気温とともにぐーんと湿度も下がり、今年も乾燥シーズンがやってきました。
今日はこんなお悩みにお答えします！

髪のパサつきが辛いです！

Q：何をやっても髪のパサつきが改善しません。きれいな髪になるにはどうすればいいか知りたいです」（しずくさん・36歳）

A：髪の保湿だけでなく、頭皮の保湿も考えてみて！
頭皮も肌であり、乾いた頭皮から生まれる髪もまた、水分が不足しがちです。髪と頭皮の保湿ワザの基本をお伝えします。

撮影／藤井マルセル（t.cube）

ほとんどの髪と頭皮のお悩み…
解決のカギは「保湿」なんです！

私たちの髪と肌は常に乾燥の要因に囲まれています。すぐに思い当たる乾燥要因は、この4つ！

要因1：紫外線、低湿度による乾燥

紫外線は夏だけでなく冬も一年中降り注いでいます。冬は紫外線が弱まる一方で、乾いた空気に潤いが奪われやすくなります。

要因2：女性ホルモンのゆらぎによる乾燥

産後に脱毛が起こることでもわかるように、LEE世代は妊娠、出産などにより、女性ホルモンが不安定になりがちです。実はこの女性ホルモンが肌の潤いを保つ役割もしているため、肌が乾燥に傾きやすくなります。敏感肌になりやすいのもそのためです。

要因3：住環境による乾燥

密性の高い建物に、アスファルト、コンクリート…私たちを取り囲む環境は、木でできた家や土に囲まれた昔に比べ、やはりどうしても乾燥しやすいもの。ある化粧品メーカーの調べでは、都会ほど乾燥しやすいことがわかっています。

要因4：ヘアカラーによる乾燥

ヘアカラー剤はアルカリ性です。カラーをした後の頭皮や髪はどうしても乾燥が進みやすくなります。

肌と同様、美しい髪と頭皮にだって、必要なのは潤い！
でも頭皮の保湿ってどうすればいいの…？ という人も多いでしょう。頭皮はもともと顔の肌の2倍の皮脂が出るところですが、肌の内側の水分が不足しているために、逆に皮脂が出すぎていることも多いのです。頭皮の肌解析をする美容師さんや毛髪診断士の方に話を聞くと、ほとんどの大人の女性の頭皮に乾燥が見られたり、赤みが出ているんですって。大変！

ママの髪と頭皮の
乾燥ケアのためにできること！

髪と頭皮の保湿ケアは、顔やボディのケアと同様、お風呂の最中や後のタイミングがベスト。子どもと入るお風呂で落ち着いて自分に手をかけるなんて…厳しいですよね。スキンケアや子どものボディケアをするだけでも大変なのに、自分の頭皮や髪の保湿ケアまでプラスできるかというと、ほぼお手上げです。

でも、「お手入れやらなきゃ」「でもできない…」なんて悩んでしまったら逆効果！ そのあせる気持ちがストレスになり、交感神経優位になって緊張状態につながり、やがては産後脱毛やストレス脱毛につながりかねません。

そこで、髪と頭皮の乾燥を防ぎながら、ストレスもフリーにするために、私がおすすめしたいのは…ドライヤーをちょっといいものに変えることです！

ドライヤーは洗濯機や食洗機と同じ
Q0L（生活の質）向上家電です！

上は大風量・大風圧・低温設計の最新ドライヤー。頭皮と髪のムダな乾燥を防ぐことができます。逆に風量が少なく、熱で乾かすドライヤーは、根元に風が届きにくく、内側が生乾きになってムレやニオイの原因になりがちです。しかも早く乾かそうとすると、風の温度を上げることになり、髪の表面ばかりが乾いてみるみるパサパサに…。美容師さんのような技術のない私たちにとっては、あまりいいことがありません。

上の2つのドライヤーは、いずれも3万円以上という奮発価格ではあるけれど、洗濯機や食洗機と同じく、家族のために家事を楽にする家電と考えてみて！
それに美顔器などと違って、自分だけでなく家族全員が使えるのだからコスパも抜群。子どもの髪だって早く乾かすことができますし、精神的な負担やストレスがぐっと減るはず。

さらにドライヤーで乾かす前には、速乾タオルも取り入れると便利です。この2点セットで1～5分くらいの時短になり、乾燥の最大の原因となる髪の傷みが防げます。自分を甘やかしながら、長く、楽に続けられる頭皮と髪の保湿ケアを考えていきましょう。

次回は髪と頭皮の保湿ワザのさらなるステップアップ編をお届けします！
お楽しみに！

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