【赤い名品12】コンバース、セント ジェームス…スタイリスト 石上美津江さんが公私でヘビロテ!
2022.10.27
秋冬のスタイリングに欠かせない
「スタイリスト 石上美津江さん的、赤名品」
スタイリスト 石上美津江さんが公私でヘビロテする赤名品たち。そのこよなく愛する理由を、ブランドやアイテムの背景にあるストーリーとともにお届けします。
01.
Le minor(ルミノア)
のボーダーカットソー
「老舗でありながら、サイズ感やデザインをさりげなくアップデートしていて、定番のはずなのにいつも新しさを感じます。赤のパネルボーダーは体が泳ぐ大きさが可愛くて、レイヤードしやすいところがお気に入り」。
1936年、海で働く人たちへ向けたマリンセーターの製造がはじまり。〝made in France〞にこだわり、創業当初から自社工場での一貫生産を継続。身幅と袖幅にしっかりとゆとりを出したこのモデルは、ヴェリテクールの別注です。
02.
Johnstons of Elgin(ジョンストンズ オブ エルガン)
のチェック柄カシミヤストール
「25歳のときに初めて買ったカシミヤストールも、赤のタータンチェック柄でした。首元に巻いたり、広げて肩にかけたりといろんなアレンジができますが、ただ手に持ってるだけ、って日もあります(笑)。ほかの色もいくつか持っているけれど、出番が多いのはやっぱり赤」。
創業は1797年。220年以上の伝統技術と歴史を持つ、言わずと知れた老舗ファクトリーブランド。ストールに用いられるカシミヤは世界最高級と称され、一度触れてしまったら虜になること必至。
03.
Repetto(レペット)
のパテントレザーバレエシューズ
「私の好きな〝可愛い世界観〞がそのまま形になったバレエシューズ。つやめく赤と丸みを帯びたシルエットのバランス、足を入れたときの高揚感。おばあちゃんになっても履き続けたいと思う唯一の靴」。
1947年、ローズ・レペットが、振付師の息子の助言のもとにデザインをスタート。1956年にフランスの女優ブリジッド・バルドーがバレエシューズと同じくらい履き心地のよいタウンシューズをオーダーし、その後、映画『素直な悪女』で着用したことから注目の的に。
04.
L.L.Bean(エル・エル・ビーン)
のキャンバストート
「LEE読者の皆さんならひとつはお持ちかも知れませんが、2個目に赤はいかがでしょう? 可愛らしいポイントになり、ダークカラーに偏りがちな秋冬の抜け感にも最適です!」。
1944年に氷を運ぶためのバッグとして誕生。水がしみ出しにくい24オンスのキャンバスが使われ、耐久性強化のため底部分の生地は二重になっています。
05.
CONVERSE(コンバース)
のキャンバス オールスター ハイカット
「やんちゃでいさせてくれるんです、この赤は。ボーイッシュな佇まいが、甘い服や大人っぽい着こなしのはずし役に重宝しています。カーキやイエローといった、定番色以外の色と合うのも好きな理由です」。
1917年、バスケットボール専用シューズとして生産が始まったコンバース オールスター。その機能とデザインは誕生から100年以上たった現在もほとんど変わらず、世界中のさまざまな世代から支持される不朽の名作。
06.
SAINT JAMES(セント ジェームス)
のボートネック長袖シャツ
「朱赤でも真紅でもない絶妙な発色が、デニムやチノなどのカジュアルボトムと相性抜群。私がスタイリングで使うときは、おしゃれなリラクシー感が醸せる一番大きい『T6』サイズを選びます。この赤を〝チューリップ〞と名付けたセンスも素敵!」。
1889年、フランスのノルマンディ地方で、地元の漁師や船乗りのためのウエア製造からスタート。長袖シャツも彼らが着ていたものが原型になっていて、目の詰まったしっかりとしたコットン生地は洗濯機でガンガン洗ってもへたらないタフさが自慢。
07.
