タブレットやスマートフォン、ゲーム端末などから気軽にオンラインで知らない人とつながれてしまう昨今。
SNSをきっかけとした性犯罪などの怖いニュースも絶えない中で、気をつけるべきこととは?
LEE読者が実際に直面した、SNS、アプリ、ゲームにまつわるリアルにヒヤッとした体験談を、トラブル回避のヒントとともにご紹介します!
実録!子どものオンライン事件簿01
インスタグラムのDMで、いつの間にか誰かとつながっていた…!
知らない人とつながる手段として最も多く挙がったのが、インスタグラムやTwitterのDM(ダイレクトメッセージ)。
褒められたり、悩み相談に乗ってもらったりと言葉巧みに誘導され、実際に会ってしまうケースも。事件も絶えない現状が・・・!
ほかにもこんなエピソードが・・・!
⚫娘のインスタのDMに「かわいいね」「制服が似合う」などと一方的なメッセージが。不安になり、娘がブロックした。(トウリさん)
⚫親が知らない相手からDMが届き、子どもを課金ゲームに誘っていた!(りんさん)
オンラインの専門家に聞く!
子どもの身に迫る危険を回避するには?
スマホ安全アドバイザー 鈴木朋子さん
子どもの安全なIT活用をサポート。スマートフォン、SNSなどのIT関連記事を手がけ、わかりやすい解説が好評。『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)など著書多数。2児の母。
ITジャーナリスト/成蹊大学客員教授 高橋暁子さん
SNSや情報モラルリテラシーが専門。執筆、テレビ出演、監修のほか、小中高校大学などでSNS研修講師を担当。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)など著作多数。元小学校教員で中学生の母。
インスタグラムなどの“DM(ダイレクトメッセージ)”の注意点は?
A 中高生以上は日常的にDMで連絡を取り合います
最近の中高生以上の若い世代は、普段の友達とのやりとりでLINEではなくインスタグラムのDMを利用することが多いんです。
ある程度の年齢になったらDMは必要な連絡手段に。知らない人とのやりとりには十分注意しながら、うまく付き合っていく方法を模索するのも大切。(鈴木朋子さん)
A ペアレンタルコントロールでDMの使用は制限をかけて
未成年は相互フォローしていない成人とはDMできない設定となっているので、年齢を正しく登録させたいですね。
中高生になり本人が友達と使いたい場合は、親も見る可能性があることを伝え、どんな人とやりとりしているのかを普段から会話で把握するのがおすすめ。(高橋暁子さん)
撮影/柳 香穂(鈴木さん) イラストレーション/藤田マサトシ 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2023年LEE8・9月合併号(7/7発売)『子どもの「オンライン」リテラシー大丈夫?』に掲載の記事です。
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