多くのママ友に支えられているという横澤夏子さん。ママ友へのアプローチ法、いい距離感も、人それぞれ!
気は使うけれど、壁を作るのはもったいない! ご近所情報などの質問から、どんどん声をかけます
お話を伺ったのは
タレント 横澤夏子さん
1990年7月20日、新潟県生まれ。『王様のブランチ』(TBS系)など数多くのバラエティ番組で活躍。2017年に結婚。ʼ20年に第1子女児、’21年に第2子女児を出産。現在、第3子を妊娠中。最新情報は公式インスタグラムにて。
Instagram:yokosawa_natsuko
Twitter:45sawa72
公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=3394
ママ友付き合い Private Photo
「ちぴちゃん(タレントの近藤千尋さん)には、ワンオペで大変だった日、子どもが寝た後、夜遅くに電話することも。話を聞いてもらえるだけで救われます!」(横澤夏子さん)
「高校時代のママ友のLINEグループは、気兼ねない間柄ゆえ突然電話が始まることもあるので“ゲリラ”というグループ名(笑)。仕事などで出られなくてもOKな関係なので、気楽です」(横澤夏子さん)
ママ友のエピソードは“リアルな育児書”のよう。いつも励まされています!
積極的に質問するのは大事! ただ、相手の反応もうかがって
3歳と1歳の姉妹のママである横澤夏子さん。持ち前のコミュニケーション能力の高さもあり、多くのママ友と仲よくしているそう。
「高校時代にお弁当を一緒に食べていたメンバーが、それぞれのタイミングでママになり、そのままママ友に。悩みや気になることを質問するとすぐ誰かしらが返信をくれて、グループLINEが子育て掲示板のようになっています。一方、産院の母親学級や健診で知り合ったママ友は、月齢がほぼ一緒なので『いつミルク卒業した?』『トイトレどうしてる?』などと悩みが同じで共感できるのがうれしい。
タレントの近藤千尋ちゃんともママ友で、仕事や業界の事情込みで話せて助かる! あとは、昔から恋愛相談などをしている地元の友達が1人いて、その子には濃密なグチなどを長文でしっかり伝えます(笑)。それぞれの窓口でいろいろな話を聞いてもらっているので、ありがたいなと思いますね」(横澤夏子さん)
産院や保育園で新たに知り合うと自分から積極的に質問するという横澤さん。プライベートや仕事のことなど、どこまで踏み込んでいいか迷うことはありませんか?
「『普段どこで遊んでるんですか?』『日曜日は何時ぐらいまで公園にいます?』『スーパーどこ使ってます?』などと身近な生活まわりの質問をすることが多いです。家の場所は言いたくない人でも、スーパーについてなら答えやすいかなと。『そこのスーパーってお肉が安いですよね』とか共通の話題で盛り上がれたら、だんだんと仲よくなれそうと思って。
ママ友作り上手な横澤さんの
距離を縮める“最初の声かけ”例
- 「普段どこで遊んでます?」
- 「どこのスーパーで買い物してます?」
- 「土日って、何して過ごしてますか?」
- 「ワンオペの夜、どう乗り切ってます?」
- 「“ハーフバースデー”って何する予定ですか?」
「ママ友とは、平日夜のワンオペなどを乗り越えるための情報共有がしたいなと思うので、まず生活まわりの質問をします。仲よくなれることはもちろん、リアルなクチコミやライフハックなので、とても役立ちます!」(横澤夏子さん)
仕事については、私は職業の内容ではなくて『どう仕事と育児と両立しているか』を知りたいので、月齢が近い保育園のママには両立の仕方を聞くことも。月齢が近いと、登降園の仕方とか必要な朝の準備などが同じことが多いので。職種が違っても、そんな福利厚生のある会社もあるんだ、とか異業種交流のようで興味深い! あまり壁を作らず、何でも参考にしちゃいますね。
みんなの話を聞きたいのは私の性分でもあるのですが……第1子出産の頃からコロナ禍になり、誰かに聞きたくても直接聞けなかった反動も大きいですね。簡単にはママ友とつながれなかったからこそ、貴重なことだと痛感します」(横澤夏子さん)
ただ、こんな苦い経験も。
「“ワンオペのママ同士で平日の夜に一緒にごはんを食べて、お風呂まで入れて解散する”ということをしているママがいると聞いて、私もやりたい!と思って。知り合ったばかりの保育園のママを誘ったら、引かれてしまいました(笑)。距離を詰めすぎたなと反省。自分から声をかけることは大事ですが、相手の反応はしっかり見たほうがいいですね」(横澤夏子さん)
イヤイヤ期と向き合う姿に感動! ママ友のリアルな言葉で聞くと、ズシンと心に響く
産後に気にかけてくれて感謝。ママ友と助け合いたい気持ちに
仲よくなってからのママ友付き合いで、心がけていることは?