A PIECE OF chic(ア ピース オブ シック)
のシルクスカーフ
「首元からのぞかせたり、バッグに巻いたり。コーデの物足りなさをちょうどいい具合に補ってくれるスカーフ。こちらは〝自分には少しコンサバすぎるかも?〞と、スカーフに苦手意識がある人にもおすすめしたいブランドで、絵柄にクスッと笑えるシュールさがあるんです。レンガっぽい赤なので、気軽に投入できると思います」。
スカーフの製造で有名なフランスのリヨンで2012年に誕生。1930〜60年代のヴィンテージテキスタイルを現代的にアレンジした絵柄が人気。
08.
INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズド シャツ)
のストライプ柄シャツ
「優しい発色でピンクのように見える赤×白のストライプ柄。正統派なボタンダウンシャツなので、一枚ではもちろん、はおったり巻いたりと着回し力も期待大! 一着持っているととっても便利です」。
1961年のアメリカ・ニュージャージー州で、二人のシャツ職人が創業。赤いベンガルストライプはブランドの黎明期からの定番であり、アメリカシャツを代表するテキスタイルです。着るほど、洗い込むほどに風合いが増し、〝育てる〞楽しさも。
09.
OLD SOLDIERの(オールドソルジャー)
のキャップ
「映画『パリ、テキサス』で、主人公のスーツ姿の男性がかぶっていた野球帽を彷彿とさせる、ヴィンテージライクな赤。ボルドーっぽい発色は肌なじみもよく、コーデのアクセントやはずし役にぴったりです」。
2013年に誕生し、ニューヨークの海の歴史や運河の文化を背景に、ウエアや小物を展開。生地にウォッシュ加工を施してクタッと感を演出したキャップは、幅広い着こなしに似合うと評判。フロントのフラッグの刺繍は、デザイナーの祖母が描いたイラストがモチーフ。
10.
Le Tricoteur(ル トリコチュール)
のウールセーター
「鮮やかさと落ち着きを持ち合わせた赤なので、オーバーサイズでも派手に見えません。本格フィッシャーマンズセーターならではの目の詰まった編み地と厚みに、職人技が光るディテール。差のつく大人のカジュアルスタイルが叶います」。
1964年にイギリス・ガンジー島で創業。伝統的な製法を受け継ぎ、今もなおハンドニッティングで仕上げられています。太番手のウール糸で編まれたニット生地は、耐久性と防湿性◎。
11.
Yarmo(ヤーモ)
のリブソックス
「仕事でもプライベートでも、一番よく登場する赤ソックス。しっかりとした厚手で、ローファーやブーツ、スニーカーにバレエ靴とどんな靴とも好相性。足裏のデザインまで可愛いんです」。
1898年にイギリスで創業した老舗ワークウエアブランド。コットンをベースにした厚手のソックスは、つま先から足裏の内側が厚みのあるパイル仕様になっていて、優れたクッション性&吸湿性を発揮。また足裏のロゴはグリップ機能も! 可愛らしさと実用性を兼ね備えた一足です。
12.
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
のバンブーアンブレラ
「バンブーハンドル、細身で小ぶりなサイズ感、可愛い赤。そしてさす姿にまで品が備わる、クラシックなデザインの大ファン! 雨の日も気分が上がります」。
1823年、ゴム引きの防水布『マッキントッシュ・クロス』の発明から始まった、イギリスを代表するアウターウエアブランド。近年はレイングッズも人気で、こちらの傘は全長73cm、直径92cmと十分なサイズ感ながら、重さ約210gと超軽量。共布の専用傘袋に入れるとステッキのようになるデザインです。
スタイリスト 石上美津江さんの「やっぱり、赤が好き!」記事一覧次回は、スタイリスト 石上美津江さんの「やっぱり、赤が好き!」まとめてお届け!
撮影/森脇裕介 魚地武大(TENT)(物) ヘア&メイク/YUMBOU(ilumini.) スタイリスト/石上美津江 モデル/比留川 游 取材・原文/鈴木絵美
こちらは2022年LEE11月号(10/6発売)『スタイリスト 石上美津江さんの「やっぱり、赤が好き!」』に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年10/6発売LEE11月号現在)です。
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