<11月22日~12月21日のあなたの運勢>挑戦や新しい試みにぴったりの時期【Sayaの星占い 今月の12星座運勢「星ごよみ」】
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Saya
2023.11.22
SUN SIGN IN SAGITARIUS(太陽がいて座に)
11月22日に太陽が、24日に行動や戦いの星・火星がいて座に入ります。すでに、11月10日に思考や伝達の星・水星もいて座に入っているので、11月前半から考えてきたことがあると思います。これからのひと月は、そのプランをいよいよ現実のものとして意識したり、行動したりにぴったりです。
いて座は、とても未来志向の星座で、もっと高みへと飛ぼうとします。海外やアカデミックな世界とも縁が深く、たとえば、大学院に進学したい、留学したいという気持ちが出てくる人もいそう。大胆なアイデアも湧いてくるので、「子どもの留学と合わせて、わたしも会社を休職してついていこう」。そんなふうに夢見る人もいるかもしれません。それによって、ワクワクできるとき。
また、今までは子どもが小さくて、ひとり旅なんて考えられなかったけれど、そろそろ子どもも大きくなったから、夫に預けて、ひとりでホテルに泊まってみる。近場でいいから旅気分を味わう。そんな息抜きもいいかもしれません。今までなら「絶対、無理」と思っていたことを試しにやってみるのによいときです。27日の満月前後は、新しいことをするために何をしたらいいのかも、調べてみると案外、簡単にわかりそうです。
ただ12月1日に水星がやぎ座に入ると、ぐんとコンサバな考え方をするように。5日には愛と美の星・金星もさそり座に入り、開放的なムードは徐々に落ち着いてきます。それでも、6日には境界を溶かす星・海王星がうお座で「順行」するので、不安感はだいぶ減ってくるでしょう。
13日の新月には水星がやぎ座で「逆行」を始めます。前に進みたいと思うものの、問題が持ち上がることも。やぎ座では変容の星・冥王星が最終度数に差しかかろうとしているので、「この15年、自分は何を達成できたのだろう」と思いめぐらしてしまうこともありそうです。一種の怖さも出てくるときですが、それを乗り越えていく先にこそ、きっと果実もあるのです。
すべての方向に拡散しながら、一目散に歩いていく。そんな未来志向の性質が強くなるいて座の時期は、さまざまなアイデアが湧いてくるものです。でも、集中力という意味では、ちょっと散漫にもなりがち。そのため、小説などよりは、パラパラとめくって、どこからでも読めるような薄い本。しかも、いて座の性質である旅や冒険を題材にしたものがおすすめです。
1冊めは、人類学者の中沢新一さんの名著、『アースダイバー』(講談社)。ご存じの方も多いと思いますが、初めて読んだとき、縄文地図と現代の東京の地図を重ねて、東京の街を歩くという試みに心が躍ったのを覚えています。わたしたちの心の動きは、実は、思う以上に住んでいる都市や地形とリンクしているもの。東京という超近代的な都市にひそむ、縄文的な無意識を読み解いていく、ミステリーのような知的な冒険。それでいて、歩いてみて、その感覚を自分に落とし込んでいくところも、とてもいて座的だなあと思うのです。
初版は2005年。本のなかで、2001年の9.11によって、一神教の本質について考えることが多くなったというようなことを中沢さんが書いておられるのですが、イスラエルのガザ地区への侵攻のただなか、読み返すとまた学びがありそうな気がしています。
残りの2冊は、世界中、あらゆるところを旅している写真家の石川直樹さんの『地上に星座をつくる』(新潮文庫)。そして、理学博士の佐治晴夫さんの『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』(アノニマ・スタジオ)です。旅の本としては、実際にいて座生まれでもある沢木耕太郎さんの著作と迷いつつも、ずっと若い石川さんに。また旅をしなくても、心が宇宙に解き放たれ、精神が自由であれば、それもいて座の時期らしいと感じるので、佐治さんの本を選びました。
ストレスで心が押しつぶされそうなとき、通勤電車のなかなどでひらくだけでも、ふわりと飛べるような気分になる。そんな本たちだと思います。
2023年11月22日更新。次回の星ごよみは、2023年12月22日に更新します。
Staff Credit
photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。
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