【料理家川上ミホさん愛用のキッチン名品12選】野田琺瑯、バーミキュラ、髙田耕造商店…使いやすくてサスティナブルな逸品とは?
2022.04.15
手ぎわよく下ごしらえをし、丁寧に調理して、美しく盛りつける。日々、食と真摯に向き合う人気料理家川上ミホさんが愛用する、珠玉の調理器具の数々を紹介します。
教えてくれたのは?
料理家 川上ミホさん
フランス料理店でのソムリエ、イタリアンの料理人などを経て、現在は料理家として雑誌・WEBなどで幅広く活躍。
●Instagram:miho.kawakami.5
●Twitter:mihoyokozuka
●公式サイト:http://www.mihokawakami.com
キッチンに立つのがますます楽しく。暮らしに豊かさも与えてくれるのは調理道具のおかげ
「もともとイタリアンのシェフとして手ぎわよく作業するために、調理器具は機能性重視で選んでいました。けれども結婚と出産を経て、生活環境も変わっていく過程で、手元に残る道具類にも変化が訪れるように。
それは使いやすさに加えて、ぬくもりあるデザインや、使い捨てではなく繰り返し使えるもの。そして職人さんの知恵と技術が詰まったハンドメイド、お手入れやメンテナンスをしながら長きにわたって愛せるものです。
便利なだけにとらわれず、環境に負担をかけない道具が多くなりました。使い続けるうちに私にしっくりなじみ、時にはレシピの幅を広げ、味の底上げもしてくれます。
今は料理をすることにますます喜びを覚え、暮らしも豊かになっていくのを感じています」(川上ミホさん)
料理家川上ミホさんの
使い続ける調理道具12選
使いやすくてサスティナブル。数多くの調理器具に触れてきた川上さんが選ぶ、長く愛用できる名品を教えます。
たっぷり仕入れた野菜や果物はたらいで洗い、切れ味鋭い牛刀でカット
1. 野田琺瑯の小たらい
「たらいは使い勝手がよく、キッチンではボウル感覚で使います。大量の野菜や果物を手に入れたら、一度に洗って下処理まで済ませ、直火で保存食やジャムも作れます」(川上ミホさん)。熱湯消毒もできるタフなホーロー製。
野田琺瑯の小たらいをLEEマルシェでチェック!2. 有次のA合金鋼ツバ付き牛刀 7寸
海外の万能包丁といえば牛刀。「刃渡りが長くて刀幅が薄いので、大きい食材もスパッと切れ、身離れがいい。野菜はみずみずしく、肉や魚は身を崩さず断面まで美しいです。切れ味はおいしさに直結することを実感」(川上ミホさん)
●注文はHPで。http://aritsugu.jp/
食卓にもなじむ”あると便利”なボードとナイフ
3. DYKのパン切り包丁
大工道具の製造・販売元として江戸時代に創業した「髙儀」が知恵と技術を守りつつ、洗練されたデザインへと昇華。「刃が粗めなので、パンの繊維を壊さずにカット」(川上ミホさん)。マットなブラックのほかシルバーもあり。
●注文はHPで。https://www.dyk-takagi.jp/
4. epicureanのカッティングボード S
世界的に有名な刃物メーカーの隠れた人気アイテム。「にんにくをつぶしたり、パンやチーズを切りたいときに便利なカッティングボード」(川上ミホさん)。環境にも配慮したウッドファイバー製、軽くて丈夫、ナイフの刃にやさしいのも特徴。
epicureanのカッティングボード SをLEEマルシェでチェック!機能的なおろし金と食卓を彩る手仕事のすり鉢
5. 山只華陶苑のすり鉢
1794年創業、七代目の加藤智也さんは国際コンテストで受賞経験も。手がけるすり鉢は実用性がありながら芸術品のような美しさ。「食材が逃げにくく、香りが立ちやすい。わが家ではすり鉢、ボウル、器と三役を担います」(川上ミホさん)
●注文はHPで。http://yamatada.jp/
