今すぐ真似したい!
「永遠に、白が好き!」スタイリスト石上美津江さんが好きな白全部!コーデ、小物、着こなしのアイデア…
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竹下玲奈
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LEE編集部
2024.03.06
\大好評につき第3弾!/
一番身近で、一番奥深い色。だから一生飽きません!
スタイリスト 石上美津江さんの「永遠に、白が好き!」
LEEで活躍中のスタイリスト・石上美津江さんのスタイリングを深掘りする大人気企画が、またまた帰ってきました!
’22年11月号の「赤」、’23年5月号の「大人の甘さ」に次ぐ第3弾は、石上さんが365日欠かせない色という「白」がテーマ。どんな色やテイストとも相性がよく、軽快さの演出にも重宝する〝万能なベーシックカラー〞としてLEE読者にもおなじみの色ですが、石上さんの白アイテムの選び方、取り入れ方には〝万能以上〞の魅力が潜んでいて、それを汲んだコーディネートには特別な求心力があります。
そこで今回は、石上さんがシーズンレスで長年実践している3つの白スタイルにフォーカス。フレッシュな気分で始めたい、春のおしゃれにぴったりなアイデアが満載です!
「好きな色は何ですか?」と聞かれたら、いつしか白と答えるようになりました。私が好きな白は〝カジュアルな白〞。気負いなく身につけられるけれど品があって、大人になるほど必要な華やかさや清潔感を足してくれるところに、ずーっと魅了され続けています。そんな白のよさに気づいたのは、このお仕事を始めた20代の頃でした。周りにいるスタイリストの先輩方が、白いブラウスやスニーカーをブルーデニムにさらりと合わせていて。シンプルなのに印象的、そんな白を素敵に取り入れている姿に憧れて少しでも近づきたいと思っていたら、どんどん〝白愛〞が深く!毎シーズン少しずつ更新したり挑戦したり、時には失敗もして……。まだまだ先輩方にはたどり着けないけれど、やっと憧れを自分らしさに近づけるためのアイテム選びや着こなしができるようになってきたかな?と思っています。今回の3つのスタイルも〝私が好きな白〞を純度100%で盛り込みました。ぜひ読んでもらえたらうれしいです。
MITSUE ISHIGAMI
永遠に、白が好き!
石上美津江さん
MITSUE ISHIGAMI
スタイリスト
『LEE』『MORE』『BAILA』ほか、さまざまな女性誌やカタログ、広告で活躍する人気スタイリスト。ベーシックさの中に旬感と可愛げを忍ばせたカジュアルコーデは、モデルやスタッフにもファン多数。
石上さんの白コーデはLEE本誌でも大人気!
’24年1・2月合併号の大特集『やっぱり「カジュアル名品」って素晴らしい!』では色合いや質感の異なる白のワントーンを提案。撮影/金谷章平
’22年11月号『やっぱり〝赤〞が好き』の白いケーブルカーデ+カーゴパンツは、公式Instagramでも大バズり! 撮影/三瓶康友
’23年5月号『大人の甘さのさじかげん』の甘辛MIXは〝らしさ満点!〞と話題に。撮影/田村昌裕(FREAKS)
アイボリーのざっくりニットと、白のコットンレースワンピのレイヤードコーデ
温かみのあるアイボリーのざっくりニットに、パキッとした白のコットンレースワンピをレイヤード。色合いと素材感の異なる白を重ねて奥行きを出すカジュアルコーデは、石上さんの十八番。
石上さんの好きな白アイテム
01.カドーのパールイヤリング
上品な甘さにほれぼれ
「可愛いけれど芯がある。私が憧れる女性像を形にしたようなカドーのパールイヤリングは、お守りのような存在」
02.白のコットンスカート
「ドライな風合いでふわっと膨らむコットンスカートが大好き!」
03.オブラダのサロペット
苦手意識を克服できたサロペット
「こんなにも白が好きなのに、白いパンツがまったく似合わない。そんな悩みを解消してくれたのがこのオブラダのサロペットでした。+甘いブラウスが定番です」
04.ウィリアム ブラントンのカシミヤソックス
「ウィリアム ブラントンのカシミヤソックスは、履き心地、リブ感、クシュッとたまる感じ、すべてがタイプ。毎年買っては穴があくまで(!!)溺愛します」
