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住宅費高騰時代に私たちは家をどう考える?

家族の人数や年齢に合わせて選んできた

【本多さおりさんの住まいヒストリー】築43年2Kの小さな部屋から60㎡のリノベマンションまで。「今」に合わせた家選び

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2026.10.14

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譲れる、譲れないの見極めがもっと大事に

住宅費高騰時代に私たちは家をどう考える?

住宅費高騰時代に私たちは家をどう考える?

不動産価値や資材、人件費が上がり続け、さらに金利の上昇も……。今、住宅を手に入れるのに厳しい時代です。自分たちが満足できる住まい方を模索し、選んだ方々を取材し、さらに住宅のプロにも意見を伺いました。物価が上がり続けるなか、私たちが住まい選びで大切にするべきことを、一緒に考えてみませんか?

Index
  1. 住宅費高騰時代に私たちは家をどう考える?
  2. 本多さんの住まいヒストリー
    1. 本多さおりさん
  3. 団地時代
  4. 賃貸アパート時代
  5. リノベマンション時代
  6. あわせて読みたい

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家族の人数や年齢に合わせて選んできた

本多さんの住まいヒストリー

お金を貯められた夫婦2人時代、子どもが2人生まれててんやわんやのお試し賃貸時代、いよいよ購入したリノベマンション時代。いつの時代も「今」に合わせた本多さんの家選びです。

整理収納コンサルタント・本多さおりさん

本多さおりさん

saori honda

整理収納コンサルタント

モットーは、「生活重視ラク優先」。最新刊『すっきり暮らしたい私の ものとそうじ』(大和書房)ほか著書多数。Voicy「暮らしの茶飲みラジオ」、YouTube「暮らしがラクになる」でお役立ち情報や楽しい雑談を配信中。

団地時代

結婚してすぐに夫婦で住み始めたのは、狭くて古い2Kの団地でした。すべてが和室で脱衣所はなく、洗面台もおもちゃのような小ささ!「夫は子どもの頃小さな社宅で育ち、義父母はお金を貯めて希望を満たした家へと移ったため、夫にとっては自然なスタートの形だったのだと思います。最初は少し不安もありましたが、お金が貯まるねと前向きにとらえました」。本多さんはこの小さな家で「家事をラクにするためには」と工夫をこらし、その詳細をまとめた本がベストセラーになりました。まさに、〝整理収納コンサルタント本多さおり〞を生み出した団地です。とはいえ冬は冷え込みがひどく、トイレで震えて歯が鳴ることも。環境の面でも不安があり、子どもが生まれたことで転居しました。

窓ぎわに置いたベンチと、それを基礎とした収納の仕組みが印象的なリビング空間。
大きくて深い押し入れをどう活用し尽くすか
出典『モノは好き、でも身軽に生きたい。』(大和書房)
古い壁付けキッチンをいかにコクピットのように使いやすく設えるか

1.窓ぎわに置いたベンチと、それを基礎とした収納の仕組みが印象的なリビング空間。「家族がくつろぎ、作業もするところだから、必要はすべてあり、不必要は一切ないように」というものの持ち方と配置の仕方が話題を呼びました。2・3.大きくて深い押し入れをどう活用し尽くすか、古い壁付けキッチンをいかにコクピットのように使いやすく設えるか。機能的な空間は、シンプルでスッキリとした見た目につながる――本多さんのベースがぎっしりと詰まった団地時代。

賃貸アパート時代

本音を言えば、団地を引っ越したらすぐにでもマンションを購入したかった本多さん。けれど、納得のいく物件はなかなか見つかりませんでした。ならばと「両実家の中間地点で、夫の職場に近く、教育環境のよい場所に部屋を借りて、試しに住んでみようとなったのでした。本当にこのエリアで家を買っても後悔せず、暮らしていけるのか?と実験的な意味を込めて。マンションに絞って探していた理由は、ワンフロアの団地暮らしがラクだったから。実家は戸建てで、管理の大変さが段違いでした。また、抱えるものとして『家一軒』というのは『マンションの一室』より重く感じてもいました。育児が大変な時期だったこともあり、なるべく身軽に生きていきたいという思いが強かったのです」

築浅のアパートで、3階の角部屋でした
寝室にはクローゼットが2つあり、入口から遠くを納戸とし、手前を家族みんなの普段の衣類用に
出典『とことん収納』(大和書房)
リビングは家具を最小限にし、床にキャンプ用マットやイブルを敷いて乳幼児がごろごろ遊べるように

1.築浅のアパートで、3階の角部屋でした。リビングに明るく陽が入り、向かいの小学校の緑が美しい。元から「ものは少数精鋭で、管理できない量を持たない」が信条でしたが、引っ越したこと、育児に心も時間も取られることが相まって、より一層「ものは少なく、身軽に」と考えるように。2.寝室にはクローゼットが2つあり、入口から遠くを納戸とし、手前を家族みんなの普段の衣類用に。3.リビングは家具を最小限にし、床にキャンプ用マットやイブルを敷いて乳幼児がごろごろ遊べるように。



リノベマンション時代

賃貸アパートに住んでみたことで子育てのしやすさや環境のよさが実感でき、同じエリア内でマンションの購入を決意。「身軽に生きたい」気持ちは変わらず、大借金を背負わずに済む、駅から遠い、希望より狭い築12年の中古で約60㎡の物件を選択。資産価値の低さが気がかりでしたが、「窓から緑が見える部屋」という希望にぴったりの部屋でした。中古マンションを選んだのは、リノベーションをしたかったから。これまで住んだ団地やアパートの「よかった点」を取り入れた、家事動線がよく、リビングの広い、回遊できるつくり。「物件価格とリノベ費用を足しても、近隣の新築マンションより安く済みました。その分お気に入りの家具に投資できたことは、今の部屋づくりにも生きています」

壁付けのキッチンは食卓と往復しやすく、家じゅうの可動棚のおかげで収納家具がほとんどいりません
緑美しい窓辺のリビング、どこでもゴロゴロできる一面の畳
出典『すっきり暮らしたい私の ものとそうじ』(大和書房)
家族の衣類が収まる、家の中央に設けたクローゼット
壁付けのキッチンは食卓と往復しやすく、家じゅうの可動棚のおかげで収納家具がほとんどいりません

玄関土間、洗面所、脱衣所、キッチン、ダイニングが一直線上にある、この上なく家事動線のよい家。回遊できる一室空間の間取りで、小さい子どもたちと過ごすのにぴったりでした。1・4.壁付けのキッチンは食卓と往復しやすく、家じゅうの可動棚のおかげで収納家具がほとんどいりません。2.緑美しい窓辺のリビング、どこでもゴロゴロできる一面の畳――。ベニヤ板や節のある無垢材のフローリングなどを用いてコストは抑えながらも、本多さんらしさのあふれる唯一無二のリノベ。3.家族の衣類が収まる、家の中央に設けたクローゼット。

Staff Credit

撮影/林 ひろし 取材・文/矢島 史
こちらは2026年LEE10月号(9/7発売)「住宅費高騰時代に私たちは家をどう考える?」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

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