6. マイクロブレインのプレミアムシリーズ ゼスターグレーダー
プロも愛用するスティックタイプのおろし金。「チーズや柑橘の皮、ゆで卵などをこのグレーダーでするだけで驚くほどふわふわに。切れ味はずっと良好のまま使えます」(川上ミホさん)
※現在LEEマルシェでは「レッド」のみの取り扱いとなります。
マイクロブレインのプレミアムシリーズゼスターグレーダーをLEEマルシェでチェック!天然素材の棕櫚が鍋を傷つけず、こびりついた汚れをスッキリと
7. バーミキュラのオーブンポットラウンド26㎝SUKIYAKI
「余分な水分を加えず、素材の持ち味を引き出して調理。底浅なので、アクアパッツァなどの煮込みが美しく映えますし、よそいやすいです」(川上ミホさん)。色は【マットブラック】SUMI(炭)。
●注文はHPで。https://www.vermicular.jp/
8. 髙田耕造商店の棕櫚ささら
天然素材の棕櫚を厳選して束ね、ステンレス線一本で締める職人の技が光る逸品。「鍋やフライパンを傷つけることなく、繊維面が焦げやこびりつき、汚れを的確にとらえて落とします」(川上ミホさん)
髙田耕造商店の棕櫚ささらをLEEマルシェでチェック!想像以上に丈夫で長持ち。抗菌性も高いへちまたわし
9. へちまここちの食器洗い用へちまたわし
「富山県の自社農場で育った無農薬へちまで作るたわしは、少量の洗剤でもスッキリとした洗い上がり。速乾性・防菌性に優れているので衛生的です」(川上ミホさん)。食器はもちろん、手肌にも地球環境にもやさしい。
●注文はHPで。https://hechimacocochi.com/
京都のおばあちゃんの作り方を継承した繰り返し使える茶葉袋
10. tabelのずっと使える。京都の麻のお茶っ葉袋
使い捨てが主流のお茶パックこそエコを意識したい。「麻素材なので、繰り返し使えますし、洗ったらすぐに乾くところも◎。茶葉や薬草をこの中に入れ、お茶やハーブティーを煮出します」(川上ミホさん)。写真のMのほか、Lサイズもあり。
●注文はHPで。https://tab-el.net/
鮮度を保つ伝統の包装材。おにぎりが格段においしく!
11. やまとわの信州経木Shiki
木を薄く削り乾燥させた経木は、日本で古くから使われてきた自然の包装材。「揚げ物や蒸し料理に敷いたり、おにぎりを包んだりと汎用性も高い。木の香りにも癒されます」(川上ミホさん)
●注文はHPで。https://shinshukyougi.jp/
絞って、包んで、こして、etc. 繰り返し使える万能さらし
12. さささの和晒ロール
「ラップやプラスチックの使用量を減らしたくて見つけた和晒。出汁をこす、野菜を包む・蒸す、食材を絞って…と使い方いろいろ。最後はウエスとして使い切って」(川上ミホさん)
●注文はHPで。https://sa-sa-sa.jp/
他にも「暮らしの目利き13人が選んだ雑貨と道具」を公開中!
【モデル花楓さんお気に入りのインテリアショップ「シボネ」】アート作品、雑貨、ギフトアイテム…ギャラリーを訪れる感覚で楽しんで
詳しい内容は
LEE 2022年5月号別冊
暮らしの目利き13人が選んだ間違いない雑貨と道具BOOK
に掲載されています。
次回は「花楓さんのときめく出会いを求めてリアルショップへ”cotogoto”編」をご紹介。
撮影/清水奈緒 ヘア&メイク/千葉智子(ロッセット) スタイリスト/岩﨑牧子 取材・文/広沢幸乃
※クレジットのないアイテムはすべて私物です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年4/7発売LEE5月号現在)です。
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