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FOOD

神原サリーの愛しの家電語り

【優秀家電】デロンギ・ミニコンベクションオーブンで料理が楽しく!

  • 神原サリー

2020.06.21

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今回、ご紹介するのはデロンギの「スフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブン」です。スフォルナトゥットとは「何でもオーブンから取り出す」という意味。つまり、オーブンがあればどんな料理もおまかせでおいしくできるということ。日本ではオーブン料理というと特別な日のものと考える人が多いかもしれないけれど、とても便利で万能な調理家電なのです。

とはいえ、オーブンレンジもオーブントースターも持っているから、これ以上増やせない…そんな方は今お持ちのオーブントースターと置き換えできるサイズ感なのでご安心を。私自身、7年前の前モデルから愛用していて、この春発売の新モデルもさっそくキッチンに仲間入りするほどのお気に入りの一台です。

ファンで熱を対流させるコンベクション機能でムラなく美味しく

普通のオーブンとコンベクションオーブンの違いは、熱を対流させて食材を包み込むように火を通すことができること。この春に発売されたモデルは、このコンベクション機能を最大限に引き出すべく開発された新型のファンとファンカバーで、さらにムラなくおいしく焼き上げられるように設計されています。

デロンギ「スフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブン」¥21,780 (税込)

100Vと電圧が低い日本で大きなオーブンをハイパワーで使おうとすると予熱や調理時間に時間がかかりすぎますが、“ミニコンベクションオーブン”という名前の通り、オーブントースターと変わらない大きさで、天地などは少し低めでよりコンパクトに感じるくらい。だからとても熱効率がよく、置き場所にも困らないので日本の家庭にぴったりなのです。

操作部にあるのは100度から230度まで調節可能な温度ダイヤルと、最大45分までセットできるタイマーダイヤル。そしてヒーター切り替えとコンベクションのオンオフのためのボタンのみ

使い方も簡単。操作部にあるのは100度から230度まで調節可能な温度ダイヤルと、最大45分までセットできるタイマーダイヤル。そしてヒーター切り替えとコンベクションのオンオフのためのボタンのみ。中までしっかり火が通り、表面がカリッと仕上がるコンベクションが魅力ですが、ケーキなどをしっとり仕上げたい時には上下ヒーターだけのオーブンに、グラタンなど焼き目を付けたいときには上ヒーターだけのグリルを使います。

ぶりの照り焼きもお手軽なデザートもこれ一台でバッチリ

オーブン料理というと洋風なものを思い浮かべがちですが、フライパンでは焦がしがちな「ぶりの照り焼き」も、下味をつけたぶりを付属のオイルプレートにのせ、180度のコンベクションで15分調理すれば、途中でひっくり返す必要もなく身はふっくら、ちょうどいい焼き加減になります。

ぶりの照り焼きも失敗なし

そうそう、このミニコンベクションオーブンの素敵なポイントの1つにピザストーンとこのオイルプレートが付属していることもあるんですよね。このオイルプレートは、波型でスリットの入ったプレートと受け皿がセットになっていて、余分な脂が落ちるのも魅力ですが、下段に野菜を仕込んでおくと、スリットから落ちた脂やうまみなどがちょうどよく野菜に染みて、おいしい副菜になります。ぶりの照り焼きのときにも、トレーにレンコンを薄切りにしたものを並べておくといいんですよ。

ピザストーンとオイルプレートが付属しています

スライスしたリンゴをお鍋でサッと煮て(わが家ではこれを小分けにして冷凍してあります)、それを卵2個、砂糖50g、牛乳50cc、生クリーム100cc、薄力粉20gを合わせた生地と合わせて焼く「リンゴのクラフティ」も170度のコンベクションで30~35分で焼きあがりました。これは焼きたてより冷蔵庫で冷やしたほうがさらにおいしくなります。わが家では子供が小さいころから作っていた定番のデザートで「リンゴのケーキ」と呼んでいました。リンゴさえ煮てあれば、生地づくりは3分程度で出来るのでおすすめです。大人向けには生地にラム酒を少したらすとさらにおいしくなりますよ。

わが家の定番デザート「リンゴのケーキ(クラフティ)」

ジューシーなスペアリブやハッセルバックポテトはパーティーにも

この「スフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブン」には料理家の渡辺麻紀さんが監修されたレシピブックが付属していて、そこに掲載されているメニューがとても魅力的なのです。先ほど紹介したぶりの照り焼きの下にレンコンを仕込むのも、渡辺麻紀さんのレシピから。

スペアリブも下味に30分、コンベクションで25分

外側をこんがり焼こうとすると中が固くなってしまいがちだったり、焼き加減が案外難しいスペアリブも200度のコンベクションで25分で極上の仕上がりになりました。オイルプレートを使って焼くと、余分な脂を落としてくれるのでヘルシー&ジューシー。

レシピブックを参考に作ったハッセルバックポテトもホクホクした味わいが絶品だと家族にも大好評でした。

ハッセルバックポテト

メークインのジャガイモに切り込みを入れて間に1cm幅に切ったベーコンをはさみ、オリーブオイルを回しかけて塩コショウをふって200度のコンベクションで40分焼きます。焼きあがる5分前にカットしたモッツァレラチーズをのせます。

そのほか前モデルのレシピブックに載っていて、わが家の定番になっているのが、豚バラ肉のキムチチーズ巻き。オイルプレートのトレーに置いて一緒に焼いたネギが甘くておいしいのです。

豚バラ肉のキムチチーズ巻き

カットして盛りつけました

最後に大切なことを言い忘れていました。トースターとの置き換えでも大丈夫だ書いたのは、最大4枚まで予熱なしでサクッフワッのこんがりトーストが4~5分で焼き上がるから。230度のコンベクションで焼くと熱が効率よく届くので、外はカリッと、中は水分を逃さないでしっとり焼き上がります。

デロンギ スフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブン

https://kitchen.delonghi.co.jp/products/convectionovenevo/

 

神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

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