飲食、トイレ、安否確認...〝もしもの場合に備える第一歩〞
【家族を守る3大防災】これだけは確実に!見直すべきポイントを専門家が解説
2024.03.08
飲食、トイレ、家族の安否確認…
今、見直したい
家族を守る3大防災
地震や火災や水害…災害は、いつどこで起きても不思議ではないこと。いざというとき、自分と家族を守るにはどうすればいいのでしょうか。
防災の専門家がすすめる〝もしもの場合に備える第一歩〞をお伝えします。
まずは地盤の安全性を確認。飲食などの備えは生活習慣に
防災を考える際の第一歩とは?
まずは、今住んでいる場所の安全性を確かめること。住所から地盤情報をチェックできるサイトなどを活用しましょう。必要であれば耐震対策を検討するなど、安心して暮らせる環境を手に入れることが大切です。
そのうえで、飲食・トイレ・家族との安否確認の3点の準備をしておくことがポイント。子どもと一緒に防災センターへ行く、〝おうちキャンプ〟をして数時間ライフラインを使わずに過ごす、などの経験をしておくことも、いざというときに役立つはず。
『避難所に行けば大丈夫』で済ませず、日頃から自分で自分や家族を守る方法を考えておくことが重要です
国崎信江さん
被災地のためにできることってありますか?
確実に役立つのはお金と力
被災地の状況は日々激変します。今不足している物資も数日たてば余り、また別のものが必要に。そんな中で確実に役立つのは、お金と力。信頼できる団体を通しての寄付や、つてがあればボランティアへの参加をするのが有意義です
国崎信江さん
これだけは確実に!
家族を守る3大防災
見直し必須の飲食・トイレ・安否確認。今すぐにでも備えておきましょう。
BOUSAI①
【飲食の日常備蓄】
2食 × 10日 × 人数=必要量飲食の備えは、生活習慣にすること。
目安は2食×10日×人数分。食料は、冷蔵庫やパントリーにあるもので何日過ごせるかを考え、普段買うものを多めにストックするといいでしょう。
飲料は、水だけでなく家族各々の好きなジュースなどを箱買いし、なくなるたびに買い足すのも◎。無理なく続けられる〝家庭内流通備蓄〞がおすすめです
BOUSAI②
【トイレの準備】
1日分の回数 × 10日 × 人数=必要数断水時、非常に困るのがトイレ。おすすめは一度買えば入れ替えの必要がない携帯トイレです。
今回の能登半島地震でも、1日に用を足す回数×10日×人数分は必要と実感しました。
いろいろなタイプがありますが、停電時の真っ暗な中でも簡単に使用・処分できるものを選ぶのが現実的
BOUSAI③
【家族との安否確認方法】
電話以外の手段を複数検討災害時は携帯電話が通じにくくなるため、電話以外の連絡方法を考えておきましょう。
家族と、災害用伝言ダイヤル、LINE、Xなど、複数の手段を確認しておくと安心です。
自分で連絡ができない小さな子どもがいる場合は、集合場所を教えたり連絡手段を書いた紙を持たせたり、といった対策を
「集英社 能登半島地震災害支援募金」のお知らせ
集英社では「令和6年能登半島地震」により被災された方々を支援するため、 募金を行っております。詳しくは下記リンクからご覧ください。
次回は「暮らしのプロの大防災どうしてる? OURHOME Emiさん編」をご紹介します。
Staff Credit
撮影/松村隆史 漫画/ゆるりまい 取材・文/藤本幸授美
こちらは2024年LEE4月号(3/7発売)「家族を守る3大防災」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年4月号現在)です。
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