05.コム・デ・ギャルソンの小ぶりなボストン
「コム・デ・ギャルソンの小ぶりなボストンは、ずっと憧れていた〝挑戦の白〞。まずは白のワントーンで楽しむ予定です」
06.12closetとのコラボブラウス
あまりに好きすぎて作ってもらいました
「毎年〝そろそろ新しい白ブラウスが欲しいなぁ〞と思ったら、春が来た合図(笑)」。こちらは石上さんの理想を詰め込んだ12closetとのコラボ。
07.L.A.のカフェオーナー、ジェシカ・コスローのレシピ本
白い世界観に一目惚れした、L.A.のカフェオーナー、ジェシカ・コスローのレシピ本。
08.カットワースのメリージェン
クリーンな白が印象的なカットワースのメリージェン。「メリージェーンなのに白で、黒より甘くないという意外性にやられました!」
09.古着屋さんで見つけた白のスウェット
「それまでグレーばかりでしたが、古着屋さんでこのスウェットを見つけて〝白もアリかも!〞と。花柄スカートに合わせます」
10.白いケーブルニット
「白いケーブルニットが欲しくなったら冬がやってきます(笑)。私の冬の風物詩」。昨冬はシー ニューヨークで買い足し
11.竹下玲奈さん×ベンシモンの別注スニーカー
玲奈ちゃんに憧れて即買い!
竹下玲奈さん×ベンシモンの別注スニーカー。
12.人気レストラン『セント・ジョン』のエコバッグ
10年前にロンドンで購入以来、海外通販で何回もリピートしている人気レストラン『セント・ジョン』のエコバッグ。「生地、デザインがパーフェクト! いまだこれ以上のエコバッグに出会えていません」
さりげないのに印象がパッと華やぐ「可愛い白」
「年齢を重ねるほど、甘さは味方になってくれる」とスタイリスト石上美津江さん。フレンチシックなムードが漂う〝可愛い白〞はまさに適役で、洒落感はもちろん、顔映えや明度アップと大人にうれしい効果が。
Key Item_
LACE SKIRT
白いコットンスカートは、オーバーサイズのトップスとゆるく着る
「白いコットンスカートで甘辛MIXするときは、オーバーサイズのトップスを合わせるのが私の鉄板。今っぽさは、トップスのデザインに託します。デニムがトレンドの今季は、メンズ顔のプルオーバーシャツをばさっと。私自身、体のラインをきれいに見せるより〝どうにかおしゃれに、うまく隠したい!〞という思いが年々強くなって(笑)。そんな気分にも寄り添ってくれるコーディネートです」
Key Item_
LACE CAMISOLE
着慣れたワンツーコーデに「+1」で旬っぽさと洒落た奥行き感を同時に
「エクリュのリブタートルニット+ベイカーパンツに合わせたのは、バテンレースをあしらった白いキャミソール。この春はこういうレイヤード前提の〝+1アイテム〞を本当によく見かけます。トレンドにすぐ飛びつくタイプではないけれど、これなら挑戦できるかも……? 大好きな可愛い白は、時に背中を押してくれることもあるんです」
MITSUE’S CHOICE
01.コルセット風デザインのキャミソール
フロントの華奢なリボンをアクセントにした、カットワークレースのコルセット風デザイン。繊細でいて甘くなりすぎないのが大人向き。
02.ヴィンテージ風レースのスカート
ドライなコットン生地に、ヴィンテージ風の大きな編み柄のレースを配して。
03.フリルのブラウス
衿、前立て、袖口に配したフリルは、スウェットやカーディガンからチラリとのぞかせてもおしゃれ!
カジュアルスタイルに清潔感が生まれる「クリーンな白」
一点の曇りもないパキッとした白は、その持ち味を生かしてコーディネートもとことんクリーンに仕上げるのが石上流。辛口カジュアル派も挑戦しやすいスタイリッシュな着こなしには、「可愛い白」とはまた違う強い存在感があります。
Key Item_
SHIRT&PANTS
クリーンな白のワントーンには、小物使いで茶目っ気をひと盛り
「パリッとした素材のシャツとパンツのワントーンに、濃紺のシャツジャケットをはおり、靴もバッグも眼鏡もカッチリとしたものを。こんなにも潔く振り切った着こなしが決まるのは、クリーンな白だからこそ。だけど私はあまのじゃくなので、大好きな赤い靴下でひとくせ足しちゃいます(笑)」
Key Item_
SPORTY BLOUSON
ブーム到来の白ブルゾンとなら、定番ボトムの今どきシフトも簡単!
