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“中学受験”との距離の取り方

【中学受験の実情を読者にアンケート】受験はする?決めたきっかけは?親はどう関わる?

2022.12.08

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ママ友にも話せない本音や反省込みのエピソードも “中学受験”との距離の取り方 親はどう関わる?

 “中学受験”との距離の取り方 親はどう関わる?

志望者が年々増え、特に2022年の首都圏の受験者数は過去最多を記録した中学受験。中高一貫の公立校やユニークな校風の私立など学校も多様化し、選択肢も増えています。

受験期間中は熱心に勉強を教えたり、スケジュールの管理をしたりと親のサポートが必須。子どもが前向きに、健全に中学受験に臨むにはどうすれば? 経験者の声から考えます。

enquête
LEE読者の中学受験の実情は?
(※LEEメンバー197人にアンケート)

Q1.
中学受験はしましたか?

 した…32%

していない …68%

約3割が受験を経験 首都圏在住が多い

読者の中で中学受験の経験があるのは約3割。受験者の多くは首都圏在住で、地方では「公立中学校が近所にあって雰囲気もいいので、周りの友達もほとんど中学受験はしない」(メラメラさん)のような声も多く、地域差が大きいのが現状。



Q2.
中学受験をすることに決めたきっかけは?

1位:子どもが行きたい学校があるから

2位:子どもが中学受験をしたいと言ったから

3位:私立のいい環境で勉強してほしいから

4位:両親が中学受験を経験しているから
            高校受験で苦労しないために

LEE読者の多くは、子ども主導で中学受験することを決定

LEE読者に多かったのは「英語に力を入れている学校に本人が行きたがったので」(オージーママさん)というように、本人主導で受験を決めたという声。

「公立で高校受験のための内申点が取れるか心配だった」(さとこさん)など公立校への不安を挙げる人も。

Q3.
中学受験には、親の関わりが必要だと思いますか?

必要だと思う …81%

必要ではないと思う …4%

どちらとも言えない …8%

わからない …6%

その他 …1%

親のサポートは必須!経験者の約8割が回答

中学受験を経験した読者に聞いたところ、約8割が「親の関わりが必要」だと実感。食事や睡眠時間の確保、塾の送り迎えはもちろん、志望校や受験スケジュールの組み方などの情報収集、弱点の克服など多方面でのサポートがマスト。

Q4.
「親の関わりが必要だと思う」理由は?

 “中学受験”との距離の取り方 親はどう関わる?

勉強するのは本人だけど、送迎やお弁当、説明会、受験校スケジュール管理など、親が関わらないと中学受験はできない。(LEEメンバー aiさん)

必要な情報集めや、模試の結果を見て弱点の克服策を考えることは、わが子を知っている親だからこそできることだと思う。(LEEメンバー リンゴ飴さん)

宿題やテスト直しなど、すべてを行うと時間が足りないので、親が取捨選択する必要がある。(LEEメンバー yukkoさん)

その他にもこんな意見が

子どもは自分をコントロールできないし、精神的に未熟。信頼できる塾の先生にも頼ったけど、一番の味方として伴走できるのは親。(すのさん)

ストレスで人にあたる子もいるし、自分の内に秘める子もいる。親が子どもをちゃんと見てメンタルケアすることが本当に大事。(さとこさん)

LEEメンバーの体験談
6年生の11月までゲームをやめられず…塾の先生との約束で我慢できた

「勉強中に親が隣に座ると安心して集中できたことも」

現在、中学2年生の息子が中学受験を経験したそう。

「受験中、最も苦労したのはゲームやYouTubeなどの娯楽との向き合い方。1時間勉強したら、休憩として30分間ゲームをやっていいというルールを作ったりもしましたが、きっちり30分で終われないことが多くこちらはイライラ…。

結局、6年生の11月頃まで続いたのですが、塾の先生が『次の模試で◯番以内に入らなければ、受験終了までゲームを我慢しよう』と言ってくれて、息子は目標順位に入れなかったのでゲームを中断。ふてくされるんじゃないかと心配しましたが、信頼する塾の先生との約束だったので守ることができました」(LEEメンバー なかなか痩せない母さん)

その他にも、受験中のメンタルケアの必要性を痛感。

「『隣に座ってほしい』と言われることがあり、ただ隣にいるだけで安心して勉強に集中できたよう。塾の帰り道はコミュニケーションの時間ととらえて会話を。父親が一緒に問題を解きながら教えたことも。親が適度に関わることで、息子も安定して受験を乗り越えられたと思います」(LEEメンバー なかなか痩せない母さん)


次回は「中学受験を経験してよかったと思うこと、大変だったこととは?」をご紹介。

イラストレーション/きりふみこ 取材・文/野々山 幸(TAPE)

こちらは2023年LEE1・2月号(12/7発売)「“中学受験”との距離の取り方」に掲載の記事です。

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