EXPO’70 パビリオンへ!初代黄金の顔公開・ユニホームコレクション企画展@万博記念公園/大阪
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TB はな
2024.11.22
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expo’70 Pavilion museum
1970年にタイムスリップ!大阪万博開催当時の熱気を振り返ることが出来る!
万博記念館 EXPO’70 パビリオンを見学しました
夏休みの或る日。(投稿までタイムラグがあり申し訳ないです…)長男(中2)・次男(小5)・私…の3人で、同じ万博記念公園内にある「EXPO’70 パビリオン(旧鉄鋼館)」に入館しました。(末っ娘はMY実家に宿泊中)
入館料は大人500円、中学生以下無料です!1970年開催の日本万国博覧会(大阪万博)当時の出展施設であった鉄鋼館を記念館として、大阪万博40周年にあたる2010(平成22)年3月にオープン。
未公開を含む約3,000点もの万博の遺産(レガシー)を常設展示で公開しているのに加え、昨年2023年8月からは増設された別館にて太陽の塔の初代「黄金の顔」の展示や万博当時の空気感を映像で体感できるエリアを新設。さらに今年2024年5月24日~来年2025年2月29日の期間限定で公開されています!
こちらが旧鉄鋼館を利用した、EXPO’70パビリオンの建物。
1970年に開催された大阪万博は、アジアで初めて開催された、日本の高度経済成長期を象徴する一大イベント。大阪万博は私の生まれる前の開催なので、万博の当時の熱気を知らない世代ではあるのですが…、浦沢直樹氏のマンガ『20世紀少年』が大好きで、大学生時代に所属のゼミの先生から全巻借りて読み耽りまして…、マンガを通して大阪万博がいかに全世代の老若男女を熱狂させたか、センセーショナルなイベントだったか…を感じ取っていました。映画3部作ももちろん全部観賞!
ここからは大阪万博当時の熱や空気感を、展示を通して辿って行きます。
【Part.1】
本館
常設展示
太陽の塔の周りに大屋根が設置されていて、屋根の下は「お祭り広場」に。高さ30mの大屋根に穴を空ける格好で高さ70mの太陽の塔が聳え立っています。
歴代の万博についての歴史展示「EXPO’70へのあゆみ」コーナー。
大阪万博のシンボルマーク、桜。5枚の花びらは、目玉のように見えなくもない…ですよね。実は2025年の大阪万博公式キャラクターのミャクミャクさまにも5つの目玉が!!大阪万博2025は、大阪万博1970のシンボルマークの「DNAを宿している」そうです…!!
“史上最大のプロジェクト、始動!”。高度経済成長期の総仕上げとして発進した、悲願の万博開催。準備期間にしてわずか5年。急ピッチで準備が進められ、千里の丘は世界中の英知が集まる「未来都市」へ…!!
“空前絶後の記録づくし”コーナー。アジアで初めて開催された「日本万国博覧会」。会期は183日間。駐車場台数23,000台、ごみ19,353トン、入場者数6,421万8,770人など…、数字からも一目瞭然な、前人未踏の大イベントだったことがうかがえます。
「万博見学の七つ道具」紹介もあり、サングラス、帽子、ズック靴などのレジャー定番品から、パビリオン待ちのためのビニール風呂敷や折りたたみ簡易イス、会場で迷子にならないための方位磁石や買い物のための小銭などが挙げられています。
“パビリオン☆パビリオン”コーナー。各国のパビリオンの建物の写真がズラッと展示されています。
【Part.2】Space Theatre
“無限の可能性を秘めた音楽堂”
スペースシアター
「日本鉄鋼連盟」出展のパビリオンが、この鉄鋼館。前川國男氏によって、「建物自体が楽器」というコンセプトの元に建築プロデュース・設計されたもの。こちらは音楽堂・スペースシアター。一辺約40mで、古代コロセウムをヒントにした作りなのだそうです。武満徹氏が演出プロデューサーを務め、特殊スピーカーを用いた録音音源の放送・楽器彫刻による演奏などがこのスペースシアターで行われたとのこと。
ホールには総数820台1,008個のスピーカーが天井・壁・床下に配置され、ホール全体が巨大な楽器に喩えられたそうです。
これが今から50年も前に作られたものだなんて…!!
