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教えて! 笑顔の素

ますます輝く笑顔のヒントを教えてもらいました

【佐藤ありささんインタビュー】ドイツで暮らしながら、健康や笑顔を自分で保つ強さが身についてきました

2024.03.05

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教えて!

笑顔の素

この連載のラストを飾るのは、アスリートの夫、2人の子どもとともにドイツに住みながら、モデル活動を続けている佐藤ありささん! 海外で前向きに生活していくための工夫、一人時間に楽しんでいること……ますます輝く笑顔のヒントを教えてもらいました。

〈モデル〉

佐藤ありささん

異国の地で家族と暮らす日々。健康や笑顔を自分で保つ強さが身についてきました

Arisa Sato

佐藤ありささん
ジャケット¥18700/アルページュストーリー プレスルーム ワンピース¥23100/イキツケ 笹塚店 ニット¥29700/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店 ピアス¥17600(TOMOMI.S JEWELRY)・ブレスレット¥73700(スキャット)/ロードス

Arisa Sato

1988年9月20日生まれ、千葉県出身。’05年に雑誌『SEVENTEEN』の専属モデルとしてデビュー。以来、『non-no』『MORE』など女性ファッション誌を中心に活躍。’16年にプロサッカー選手の長谷部誠さんと結婚し、夫が暮らすドイツへと移住。’17年に長女を、’21年に長男を出産。

Instagram:satoarisa920
公式サイト:https://www.stardust.co.jp/talent/section1/satouarisa/

佐藤ありささんの笑顔の素…

ドイツと日本、2つの居場所を感じられる時計

ジョージ・ネルソンがデザインした2つの名作時計
右の時計「サンバースト クロック」¥70400/ヴィトラ 左の時計/スタッフ私物

ドイツと日本の時刻に合わせてリビングの壁に掛けているというのが、ジョージ・ネルソンがデザインした2つの名作時計。「インテリアは夫婦ともにシンプルなテイストが好きなのですが、この時計はアクセントになりそうと、2人で気に入って選びました。日本の家族とは密に連絡を取り合っていて、そういうときにも日本の時刻をぱっと確認できます」



ドイツでの育児で、健康管理や人に頼ることの大切さを痛感

10代の頃から人気モデルとして活躍し、結婚後の現在はドイツで暮らしている佐藤ありささん。家事、2人の子どもの育児の合間にふっと笑顔をくれる存在が、Vitraの掛け時計。ドイツと日本の時刻に合わせた2点を、リビングの壁に並べて掛けているそう。

「デザイン性がありつつインテリアになじむところが気に入っています。日本時間に合わせた時計は、目にするだけでふるさとを感じられて安心するし、家族や友達に連絡するときに『今、何時かな?』と確認できて便利なんです。6歳の娘とも、『もうすぐごはんの時間かな~』など、よく一緒に時計を見ながら日本へ想いをはせてます」

夫はプロサッカー選手の長谷部誠さん。長年、フランクフルトのチームに在籍中で、「ずっと日本で暮らしていた私が、彼と結婚し、ドイツで子育てをするなんて思いもしなかった」と言うありささん。気候も生活習慣も異なる土地での生活は、もう6年以上に。その間、前向きに暮らす工夫をしながら過ごしてきました。

「移住と育児がほぼ同時期に始まったので、最初の頃は不安しかありませんでした。例えばドイツは日本と違い、医療機関にかかるのが簡単ではなくて。子どもが熱を出しても『もう少し家で様子を見て』とあっさり言われちゃったりするんです(笑)。おかげで家族の健康を守る意識が高まり、今はプロポリスやマヌカハニーといった免疫力を高めるサプリや食品を常備。

ちょっとした風邪なら、自己管理で乗り切れるようになりました。ただ、それでもしんどいなという状態のときは、現地のママ友に頼ることも覚えましたね。『頼ってくれれば、私も困ったときお願いしやすくなるよ』と言われたことで、一人で抱え込んでいた部分が解放され、楽になりました」

年の差育児で悩み、泣いた日も。今では息抜きもできるように

もともと慎重派で、気持ちが浮き沈みしがちというありささん。

「長男が生まれた直後は、4歳だった長女が少し赤ちゃん返りをしてしまい……。2人育児の両立やバランスのとり方がわからず、体も気持ちも追いつかなくて、ずいぶん悩みました。私は2人に同じように愛情を注いでいるつもりだけど、伝わってなかったかな?と。これは、きょうだいを育てるうえで今でも課題なのですが、母娘でショッピングに行くなど、それぞれの子と2人だけで楽しむ時間も作るようにしています。

不慣れな海外生活と相まってつらい時期もあったけど、育児は誰でも初めての経験ばかりだから、戸惑って当然。思いきり迷って泣いて、また前に進む経験を繰り返すうちに、ポジティブなほうへとはい上がる力がついてきたと思います」

そんな怒涛の日々の中で、感じたことを“書く”習慣も。

「『子どもには成功はもちろん、いい意味での失敗体験も積ませてあげたい』など、感じたことをスマホにメモ。そのおかげで、娘が習い事で壁にぶつかったときも、動じることなく、彼女の気持ちを受け止めて声をかけることができました。これからやりたいことや、ファッションのウィッシュリストも書き留めていますね。『あの服を買いたいから、がんばろう!』などと、毎日のモチベーションアップにも、書く行為は役立っています」

最近では、独身時代からの自分らしい一人時間も持てるように。

「小学生の頃から習っていたバイオリンを再開しました。週に1回、1時間ほど、先生について基礎からレッスンし直しています。クラシックの本場であるドイツで習えるのは贅沢だし、何よりも演奏に集中することで、いいリフレッシュになるんです」

さらに今は年に2回の帰国&モデル活動も、心ときめくひと時。

「一度の撮影で何十着もの服を着ることがあった10〜20代の頃と、体力もポージングも変わっていますが、やっぱり私はモデルの仕事が大好き! 今は、一時帰国中の限られた時間での撮影になる分、一つ一つの表情やポーズをさらに大切にしています。今後は、家族を持って育児に試行錯誤している等身大の私の素顔も、もっと発信していけたらなと思っています」


Staff Credit

撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/松尾正美(衣装) 河野亜紀(物) 取材・原文/石井絵里
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「教えて! 笑顔の素」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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