健康・美容面のよい効果、料理の時短にも……10年以上続けています
モデル高垣麗子さんが続ける「発酵食」のメリットと「味噌玉」レシピを教わりました
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高垣麗子
2024.05.11
簡単だから10年続いてます!
高垣麗子さん
疲れ知らずの「発酵ごはん」
発酵食品のおいしさとパワーに目覚め、日々の暮らしに取り入れつつ、4年前には発酵に関する資格も2つ取得した高垣さん。モデルとして、母として健康や美容に気を使う日々だからこそ大いに頼る発酵食の魅力とリアルなレシピを教えてもらいました!
お話を伺ったのは
高垣麗子さん
Reiko Takagaki
モデル
10代の頃から数々のファッション誌や広告で幅広く活躍。ハッピー感のある笑顔やライフスタイルが支持を集めている。近著『わたしの好きのかたち』(光文社)も好評。6歳の娘と2人暮らし。
発酵食生活を続けて
高垣さんはこんなイイことがありました!
健康・美容面のよい効果はもちろん、実は料理の時短にも……10年以上続けているからこそ体感している発酵食のメリットとは?
1
料理の味がサッと決まり、肉・魚もやわらかくなるから、時短に!
発酵調味料は「うま味」が加わるのがポイント。調味料を何種類も合わせなくても一つで味が決まるし、肉や魚をつければテクニックなしでもやわらかく。結果的に調理の負担が減り、時短に。
2
おなかの調子が自然に整って“腸活”効果を実感
善玉菌のかたまりである発酵食品は、腸内バランスを整える働きで知られます。「胃腸の調子がよければ、体の調子が整うのはもちろん、心の安定にもつながるのを実感しています」(高垣麗子さん)
3
風邪や感染症にかかりにくく
免疫細胞の多くが腸に存在し、腸活は免疫力を高めるのにも役立つといわれています。「娘も私も、ここ数年感染症やインフルエンザにもかからず、健康に過ごせているような気がします」(高垣麗子さん)
4
お肌の透明感が増した気が!
特に美白化粧品を頻用したりはしていないという高垣さん。発酵食生活を始めてから、20代の頃から付き合いのあるヘアメイクさんに「肌の透明感が増した」と言われることが増えたとか。
自分の力で「元気」をつくれる実感がうれしい!
キムチやチーズ、納豆にヨーグルト……好きな食べ物を振り返ってみたら、ほとんどが発酵食品だった、ということから発酵食に興味を持ったという高垣さん。出産を機に食べ物に気を使うようになった中で、より関心が増し、2020年には「発酵食品マイスター」「発酵食健康アドバイザー」の資格も取得。普段の食事も和食が中心で、みそにしょうゆ、かつお節や酒など、発酵食品なしには成り立たない毎日なのだそう。
「発酵食は日本の風土や歴史、食文化と密接に結びついていて、いざ学び始めてみると本当に奥深い! 発酵の資格を取ったのも、何かに役立てるというよりは、知識を得ることで世界が広がるのが楽しかったのが理由です。『取り入れるのが難しそう』と感じる人もいるかもしれませんが、市販の発酵食品もたくさんありますし、みそやぬかづけといった手づくりの発酵食も、実は私たちのおばあさん世代の方々がごく普通に暮らしに取り入れてきたものなのですよね」(高垣麗子さん)
外食の華やかな料理も楽しいけれど、発酵食品の魅力は“心がホッとするようなおいしさ”。おみそ汁におつけ物といったシンプルな料理は、毎日続けても食べ飽きず、体にも無理なくなじみます。忙しい日々が続くほど「ああ、食べたいな」と欲するのは、そういう料理だと感じているそう。
発酵食生活が続いているもう一つの理由は、健康や美容面でも効果を感じているから。積極的に口にするようになってから、便秘や胃もたれなど胃腸の不調とは無縁で、疲れ知らず。腸内環境が整うことが、気持ちの安定にもつながっているように思うそうです。
「薬などと比べて食べ物の効力はゆるやか。でも発酵食生活を始めてから、風邪も引いていない、胃腸やお肌の調子もいい……と『自分で元気をつくれている』確かな実感があるのが心強いんです」(高垣麗子さん)
そもそも
「発酵食品」って何?
細菌や酵母といった微生物の働きにより、食材にうま味がプラスされたり、栄養価が高まったりと、人間にとって有益な状態に変化した食品のこと。自分で発酵させる手づくりのものだけでなく、市販のみそやしょうゆ、酢なども立派な発酵食品です。
お湯を注ぐだけで即席みそ汁に
みそ玉
調理時間10分
「みそに具と粉末だしを加えた、手づくりインスタントみそ汁。わが家では可愛い形のお麩を、娘がトッピングしてくれるんです」(高垣麗子さん)
材料・2個分
- みそ……大さじ2
- 粉末だし……4g
- 油揚げ、切り干し大根、乾燥ワカメ、飾り麩……各適量
つくり方
- みそに粉末だしと、細かく切った油揚げや切り干し大根、乾燥ワカメを混ぜる。
- ラップに①の半量をのせ、飾り麩をのせ、丸めるように包む。もう半分も同様に包み、冷蔵庫で保存する。
- 食べるときにお椀に入れ、熱湯150~180㎖を注いで、混ぜる。
冷蔵保存しておけば時間がない日も、すぐにみそ汁が完成!
「具材を乾物類にすれば冷蔵庫で1週間ほど日もちするので、一度に何個かまとめてつくっておくと便利。時間のない朝や夕食に、これがあれば安心です」(高垣麗子さん)
Staff Credit
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/桑野泰成(ilumini.) スタイリスト/松村純子 フードコーディネート/斉藤礼奈 取材・原文/田中のり子
こちらは2024年LEE6月号(5/7発売)「高垣麗子さん疲れ知らずの「発酵ごはん」」に掲載の記事です。
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