各種音響機器だけでなく、客席側にも仕掛けが!!青(アルゴンレーザー)と赤(ヘリウムネオンレーザー)の2種類のレーザー光線が7箇所から発射され、スペースシアターのために特別開発されたミラーによって光が変化し、40種類ものパターの光の演出がなされたことに加え、客席の下からも4色の光が照射、光が流れるように変化して行くパフォーマンスが披露されたようです。
スペースシアターを出た後は、また1970年代の万博の展示に戻ります。
【Part.3】
本館から別館へ
本館から別館へ
昨年・2023年8月に新設されたばかりの別館では、企画展「1970年大阪万博ユニホーム・コレクション」が開催中!大阪万博’70当時の「ホステス」と呼ばれた女性達のユニホームが展示されています!連絡通路も近未来的。
連絡通路内の光の色が変わり、歩いている間もアトラクション気分です。
【Part.4】
別館
ユニホーム展示
別館に到着。ユニホームの企画展が開催中でした。1970年万博当時に実際に着用されていたユニホーム(一部レプリカを含むそうです)65種80着が展示されています!
1970年当時はミニスカートが流行していたようです。
今見てもオサレですよね。
企画展の会期は2025年2月28日までとのことです!
【Part.5】
別館
初代「黄金の顔」
現在太陽の塔の頂部にある「黄金の顔」は、実は2代目だそうです。初代「黄金の顔」は風雨で傷んだために1992年に現在の2代目に取り替えられ、初代は現代の技術を駆使して補修され、別館新設とともに、取り替えられて以来約30年ぶりに展示・公開されることに!
初代「黄金の顔」の前で記念撮影。直径10.6m、重さ約12t。
「黄金の顔」の隣にあるスクリーンでは、「太陽の塔」が建造される過程をVTRで追うことが出来ます!
【Part.6】
別館
「太陽の塔」内部に関する展示・中庭
EXPO’70パビリオン(旧鉄鋼館)に来館する前に、太陽の塔の内部ツアーに参加しているのですが(過去記事は以下の通りです↓)
太陽の塔の内部に関する展示をこの場でおさらい。高さ41mの「生命の樹」に取り付けられていた292体の生物模型群の一部が展示されています。
中庭に出て、モニュメントと一緒に記念撮影。
ここは別館の2階部分。初代「黄金の顔」が展示されているスペースは吹き抜けになっており、2階から黄金の顔を眺めることも出来ます。2階の両サイドからは黄金の顔を真横から見ることが出来、撮影をするにはレンタルスマホケース(有料)を装着する必要があります。真ん中には「地底の太陽」の1/10模型が。
「手の椅子」に座ってパシャリ。
EXPO’70体感ギャラリー。
岡本太郎氏が制作した仮面。テーマ館の地下展示「いのり」には、当時世界各国から集められたたくさんの仮面が展示され、これらの仮面のともに展示されていたと推察されるようですが、なぜか詳細は不明なのだとか…。万博閉幕後の解体作業時、「地底の太陽」が行方不明になり、50年以上経った今も見つかっておらず、現在太陽の塔の地下に展示してある「地底の太陽」はレプリカなのだそう。あんなに大きいものが行方不明ってどういうことでしょうね…?
当時の万博のテーマ「人類の進歩と調和」を具現化した「テーマ館」展示プロデューサーこそが岡本太郎氏。地下(過去・根源の世界)/太陽の塔を含めた地上(現在・調和の世界)/空中(未来・進歩の世界)の3つのテーマで構成し、生命の尊厳や無限に広がる宇宙の世界観を東洋の曼荼羅に重ねて表現したのがこの「テーマ館」とのことです。
太陽の塔の「現在」の顔がテーマ館全体を見下ろしています。
「お祭り広場」と「大屋根」の模型。デザインは丹下健三氏、施工は東洋工事(現・東レエンジニアリング)が担当したそうです。観客は、まずメインゲートから北側に出て「調和の広場」へ。そこから「地下展示」を経て「太陽の塔」の内部(生命の樹)をエスカレーターで上り(現在は階段)、「太陽の塔」右腕から「空中展示」のある大屋根の中へ。「空中展示」を見終わった後は、「母の塔」エスカレーターに乗って再び「調和の広場」に戻れるように構成されていたようです。
壁面には「地底の太陽」が。仮面も多く展示されています。<地下─過去・根源の世界>を再現したエリア。
【Part.7】
再び本館へ
万博を支えたものたち
別館から本館へ戻り、順路通り進みます。こちらは大阪万博で走っていた電気自動車(以下EV)!ダイハツ工業が開発、会場内を巡るタクシーや資材を運ぶ輸送車として275台納入したEVで、環境問題が世界のテーマとなっていた中「未来の乗り物」として当時注目されたようです。