「いろいろな誘いをいただいてうれしいのですが、全部には行けなくても仕方ないと思っています。仕事が忙しかったり気持ちが乗らないときは、思いきって断ることも。そういう意味では、“遠慮なく断れる相手”っていい距離感だなと思います。『この日はダメそうだから、また連絡させて』と正直に伝えられて、また連絡できる人は付き合いやすいですね」(横澤夏子さん)
ほどよい距離感は大事にしてるものの、ママ友がいてよかったと思うことのほうが多いと言います。
「長女のイヤイヤ期に悩んでいたときに、うちの子よりも半年生まれが早いママ友の子どもが、急に穏やかになって、娘におもちゃを譲ってくれるようになったんです。少し前まではその子もイヤイヤ期で、すぐ取り合いになっていたのに。そのママ友に聞いたら、親子でケンカしたり言い合いをしていたある日、その子が『今、幸せ?』と聞いてきたそうで、怒りながらも『幸せだよっ!』と答えて2人で笑い合ったと。
それ以降『幸せ?』が2人の合言葉みたいになって機嫌よく話せる日が増え、子どもも落ち着いてきたと言うんです。そんなイヤイヤ期の乗り越え方もあるんだなと勉強になったし、私も子どもと向き合おうと思えました。ママ友の話はどれも本当にあったエピソードだから心に響く。“リアルな育児書”が身近にあるようで、励まされます。
また、産後すぐのこと。初めての育児に追い詰められていた私に、同じ産院で隣の部屋だったママが、こまめに連絡をくれていて。後で聞いたら『助産師さんから声をかけてあげてと頼まれて心配していた』と言うんです。産院での私の様子を心配した助産師さんに言われて気にかけてくれたことがわかり『知らないところでママ友に支えられているんだ』と感動して泣きました。
最近では、私も1人目の育児で大変そうなママに声をかけたくなるし、LINEで悩み相談が届くと全力で返したいと思うように。ママ友同士の助け合いがどんどん広がることで、いい循環が生まれるといいですよね」(横澤夏子さん)
横澤さんにとって
“ちょうどいい”ママ友付き合いとは?
- 気の置けないママ友とのグループLINEでは気軽に悩みを相談します
- すべての誘いにこたえなくてもOK。気兼ねなく断れるママ友とはいい関係を築ける
- 気づかないところで支えられている! 私も悩めるママを全力で応援したい
【特集】今、あらためて考えたい「ママ友」との距離感
撮影/目黒智子 イラストレーション/HARUKA HAYASAKA 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2023年LEE5月号(4/7発売)「今、あらためて考えたい「ママ友」との距離感」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
▼「子育て」関連記事はこちらもチェック!
LIFEの新着記事
-
2024【無印良品】で、私たちの暮らしと心が”ととのう”理由、そしてベストバイアイテムは?
2024.12.03
-
【菊池亜希子さん連載】file.24 「CIRCUS」古今東西のアノニマスなものたち
2024.12.03
-
【夫婦で考える「PMS」】生理前の不調とうまく付き合うため、二人で生活習慣やコミュニケーションを見直してみませんか?
2024.12.02
-
1つあるだけで“クリスマスっぽく”なる植物って? 花屋ウヴルさんに聞きました!
2024.12.01
-
「手編みのハンカチ ニッタオル」「西村知子さんデザインのカーディガン」を作りました!LEE100人隊手づくり部部員の2作品を紹介♪【2024】
2024.12.01
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。