プログラミングに興味津々!
2020年からは小学校でもプログラミング学習が必修科目になりますね。小学生の習い事ランキングにも上位に入るプログラミング教室。気になってはいても、具体的にどんなことをするのか、どのように役に立つのか……ということが親の私自身がわかっていません。
先日、アイロボットジャパン東京オフィスにて、『アイロボットSTEMでロボットエンジニアの入り口を体験しよう!』というプログラミング初心者向けのワークショップが開催されました。対象は小学1年生~3年生。講師はアイロボットの社員ボランティアの方々。この日はアイロボットの創設者で現CEOのコリン・アングルさんが特別講師として来られるとのことで、現在3年生の長男とワクワクして参加申し込みをしました。
大学生のときに探査ロボットを開発したコリン氏
コリン・アングルさんの登場に子どもたちは大喜びです。幼いころから身の回りの機械を修理したり、物の仕組みが書かれた本をたくさん読んだりするうちに、誰かの役に立つロボットを作りたいと思うようになったんだとか。そして、コリンさんは大学生のときに、地球外探査を目的とした『ジンギス(Genghis)』というロボットを作ったのです。我が家でも欠かせない存在のお掃除ロボット『ルンバ』をはじめ、床を拭き掃除してくれる『ブラーバ』や雨どいに詰まった枯れ葉をお掃除する『ルージ』(日本未発売)など、ヒット商品を次々と生み出しています。
コリンさんは新しいロボットを作るときには「どんな問題を解決しようか?」というところから、発想するといいます。この言葉が子どもたちの感性を刺激したようで、それぞれにどんなロボットを作ろうかと思いを巡らせていました。ちなみにコリンさんはいろんな国でワークショップをする中で、毎回「どんなロボットを作りたい?」と子どもたちに質問しているそうで、いちばん多い回答が「宿題をしてくれるロボット」だそうです。宿題に手を焼くのは世界共通のようですね(笑)。
ロボットと人の違いを考てみよう
次に、ロボットと人はどのような違いがあるのかを考えます。「ロボットは疲れないよ」とか「泣かない」などと子どもたちは口々に話します。決定的な違いは「プログラム(指示)がないと動けない」ということです。自分で考えて動くことができないから、どんな風に動いてほしいのかを人が考えてプログラミングをすることが必要ですね。
ここまで来ると、子どもたちは〝プログラミング〟というものがいったいどんなものなのかイメージできるようになっているようでした。
いよいよプログラミングに挑戦!
ここで使うのは、お掃除をしないルンバ『iRobot Create 2』です。これはルンバ600シリーズをベースに研究・教育・趣味向けに開発されたロボット。プログラミングには『Scrach』というフリーソフトを使います。
ひとり一台のPCでプログラミングを
さあ、待ちに待ったプログラミングの時間です。ひとり一台のPC割り当てられ、操作方法を教えてもらいながらプログラミングします。もう、子どもたちの目はキラキラ!指令をブロックのように組み合わせてプログラミングしていくので、視覚的に操作できるので簡単です。プログラミングしたら、まずはPC画面上のルンバを動かしてみて確かめます。その後、ルンバにケーブルをつなぎ、実際に動かしてみます。
思った通りに動かなかったり、エラーが出たり…苦戦するチームもありましたが、成功すると飛び上がって喜んでいました。ちなみに長男のチームはエラー続きでなかなか進みまず、気を落としていたところ、研究者の方から「こうやってトラブルが起きた時にどうやって解決するかを研究するのが僕らの仕事なんだ」と声をかけてもらい、長男は研究者に近づけた気持ちでやる気を出した様子。プロの生の声を聞く貴重な体験をさせてもらいました。
最後に感想を書いた紙をコリンさんに渡し、終了証として名前入りの研究員IDをもらいました。しかも、コリンさんの直筆サイン入り! 長男はこれがとっても嬉しかったようで、自宅に帰ってからも何度も眺め、弟に触られないようにと宝物箱にしまっています。
学校でのプログラミング授業がスタートする前に、第一線で活躍する方々と楽しく学べたことがとてもよかったと思います。苦手意識を持たずに、エンジニアの入り口を体験することができました。この日の参加者の中に、将来のエンジニアがいるかもしれませんね!
次回のワークショップは12月9日(日)午前の部10:00~12:00、午後の部13:00~15:00に千代田区神田錦町(最寄り駅 神保町)にあるアイロボットジャパン 東京オフィスにて開催されます。
下記URLから申し込みができますので、ご興味のある方はぜひ詳細をご覧ください!
アイロボットSETMでロボットエンジニアの入り口を体験しよう!初心者向けワークショップ⇒https://www.irobot-jp.com/irobot/stem/index.html
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