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電気・ガスの補助制度は12月使用分まで継続! 冬に備えて必須の光熱費節約術とは?
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松崎のり子
2023.10.10
年間で最も光熱費がかかるのは1、2月
2023年は9月まで猛暑日が続き、秋に入ってもエアコンの冷房を切れない日が続きました。
もともと9月で終了の予定だった政府の電気代補助。冬を前にして電気代の請求額に戦々恐々というところでしたが、補助継続の方針が決まり、その補助額も発表になりました。
電気は3.5円/kWh、都市ガスが15円/㎥。12月使用分まで継続の予定ですが、国民負担軽減のため、それ以降も継続される可能性があります。
なんといっても、年間で最も光熱費がかかるのは冬。とくに1月2月が増加するため、この時期に補助がなくなると家計への負担がどっと増えるのは間違いありません。
補助継続に期待したいところですが、とはいえ、永続的に続くとは考えにくく、私たち自身も次のシーズンに向けてできる準備はしておきたいものです。
季節家電のフィルターは今のうちに掃除を
季節家電の出番は少し先ですが、今のうちにしておきたいことがあります。
例えばエアコン。稼働効率を上げるには、フィルター掃除が欠かせないとよく言われます。
フィルターが埃などでふさがれていると風量が落ち、設定した室温に上がるまで余計な時間がかかるからです。
エアコンだけでなく、空気清浄機、加湿器、浴室乾燥機、掃除器などにもフィルターが使用されており、同じくその手入れを怠ることで余計な電気を使ってしまうことに。エアコンなどはフル稼働のシーズンを迎える前にフィルター掃除を済ませておきましょう。
また、エネルギーの消費量に関わるのが給湯温度。温度が上がればその分、電気やガス代が多くかかります。キッチンの給湯、風呂の給湯温度、温水洗浄便座の温度設定が適温かどうかもポイントです。
キッチンの給湯温度を40℃から37℃に下げれば、年間で1776円の節約になるそう(東京ガス『ウルトラ省エネブック』より)。
無理に我慢する必要はありませんが、これまであまり温度を気にしたことがないようなら、ぜひ見直しを。
冷蔵庫の設定も、室温が高かった夏のままではなく、今のうちに秋冬シーズンに合わせて設定を変えておきましょう。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。
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