【大人のコスパ服選び5つのルール】目利きスタイリスト吉村友希さんがアイテムごとにコツを伝授
2021.12.14 更新日:2021.12.15
素材、シルエット、細かなディテールのチェックにまで余念なし! 目利きの吉村さんが「買って正解!」と思える選びのコツを指南します。
教えてくれたのは?
スタイリスト 吉村友希さん
実際に見て、触れて、着て、じっくり吟味したアイテムを軸に、誰もがマネしやすいスタイリングを提案。その慎重さから育まれた確かな審美眼で、目からウロコのコスパアイテムを発掘するのも得意。
rule_01:Knit
ニットは"編み地の密度"と"端"に意識を向けて
吉村さんのおすすめブランド
AMAIL https://www.amail.tokyo/
重厚感はありながら着心地は軽やか。袖口や裾はしっかりしたリブ編みでとまりがよく、丸みのあるフォルムづくりも簡単。柔和なアイボリーの色出しも美しい。
Yoshimura’s Comment
「ハイゲージ、ローゲージ問わず、ギュッと目が詰まった編み地と袖口や裾など"端"の始末が丁寧にされているかどうかに着目して。それによって上質感とフォルムの美しさが決まると言っても過言ではないので、ネット買いのときこそ写真で隅々まで確認を!」
Coordinate
「ほどよく厚みがあると衿や袖の立体感がきわだって締まりがよく、高見えします。一枚で着ても素敵ですが、中にロンTを入れるとより今っぽく新鮮な印象に。上半身にボリュームがあるぶん揺れ動くツヤ感スカートで対比をつけて、調和のとれたMIXカジュアルに仕上げて」(吉村友希さん)
rule_02:Eco Leather
エコレザーの決め手は"マットな光沢感"!
吉村さんのおすすめブランド
STYLEMIXER https://style-mixer.com/
毎年好調なエコレザーパンツの新色。リアルと遜色のない素材感で、高級感たっぷり。ウエストタックとひざの切り替えによる巧みな立体シルエットも人気のカギ。
Yoshimura’s Comment
「ここ数年でエコレザーもおなじみになり、多くのブランドで目にします。そんな中、上質と感じるエコレザーに共通するのはへんにテカッとせず上品な光沢であること。素材自体に"強さ"があるので、デザインもシンプルがベストです」
Coordinate
「4ケタプライスでも長い期間はける、それを叶えるエコレザーパンツがこれ! 着慣れた服をよそ行きに昇華する起爆剤としても有効です。深みのあるマロンカラーもポイントで、華やかな色のニットも大人っぽくマイルドな印象に」(吉村友希さん)
rule_03:Photo T
モノトーン×たっぷりシルエットがフォトTの鉄板!
吉村さんのおすすめブランド
GOOD ROCK SPEED https://www.goodspeed-store.com
女性写真家ロベルタ・ベイリーとコラボしたスタイリッシュな一枚。何度も洗いをかけることで生まれるくたっとこなれた風合いにも大人のムードが宿ります。
Yoshimura’s Comment
「世代を超えて人気のフォトTこそ、モダンなカラーレスが正解。さらに、思いきったオーバーシルエットでモードに転ばせると一歩差がつきます。ニット同様、"端"まで気配りが行き届いた、袖口がキュッと締まったタイプがおすすめ!」
Coordinate
「身長158cmの私が着てひざ上くらいの抜け感シルエットとクシュッとたゆむ袖に、ほのかな可愛げを託して。微光沢のネイビーパンツ×ブーツインのちょいモードな着こなしに赤リップをきかせて、あくまでゆるく女らしく楽しむのが理想です」(吉村友希さん)
rule_04:Coat
今っぽさと高見えの両立はコートの贅沢な生地分量にあり
吉村さんのおすすめブランド
FREAK’S STORE https://www.freaksstore.com/
リッチなボリューム、墨黒っぽいシックな色み、着回し力のある3WAYでこの価格は感動モノ。
Yoshimura’s Comment
「冬の顔ともいえるコートを低予算で選ぶときは、生地を惜しみなく使い、体を優雅に包むオーバーシルエットが大本命。特に狙い目は、デザイン性の高さや質のよさはもちろん、実用面にまでこだわったセレクトショップのオリジナル!」
Coordinate
rule_05:Sweat one-piece
スウェットワンピは"ニット感覚できれいに着られる"目線で選ぶのが◎
吉村さんのおすすめブランド
CITEN https://store.united-arrows.co.jp/shop/citen/
バックスリット入りハイネック、足さばきのいい裾のデザイン…。スウェットのラフなイメージを一新し、立体シルエットを構築するディテールが満載。
Yoshimura’s Comment
「カジュアルになりがちなスウェットは、この一枚で食事に行ける、そうイメージできたらGOサイン。きれいめなスムースな素材感と、ボリューム袖など女性らしいデザインを意識すると、着こなしの幅が格段に広がります」
Coordinate
「暖かくて心地よい起毛素材と一枚でサマになるデザインに惚れ惚れ。黒レザーのバッグとブーツでリュクスに盛れば、"スウェットでドレスアップ"が叶います。特別感のある全身白を気負わず楽しめるのもスウェット素材の恩恵」(吉村友希さん)
他にも「『ネットでコスパ服』完全必勝ガイド」を公開中!
次回は、「おしゃれ読者の『コスパ服でスタイルよく見えるコツ』大きいさん編」をご紹介。詳しい内容は2022年LEE1月号(12/7発売)に掲載中です。
小渕真希子(人物) 魚地武大(TENT)(静物) ヘア&メイク/YUMBOU(ilumini.) スタイリスト/吉村友希 取材・文/榎本洋子(TENT) 本誌編集部
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年12/7発売LEE1月号現在)です。
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