「万博を支えたものたち」コーナー。言語を超えて分かりやすいピクトグラムや医療緊急所、駐車場の利用状況や迷子情報などを集約する中央情報処理装置が大活躍したようです。(今と比べて色々おおらかな時代…、たくさんの迷子が続出したんじゃないかと想像します…)
ここからは「EXPO’70コレクション」コーナー。来場者に強烈な印象を残した大阪万博’70。パビリオン・建築・広告・サブカルチャー・ファッションなどあらゆるジャンルの万博の遺物が展示されており、今なお色褪せない当時の賑わいやパッション、輝き、ワクワク感…を感じ取ることが出来ます。
大阪万博’70は閉幕の数日後、半年かけてパビリオン群は解体され、会場跡地に緑を蘇らせる壮大な計画へと移行することに。100年後(22世紀)に目指すのは「自立した森」。多様な動植物が共存する安定した「自立した森」へと再生するため現在もさまざまな試みがされている一方で、「万博記念公園」は万博’70のDNAを受け継ぐ場所として多くの人々に親しまれています。
【Part.8】
大阪万博会場模型 縮尺1/300
制作年数10年余りの超大作!圧巻のペーパークラフト
パビリオン展示を抜けると、ペーパークラフト制作作家の進太郎さんが10年以上かけて制作したという、横6.8m×縦4.5m、縮尺1/300の万博会場模型が!!まずこのEXPO’70パビリオン(旧鉄鋼館)がオープンする2010年に開館記念として21棟のパビリオンを制作され、そこからさらに10年余りかけて2020年の大阪万博50周年の年に全てのパビリオンを完成させたとのこと…!
ものすごく緻密の精巧に作られていますよね。これが全部紙製というのにも驚嘆します。PCを使用して図面から製作されるため、実物に忠実に再現できるのだとか。一番最初に制作されたのは、「一番好きだった」と話された「三菱未来館」だそうです。ちなみに「三菱未来館」は民間企業のパビリオンの中で最大の来場者数だったようです(右真ん中・オレンジ色の屋根)。
観覧車やジェットコースターなどの遊園施設が注目されるきっかけとなったのが、この大阪万博’70。エキスポランド(EXPO LAND)が万博に付帯するアミューズメントゾーンとして作られ、万博開催期間中に2,600万人を超える入園者を記録したそうです!
一番向こうには「虹の塔」も見えますね。万博会場内には当時118(!)の展示施設が。
EXPO’70パビリオン内の紹介は以上です。続いて、万博記念公園内のことを少し。
【Part.9】
万博記念公園内
脱出ゲーム「迷宮の砦」
長男次男ともに、EXPO’70パビリオン内に入館する前から目を付けていたのが、ここ「迷宮の砦」。「パビリオンの後は絶対ここに行きたい!と言われていたので…。
立体アスレチック迷路で、「知力コース」と「体力コース」があります。体力に自信のない二人は「知力コース」を選択…( ̄∇ ̄)
アスレチック迷路の後は、「お腹空いた!」と言われて、公園中央口西側に出店されているクレープとタピオカのお店「Gela*Fru(ジェラフル)」でイートイン。このタピオカミルクティーがめちゃくちゃ美味しかった…!!元々喉が渇いていたということを別にしても、とっても飲みやすくて美味しかったです。
カップに入ったカルボナーラパスタや、マルゲリータピザ風クレープを!
令和の世では、個人がそれぞれに自分の推しや好きなエンタメジャンルがあって多様化しているので、来年2025年の大阪万博は昭和のそれとは全く別モノになるのかなぁ…と漠然と考えていますが、今は通信技術も発達して秒で世界と繋がれる時代。今の時代ならではの鮮烈で新しい国際交流の方法が見つかる万博になるのでは…!?と期待しています。
来年開催される大阪万博2025は「いのち輝く未来社会のデザイン」実現のための「いのち」に関する8つのテーマを掲げているそうです。既に大阪府のふるさと納税では返礼品に万博チケットも10月7日から寄付受付スタートしているようですね。ものすごーーく興味津々ですが、人出が凄そう&先の予定が不明確のため、申込み出来ずにいます…。まずはもう1度家族5人で『20世紀少年』実写映画3部作をAmazon Primeで視聴して、来年の大阪万博へのワクワクを高めて行きたいと思います…!!
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TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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