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LIFE

大人になった今こそ!新緑の京都プチひとり旅7選

  • 喜多佳子

2024.05.18

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このGWはみなさんいかがお過ごしだったでしょうか? 私はこの連休中、実家がある京都に帰省していました。京都にいた学生の頃は寺社仏閣を楽しんだり、おいしいところを食べ歩いたりするというようなことは思いもよらず、清水寺も三十三間堂も社会人になって初めて訪れたほど。「住んでいた頃になぜもっと行かなかったのか!」と悔やみつつ、人生の半分以上が“京都以外”になってしまいました。ですが、子どもの手が離れつつある今、帰省と組み合わせて少しだけホテルに滞在し、京都をぶらりとする「ひとり旅」が定番となり、このGWも旧友に会ったり、行きたい場所を訪ねたりしました。外に出てみて改めて感じる「新緑の京都」の良さ。感動が冷めやらぬうちに書きたいと思います。

1・賀茂川ってやっぱりいい!!

京都出身として「どこがいちばんおすすめですか?」とよく聞かれることがあるのですが、私のいちばん好きな景色は賀茂川なんです。あえて「賀茂川」と書いたのは京都の「かも川」は上流の方が賀茂川、出町柳の高野川と合流するあたりから「鴨川」のため。実家は市内の中でも北のほうに位置するので、馴染みがあるのは賀茂川です。かなりローカルな情報ではあるのですが、「紫明通り」から賀茂川に抜ける景色がいちばん好きなんです。春は桜、初夏は新緑。ここから賀茂川にかかる北大路橋を渡って府立植物園……家族との思い出がたくさんあるお出かけコースです。

賀茂川
北大路橋から南をのぞむ賀茂川。この景色はまさに心の故郷!
シェアサイクル

地元の友人に「今、市内の移動は自転車がいいよ!」と聞いて、思い切ってシェアサイクルのアプリを登録。特に観光客で賑わう京都は市バスも満員なことが多く、ピンポイントな目的地に行く場合は乗り換えも多いので、自転車移動はとても便利だと思いました。レンタル可能なスタンドや返却場所の検索、一時停車などすべてスマホと連動。なんて便利な時代に! そして意外にも賀茂川沿いのサイクリングは初めてかも。川と緑と抜けるような青空。なぜか海外に来たような解放感を覚えました。

2・京都に行ったら訪れたいと思ってた念願の「歩粉」へ!

歩粉 外観
歩粉  お菓子

宿泊していたホテルは二条城のあたりだったのですが、堀川通りを自転車で北上して、大徳寺のあたりへ。目的地はLEEwebの連載でも大人気の「歩粉」さん。念願の場所をようやく訪れることができました。柔らかな光が入る気持ちいいお店。カウンター席でスコーンセットをいただきました。素材のシンプルな味を大切にしたスコーンは、サクサクそして中はふわりと軽やか。自家製のジャムと生クリーム、はちみつをつけながら味の変化を楽しみました。

3・LEE100人隊のブログで気になっていた「坂田焼菓子店」

坂田焼菓子店

以前、LEE100人隊のブログで見かけた京都・上七軒にある「坂田焼菓子店」。こちらもずっと訪ねたいなあと思っていた場所。店内は撮影ができなかったのですが、外観を許可を得て撮影させていただきました。アップルパイやシフォンケーキなど、どこか懐かしい雰囲気の素朴な焼菓子屋さん。この日は夏日でとても暑く、ふと目に留まったのがアイスサンド。クッキーにアイスクリームが挟まれていて、これは買ったからには早く食べないといけない!と思い大急ぎで実家に戻り、おいしくいただいたのですが、写真を撮り忘れてしまいました(痛恨のミス!)……。

坂田焼菓子店 クッキー

ジャムサンドクッキーなどの焼き菓子をお土産に購入。日持ちは5~6日。こんなかわいいショップカードが入っていて心がときめきました!



