飲食、トイレ、ペットの防災も!
【OURHOME Emiさん家族の防災アイデア】日常に取り入れている3つの備え+αの工夫とは?
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OURHOME Emi
2024.03.11
飲食、トイレ、家族の安否確認…
今、見直したい
家族を守る3大防災
地震や火災や水害…災害は、いつどこで起きても不思議ではないこと。いざというとき、自分と家族を守るにはどうすればいいのでしょうか。
そこで、暮らしのプロ・OURHOME Emiさんに〝日常の延長線上にある工夫〞を聞きました!
実践編
暮らしのプロの3大防災どうしてる?
被災経験を通して防災への意識が変わったという、OURHOME Emiさん。日常に取り入れている3つの備え+αの工夫について教えていただきました。
教えてくれたのは?
Emiさん
OURHOME主宰
「家族の〝ちょうどいい〞暮らし」をコンセプトに、情報発信やオリジナル商品の販売を行う。VoicyやYouTube、本誌連載『毎日が気持ちいい暮らしの仕組み』も大好評。
愛用品を多めに買ったり、使い回したり。負担なく、安心できる方法を続けています
’95年の阪神・淡路大震災で被災。避難所生活を経験したEmiさん。
当時は中学生でしたが、その凄まじい出来事は強く心に残っていて。特に子どもができてからは、どこかで防災について考えながら暮らしてきた気がします。
といっても、私がしているのは日常生活の中でできることばかり。普段から使っているものを必要量の倍ストックしたり、防災専用のものは持たず、家にあるもので代用する方法を考えたり。これなら、精神的にも経済的にも負担じゃない。少し場所はとるけれど、大きな安心が手に入ると思うんですよね。
近年は、OURHOMEとしても防災を意識するように。毎年1月に避難訓練をするほか、年に数回はSNSやVoicyを通して防災関連の情報をシェア。最近は台風による停電なども増えているので、私たち自身も、こうして得た経験や知識に助けられています
OURHOME Emiさん
太陽光で充電できてぺたんこに折りたためる!
ソーラー充電式の軽量ランタン。
「折りたためて、収納も持ち運びもラク。間接照明代わりにも!」(OURHOME Emiさん)
家族を守る3大防災
BOUSAI①
【飲食の日常備蓄】
普段、飲食するものを多めにストック玄関のオープン棚には、箱買いしたペットボトルの水と野菜ジュースを停電時でも取り出しやすく収納。
「水は、普段は水道水を浄化したものを飲むのですが、マンションの断水時や家族の体調不良時にはこれを活用。野菜ジュースは毎日飲んでいるもの。多めにストックし、なくなる前に買い足しています」(OURHOME Emiさん)ふるさと納税で保存できる食材を
BOUSAI②
【トイレの準備】
手持ちのバケツにペットシーツを入れてトイレは、フタ付きバケツにポリ袋をかぶせ、底にペットシーツを敷く方法に。
「防災用品は、いざというときに使えないと困るので、必ず事前にお試し。この簡易トイレの場合、シーツは吸水量の多いタイプが必要なこと、バケツはダンボールなどでも代用できそうなことがわかりました」(OURHOME Emiさん)
BOUSAI③
【家族との安否確認方法】
緊急時の連絡先や避難場所を確認&見直し!家族とは、普段から緊急時の連絡先や避難場所を共有。
「手帳に必要事項を書き出し、コピーしたものをみんなで持つように。1年に一度は見直しをしています。子どもの通学カバンには、常に防災ポーチとして、透明の密封袋に手帳のコピー、小銭、マスク、絆創膏、あめ、45ℓのポリ袋を入れたものを」(OURHOME Emiさん)透明の密封袋を防災ポーチに!
ペットの防災って どうしてますか?
受け入れ可否を調べ、ケージを用意
現在、2匹の猫と暮らすEmiさん。
「家族に猫が仲間入りしてから、ペットの受け入れが可能な避難所についても検索。わが家の場合は、自宅で待機する可能性が高そうですが、それでも一緒に避難することになった場合のために、それぞれのケージを購入。ここに入る練習もしてみました。エサは、2匹が好きなものを倍量ずつ備えています」(OURHOME Emiさん)
次回は「暮らしのプロの大防災どうしてる? 整理収納アドバイザー/防災士 Misaさん編」をご紹介します。
Staff Credit
撮影/松村隆史 取材・文/藤本幸授美
こちらは2024年LEE4月号(3/7発売)「家族を守る3大防災」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年4月号現在)です。
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