急冷して作ったアイスコーヒーは香り高くて超美味! これからの季節におすすめです。

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アイスコーヒー用の水量で淹れたコーヒーを氷で急冷すると香り高いアイスコーヒーの出来上がり!

豆を挽ける全自動コーヒーメーカーではありますが、中挽きのコーヒーの粉でも淹れられます。その場合は最初にコーヒースプーンのマークの「粉」を選んで抽出してくださいね。

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豆だけでなく、中挽きの粉でも淹れられます

そうそう、タイマー予約もできるので前日の夜にセットしておいて、淹れたてのコーヒーで目覚めの1杯を味わうこともできます。時計の時間設定などは面倒ではありませんが、電源プラグをコンセントから抜くとリセットされてしまうので、その点は注意してください。タイマーを使わないなら、時計の表示が「0:00」のままでも大丈夫です。

バスケットごと取り外して丸洗いOK!

ドリップ後にお手入れが必要なバスケットやメッシュフィルターは、バスケットごと本体から取り外して丸洗いができます。メッシュフィルターやバスケットに抽出後のコーヒーがたまっているので、私はチラシや使ったあとのペーパーフィルターなどを広げてその上でトントンと叩き落としてから、水洗いする(台所用中性洗剤で洗ってすすぐ)ようにしています。三角コーナーなどがあるなら、そこにトントンと落としてもいいかもしれません。

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チラシなどの上でバスケットの中の挽いた豆をトントンと出し、包んで捨てるようにしています。あとはバスケットやメッシュフィルターなどを水洗い&台所用中性洗剤で洗えばOK

フィルターふたの取り付けなど最初はちょこっと覚えることがありますが、部品の数はそんなに多くないですし、1~2回使えば慣れると思うのでご心配なく。豆から挽いて淹れた本格コーヒーを飲む楽しみをぜひお試しあれ。

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洗った後は、キッチンクロスの上に置き、乾燥させるようにしています

製品DATA

  • ブランド:シロカ
  • 商品名:「カフェばこ」

「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!

●Info●
公式YouTubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」好評配信中。

神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

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