「シャカシャカブルゾンに白Tシャツ、チノパンツ。どれもLEE読者の皆さんに近しいアイテムですが、ブルゾンが春のトレンドでもあるクリーンな白というだけで、一気に目新しく! 締め色もさし色も、ブルゾンの白と同じ強さでまとめるのがコツです」
Key Item_
PENCIL SKIRT
大好きなボーダーは真っ白なペンシルスカートでキレよく
「白いペンシルスカートは適度な厚みとハリのあるもの。青ボーダーのバスクシャツもタフな素材感です。リュックやキャップ、スニーカーでスポーティに寄せつつも洗練感ある着こなしに。仕上げにオレンジのカーデを腰に巻いてバランスをとって」
シャープな洗練感を与えてくれる「締める白」
上の記事でご紹介した「クリーンな白」は、コーディネートに小粋なメリハリをくれる〝締め色〞としても活躍。もちろんその合わせ方にも石上さんらしさがキラリと光っています。
Key Item_
CUT AND SEWN
白ロンTのチラ見せは“袖を長く出す”のが今の気分!
「土台はグレーのカットソー+ブラックデニムという地味色のワンツー。中に着た白ロンTは、ラフにたくし上げたグレーカットソーの袖口から長めに出して、足元には真っ白なバレエ靴を。全体で見たらほんの少しの白でも、ハッとする存在感が醸せます」
Key Item_
BIG BAG
ミクスチャーな装いに寄り添いつつ、ピリッときかせて
「ダークトーンのマウンパと花柄ワンピースの甘辛MIXには、エコバッグでクリーンな白を。肩の力の抜けたカジュアルな雰囲気のまま引き締めるイメージです。ローファーであえて〝硬さ〞を加え、私らしさの演出も忘れずに」
MITSUE’S CHOICE
コーデの重たげな印象や顔まわりの明度アップに重宝。シンプルな無地は主張控えめで初心者にも安心!
レザーの素材感とモダンな形も相まって、引き締め効果抜群。
インナーに便利なパキッとした白+フラットな表面感のハイネック。手元にニュアンスを出しやすい長めの袖丈。
スタイリスト石上美津江さん的【白名品10選】
スタイリスト石上美津江さんが公私で愛用し、「長くそばに置いておきたい!」と惚れ込んだ、30代・40代におすすめの白名品をピックアップ。推しコメントとともにその魅力をご紹介します。
01
PROGRESS RUNNING CLUB(プログレス ランニング クラブ)のロゴキャップ
「真っ白なコットン素材にグリーンの刺しゅうロゴ。プログレス ランニング クラブのこういうレトロスポーティな空気感のファンです。ロゴに存在感があるけれど、白の清潔感と凛々しさのおかげでおしゃれなバランスに。重たいカラーのコーディネートに『締める白』として使うことが多いです」
02
SANDERS(サンダース)のレースアップシューズ
「私にとっておじ靴といえば黒いサンダースなんですけど、2年に一度、春に無性に白いおじ靴が履きたくなるんです。まさに今年がそう。こちらは『1303M MILITARY OFFICER SHOE』というモデルで、私は『締める白』として愛用。この子を履くとコーデが簡単に決まるんです。白なのにぽってりしていて、だけど重くない。重いのか軽いのかどっち? みたいな感じがたまりません」
03
THE SHINZONE(ザ シンゾーン)のパックTシャツ
「以前から単品売りの薄手タイプを愛用していたのですが、高山都ちゃんにこのパックTを教えてもらい着てみたら、それはそれはよかった! 一枚でも安心して着られる厚みで、身幅にも適度なゆとりがあって心地よい着用感。しかもクルーネックのトップスにインしたときの白Tの見え具合が最高なんです。
04
TOUJOURS(トゥジュー)のコットンスカート
「トゥジューは白スカ愛好家として毎シーズン必ずチェックするブランド。ここのスカートはシンプルさと可愛らしさ、清潔感のバランスが絶妙で、どんなテイストの服がきてもうまく整うんです。白いスカートだけど甘さ控えめというところが、大人の日常使いにちょうどいい」
05
Pantherella(パンセレラ)のコットンソックス
「イギリスの靴下ブランド・パンセレラの白ソックスは『W304_POPPY』というモデル。フラットな生地感と上品な履き姿が大好きです。私はローファーやメリージェーンによく合わせていますが、『締める白』としての役割だけでなく、その靴が持つ世界観が、不思議とぎゅっと濃くなるんです」
