その日の予定に合わせてぱっと服が決まると、一日いい気分。クローゼットを見直すことで、未来の自分もポジティブに変化できますよ！

1.
やせたらいつかは…と捨てられない服がたくさんあります

「体型もトレンドも必ず変化します。『今の自分』にフォーカスして！」（林さん）

もしもこの先スリムな体を手に入れたら、年齢や肌感に合った新しい服を着たくなると思います。定番と思うデニムやコートにも、やはりトレンドはあるもの。年齢が若返らないように、服も昔のものより、今の自分に合うものを探すほうが、しっくりくるはず。

2.
心機一転して服を一気に手放したら、後悔だらけ。その失敗がトラウマで、整理に手が出せない

「仕組みを変えたら２週間はお試し期間。微調整をして、本当に不要と判断した服を手放して！」（林さん）

高価で思い出深いバッグも、くたくたになった下着も、手放すと決めたらしばらくは捨てずに袋に入れておき、実験的に生活を。収納の見直しも同じです。違うと思ったら修正できるようにお試し期間を設けましょう。

3.
値が張ったアウターがリサイクルショップで100円…。ショックで売れない、捨てられない

「悔しい経験からの学びは、次に生かせます。買ったからには着倒して、後悔なく手放すサイクルを！」（林さん）

着た回数が少ない服ほど、リサイクルショップで安く値付けされると悔しいもの。ですが、その経験がこそ大事。次こそは一度手に入れた服をとことん着ましょう。存分に楽しんだら0円でも気持ちよく手放せます。

4.
思いきって購入した思い出のワンピース。でも結局今は出番がほぼないんです

「着なくなったファッションの消費期限は3年が目安です！」（林さん）

服に〝一生モノ〞はなかなかなく、今出番がない服はこの先、突然出番が増えることはないはず。肌や髪の質は徐々に変化し、ライフステージも変わります。服はここから3年間の自分に似合うか、デザインや価格を検討して。

Column
服選びをスムーズにするために収納サービスを利用するのもアリ！

段ボール1つから荷物を預かってくれるなど、最近は収納サービスも充実しています。限られたクローゼットを最大限に使うためにも、スペースを圧迫してしまう大切な思い出の捨てられない服や季節外の家電などを、別の場所で収納するのもよいと思います。

お話を伺ったのは？

クローゼットオーガナイザー 林 智子さん

衣類の収納環境を整えることで、より自分らしい装いができる仕組み作りを提案。夫、長女と3人家族。新刊『服選びに悩む40代はユニクロで何を買えば素敵になれる？』（仮）（ベネッセコーポレーション）が3/25に発売予定。

●Instagram：hayashitomokoclose

他にも「思い立ったがクローゼット整理日和」を公開中！

【クローゼットを整理しませんか？】1000着以上の服であふれる部屋を一掃し、片付けのプロへ。林智子さんが語る整理のメリットは？

次回は「読者の悩み多きクローゼットを林さんと整理してみました！」をご紹介。

撮影／露木聡子　イラストレーション／Hanna　取材・文／田中理恵

こちらは2023年LEE4月号（3/7発売）「思い立ったがクローゼット整理日和」に掲載の記事です。