4・清々しいお庭を眺めながらいただく「華わらび」

麓寿庵

甘いものが続きます。市内でふらりと入った書店で目にした京都特集のわらび餅の美しさに惹きつけられ、早速に母を連れて訪れた「麓寿庵」。大正3年に建築された趣きのある日本家屋。もともとは日本画家である今尾景年が晩年を過ごした場所で、有形文化財だそうです。座席に案内される前に建物の歴史や、家屋に残された日本画、そして緑豊かなお庭などをお店の方が丁寧に説明してくださり、「お店に来た」というよりも個人の邸宅に招かれたような気分になりました。「華わらび」はわらび餅の中にエディブルフラワーが浮かんでいて食べるのがもったいなくなる美しさ。自家製の黒蜜ときな粉でいただきました。

麓寿庵 庭

四季を感じられるお庭。縁側のガラスも大正時代のもので、今はもう作られていないのだそう。自然をめでながらゆっくりとお茶の時間を楽しめました。

5・旧友たちとの同窓会に選んだ町屋フレンチ

Karasumaoike UI
Karasumaoike UI 料理

中学時代の部活の旧友たちとの同窓会に選んだのが烏丸御池にある「Karasumaoike UI」。築100年以上の京町屋を改装した店内のテーブル席からは坪庭が見え、これも新緑の季節に気持ちのいい空間でのランチを楽しめました。ランチはプリフィクスコース¥2500~ で前菜からデザートまでの5品で満足感たっぷり。旬の野菜が見た目に美しいパレットサラダや鯛出汁としらすのクリームパスタなど、京都ならではの季節の一皿。次回はディナーも訪れたいなと思いました!

6・「青もみじ」で有名な瑠璃光院で写経体験も!

特にどこへ行こうとも決めずにいたひとり旅でしたが、お天気もいいし、新緑を満喫したいとは思っていました。偶然にも京都を訪れていた学生時代の友人から八瀬の「瑠璃光院」を訪れたと聞き、翌朝すぐに行動。出町柳から叡山電鉄に乗って約15分、「八瀬比叡山口」で下車。叡山電鉄はなんとも趣きのある電車です。子どもの頃、乗ったことがあるのかなあ…というくらいの記憶でしたが、八瀬比叡山口に降り立った途端、高野川のせせらぎと鳥の鳴き声に心がふわっと浄化されるのを感じました。

八瀬駅

調べると八瀬駅は大正14年の開業。木造駅舎や鉄骨のドーム状の屋根など重厚な雰囲気。レトロ建築好きとして、思わず長居したくなる駅舎でした。

そして駅から歩くこと約10分、瑠璃光院を訪れたことはこちらに書いた通り。

7・「みかえり阿弥陀さま」に会いたくて

それにしても、学生の頃は行きたいと思ったことがなかったお寺や神社を訪れたいと思うようになったのは年齢を重ねたせいなのでしょうか。慌ただしく過ぎていく日常の中、ふと立ち止まって心の静けさを求めてしまうから? もう一か所、気になりながらも一度も行く機会がなかったお寺が「永観堂」でした。高校生の頃、国語の先生が話していた永観堂の「みかえり阿弥陀」。この先生の授業は、教科書にほとんど触れない雑談ばかりだったのですが、いちいち思春期の心に響く話ばかりをされていて、今でもふとした時に思い返されるのです。「永観、おそし」と慈悲深くふりかえられる阿弥陀さまがずっと見たいと思いながら時が経ってしまったのですが、ようやく目にすることができて感無量でした!

永観堂

秋は紅葉の名所でも知られる永観堂。枯山水のお庭の新緑が目に優しく、そして静かで心が落ち着きました!

ブルーボトルコーヒー
暑い一日。永観堂を参拝した後、近くの「ブルーボトルコーヒー」でテイクアウト。伝統的な京町屋をリノベーションした素敵空間でした!

大人になった今だからこそ、改めて訪ねたい場所。新しい発見がたくさんあった充実の旅でした。ぜひ京都に行かれる際の参考にしてくださいね!

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喜多佳子 Yoshiko Kita

LEE統括編集長

LEE統括編集長。入社以来LEE歴OVER20年! リビング班で主に料理や暮らし、読み物などのライフページを担当、21年に本誌編集長に。日課は中学生の息子弁当記録。休日は映画好き友人たちと映画&ランチするのが楽しみ。

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