06
Bilitis dix-sept ans(ビリティス・ディセッタン)のブラウス
「私の甘辛MIXなコーディネートに欠かせない、フリルやレースをあしらった白ブラウスが揃うビリティス・ディセッタン。パリの香りがする、ヴィンテージライクなデザインに夢中です。毎年、展示会で新作を見ては〝今回はそうきたかぁ〜〞と心奪われ、その可愛さに胸が苦しくなります(笑)。薄手で柔らかな風合いのものが多いので、長袖タイプでもシーズンレスで着られます」
07
Aeta(アエタ)のレザートートバッグ
「上質な白いレザーを使ったアエタの『BOSTON』シリーズは、コーデの引き締め役と格上げの両方を担ってくれるという優れもの! 持つ姿がおしゃれに決まり、どんなテイストやシーンにも合うので、一つ備えておくとすごく便利です」
08
MARIHA(マリハ)のパールネックレス
「マリハのパールネックレスは私のスタイリングに頻繁に登場します。いくつか種類がある中でも、私は全長37㎝の『月の夢ネックレス S』がお気に入り。粒の大きさも長さもちょうどよく、さらっと一本つけるだけでも絵になるし、ほかのネックレスとの重ねづけも上手に決まる。日常からフォーマルシーンまで幅広く使えて、甘い服に合わせても決してくどくならないところも素晴らしい!」
09
BOURRIENNE Paris X(ブーリエンヌ)のひとくせシャツ
「ブーリエンヌは白いシャツだけを扱うパリ発のブランド。カジュアル派にとって白シャツってコンサバなイメージがありますが、ここのシャツは上質ながらも必ずどこかに遊びがきいていて、いつものデニム合わせも特別なものに変わる。バリエが豊富で、宝探しのように選べるところにも魅力を感じます」
10
AUTRY(オートリー)のローカットスニーカー
「もともと白いローテクスニーカーが好きで、久しぶりに履きたいなぁと思ったのが、オートリーの定番モデル『メダリスト』の白でした。いい意味で主張しすぎないデザインだから、いろんなテイストの着こなしに落とし込みやすく、パンツともスカートとも相性ばっちりで、大好きなカラーソックスもいい具合にまとまる。ちょっと野暮ったくて懐かしい感じ、いいですよね」
Staff Credit
撮影/金谷章平(人物、ロケ物) 魚地武大(TENT)(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/石上美津江 モデル/竹下玲奈 取材・原文/鈴木絵美 撮影協力/アワビーズ
※クレジットのないものはすべてスタイリスト私物です
こちらは2024年3月号(2/7発売)スタイリスト 石上美津江さんの「永遠に、白が好き!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年3月号現在)です。
- #KARHU(カルフ)
- #Oblada(オブラダ)
- #Aeta(アエタ)
- #ASAUCE MELER(アソースメレ)
- #cado(カドー)
- #LEEマルシェ
- #竹下玲奈
- #石上美津江
- #12closet(トゥエルブクローゼット)
- #A.P.C.(アー・ペー・セー)
- #AURALEE(オーラリー)
- #CONVERSE(コンバース)
- #HELIOPOLE(エリオポール)
- #Hervé Chapelier(エルベ シャプリエ)
- #MARIHA(マリハ)
- #NEBULONI E.(ネブローニ)
- #PARABOOT(パラブーツ)
- #Repetto(レペット)
- #Shinzone(シンゾーン)
- #オールインワン・サロペット
- #ホワイト・白
- #SAINT JAMES(セント ジェームス)
- #YLÈVE(イレーヴ)
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おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!
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