LIFE

ヨシタケシンスケさんと考える「はたらく」ってなんでしょう?

時短勤務、専業主婦、やりがいや子育てなど…

ヨシタケシンスケさんに、LEE100人隊から“働く”ことについて質問!「私たちどうしたらいいですか⁈」

2024.03.30

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聞いてみたいこと、ぶつけてみました!

ヨシタケシンスケさんの質問箱

ヨシタケさんなら、何かうまいこと答えてくれるはず!と期待を込めて全方位から質問をぶつけてみました。「私たち、どうしたらいいですか?」

力の限り、お答えします、考えます

ヨシタケシンスケさん

ヨシタケシンスケ

1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。独自の視点で描かれる、絵本、装画、イラストエッセイなどが大人気。高校2年生、小学校6年生の息子の父として、時々は悩むこともある。

公式サイト:https://yoshitakeshinsuke.net/

LEE100人隊からの質問

現在は時短勤務ですが、将来的には金銭的にフルタイムにするべきか…。子どもたちとの時間が削られることを思うと、タイミングをつかみかねています。

No.080 コデマリさん

短時間だからこそ、お互いやさしくなれるのでは

子どもとの時間って、長い短いが重要なわけではないと思っています。1時間でも30分でも、むしろ短いほどちゃんと濃密な、お互いが最大限のやさしさを持って接することができるともいえるのではないでしょうか。やさしさって有限な気もするから(笑)、接する時間が短いほうがお互いに思いやれるなんてこともあるかもしれません。

ひと仕事終えた後の自分へのご褒美はありますか?

No.082 ひでみんさん

赤ちゃんに遠くに連れていってもらっています

5年くらい前までは、いかがわしい動画などを観ていました。そういうときだけ、頭を空っぽにできて休まるんです。なんか無理やり、別なとこに連れていかれる感じがよくて。でも最近はそれもダメで、僕を理屈の世界から遠ざけてくれる、感情だけの状態にしてくれるのは、赤ちゃんがものを食べる動画、レモンを食べて酸っぱい顔する動画とかになってしまいました。近頃はもっぱら赤ちゃんですね。年ですかね?

7歳、3歳の男の子の子育て中。怒ってばかりで子育てを楽しめていない気がします。

No.076 そのぴさん

たぶんそれ、とても幸せなんですよ

その年齢の男の子がふたりいて、怒らない日がないわけない。ただ、怒ってても憎くはないですよね? 愛していますよね? 日々、ちっちゃいことでブーブー言う相手がいるってことは幸せなんです。そして今幸せかどうかは今決める必要はなくて、10年くらいたって「あの頃は幸せだったな」でいい。幸せって、過ぎた年月につける名前なんです。

『空飛ぶ果物屋さん』二人一組になって、好きな種類の果物をとりほうだい。

憧れている仕事にチャレンジしないまま40歳に。今は家庭もあり安定した仕事に就いていますが、モヤモヤしています。いまだ夢を追ってもいいんでしょうか。

No.009 emyさん

どっちのタイプの後悔がマシか、で決めてみる!?

夢はいつでもチャレンジできるし、もっと言えば今の生活と並行して狙うことができる仕事もある。ただ、職種によりますね、これは。夢がサッカー選手とかだと難しいですもんね。でもなんていうかな、安定しているならそれもいいと思うし、でもやんわり後悔し続けるのもつらいだろうし。そのどっちがマシか?で決めてもいいような。

6歳、2歳の子育て中、恵まれた環境でほぼ在宅勤務。ただ、正直進歩はありません。やりがいのある働き方を模索すべきか悩んでいます。

No.060 みぃみさん

踏み出すも踏み出さないも、時機がくればわかるはず

“やりがい”にどれだけ具体的なビジョンを持っているかによりますよね。周りを見ていると、会社員の人が独立するときとかってやっぱりタイミングで……覚悟が決まる瞬間ってあるんです。悩んでいるうちは、悩んでいていい。切羽詰まったら、「もうやるしかない」って心境になると思うので、そのときを待ってみてもいいかもしれません。

専業主婦のため、子どもたちから「ママは仕事をしていない」と思われています。子どもたちにどう説明するべきでしょう?

No.087 ととさん

働かないのは、むしろエラいからともいえます

僕は稼がなくても大丈夫なママって、むしろすごいなあと思いますけどね。だって、人に稼がせてんですよ? 働いてるからすごいわけでもないですから。「うちはお父さんが働いて、私はあなたたちのサポートをいっぱい頑張ってるよ」でいいのでは? 「ママは司令塔だから、働かなくていいの」ってことでどうでしょうか?

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Staff Credit

撮影/砂原 文 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE4月号(3/7発売)「ヨシタケシンスケさんと考える「はたらく」ってなんでしょう?」に掲載の記事です。

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