プラネタリウム“ドラえもん 宇宙の模型”@相模原市立博物館へ!“上溝番田の神代神楽”民俗企画展も!/神奈川
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TB はな
2024.08.30
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(※館内の撮影許可を快く頂いております。ありがとうございます…!但し、フラッシュ撮影はNGです。)
Sagamihara City Museum
相模原市立博物館を再訪
夏休みの或る平日。次男(小5)・末っ娘(小2)・私…の3人で、相模原市立博物館に行きました。(中2長男は部活、夫は家でテレワーク)相模原市立博物館、好きなんです。ちょうど良い大きさで、敷地内には無料の駐車場が完備、都心に向かうのとは反対方向なので、都心に比べると人出も少ないですし、すぐ隣にはJAXA(宇宙科学研究所)があり、プラネタリウム投影もあります。プラネタリウム投影・上映プログラムは曜日や時期によってまちまちなので、公式HPにてよくご確認ください。
普段は月曜日が休館日なのですが、小中学校の夏休みだった7月20日~8月25日の期間は月曜日も開館、「夏休み特別上映」プログラムで投影されていました!
Planetarium♡
子どもから大人まで楽しめる!
「プラネタリウム ドラえもん 宇宙の模型」
この日は全天周映画「プラネタリウム ドラえもん 宇宙の模型」が投影されるタイミングで行って来ました!博物館自体は入館無料、プラネタリウム観覧には観覧料を券売機で購入するシステムです。投影開始10分前から入場出来ます。
ドラえもんのプラネタリウムが投影時間約40分、同時上映で「ニャンちゅう!プラネタリウムチュー!─夏の星座―」がドラえもんより先に上映されました。(ニャンちゅう!の上映時間は約15分)ニャンちゅう!は、夏の大三角形と七夕の織姫&彦星のストーリーを学べる内容でした。
↓同時上映の2番組合わせて1時間弱。小5の次男は理科の授業で習ったこともいろいろ出て来たのもあってとても楽しめたようです!ドラえもんのヒミツ道具のお蔭でこちらも宇宙旅行気分を味わうことが出来ました♩夏は特に星空に想いを馳せたくなりますね。
続いては、相模原市立博物館内を見学しました。
【Part.1】Permanent Exhibition
常設展示
日本列島と相模原台地の生い立ち
相模原台地が誕生したのは今から約10万年前~1万年前と考えられているようです。相模原台地の基盤となる地層についても紹介されています。相模原台地が厚い関東ローム層(赤土)に覆われていることがよく分かる堆積物の断面を再現した展示もありました。
閃緑岩やれき岩、砂岩を顕微鏡で観察できるコンテンツ。
【Part.2】Parmanent Exhibition
常設展示
郷土の歴史
このエリアでは旧石器時代の狩猟や採集生活の様子、橋本遺跡や下溝遺跡群から出土した縄文時代や弥生時代の土器が多数展示されています。
勝坂式土器などの中期の土器や土偶などが展示されています。
【Part.3】Parmanent Exhibition
常設展示
くらしの姿
このエリアでは、ひと昔前の、畑作や養蚕業などの農業を基盤に営まれた相模原での人々の暮らしの道具が展示されています。
↓こちらのエリアのメインテーマは、ズバリ養蚕業!いくつかの蚕種や採桑の道具・さまざまな蚕の飼育道具が展示されています。横浜みなとみらいにある「シルク博物館」で見たのと同じような道具も!(シルク博物館についての過去記事は以下の通りです↓)
蔟(まぶし)も!シルク博物館で視聴した「皇后陛下のご養蚕」では、美智子上皇后陛下(VTR当時皇后陛下)がご自身の手で「小石丸」の繭のサイズにちょうど合わせた蔟を稲藁を使って編んでいらっしゃったのが印象的です。
蚕を飼う季節によって桑の葉の摘み方が違って来たり、その成長に合わせて臨機応変に作業を変えたり養蚕業における昔の人たちの技術と工夫を垣間見ることが出来る展示です。
【Part.4】Parmanent Exhibition
常設展示
人と自然のかかわり
このエリアでは、相模川や道保川、八瀬川、境川などの相模の川と、それに沿って続く段丘崖、雑木林、生息する動物たちの剥製の展示が。
市街地で見られる動植物の展示も。
【Part.5】Parmanent Exhibition
常設展示
地域の変貌
明治時代~昭和初期、神奈川県北部や多摩地方では養蚕業が栄え、相模原台地の上には広大な蚕の餌である桑畑が広がっていたそうです。上溝には、生糸・繭取引きを目的に1870(明治3)年に市場が開設、各地から露天商が集まり、月に6回市場が開かれたとのこと。大正時代の上溝は、150軒ほどの商店が立ち並ぶ相模原の中心的商業地に発展したのだとか。このエリアでは当時集まった商店の賑わう様子と、同時にたくさん存在した農家の暮らしぶりが紹介されています。
1935(庄和10)年以降、相模原台地北部には陸軍関係の施設や工場が次々と建設されるように。このエリアでは相模原に建設された軍事施設・都市建設の状況、軍関連の施設や工場で働く労働者とその家族のために建設された、「相模原集団住宅(通称・星が丘住宅)」の暮らしの様子が展示されています。
常設展示を見終えた後は、企画展へ!
【Part.6】Special Exhibition
民俗企画展
上溝番田(かみみぞばんだ)の神代神楽(じんだいかぐら)
この日は民俗企画展「上溝番田の神代神楽」も開催されていました。会期は9月8日(日)までだそうです。
神代神楽とは、面をつけて『古事記』や『日本書紀』の神話を演じる黙劇風の芸能で、祭りなどで神に奉納されるものを指すそうです。上溝番田の神代神楽は、代々亀山家が元締を務め、相模原市や座間市を中心とした地域で神楽の奉納を担って来たそうですが、2022(令和4)年に保存会が解散、書状や面・衣裳etc.がここ相模原市立博物館に寄贈されたのだとか。実際の神代神楽が舞われている様子をVTRで視聴することが出来ます。
これら亀山社中の神楽道具の数々は市民ボランティア「福の会」を中心に資料整理を行われて来たようで、その成果がこの企画展で初公開されることに。
とても貴重な史料の数々。現在でも亀山家は地域で神職的な役割を担っており、JR相模線・番田駅近くにある持松稲荷神社の初午で祝詞を上げているそうです。
どれも貴重なものばかりですが、中でも明治9(1876)年と記された「神楽免許状」は、神奈川県内において亀山家のみ現存する資料であり、特に貴重なものだそうです。(実物展示は8月4日で終了しているそうです🙏 投稿までタイムラグがあり、申し訳ないです…)
亀山社中から寄贈された資料の中には、直接的な神楽の道具だけでなく、神楽を奉納する際に必要なものを作るための道具や、補修するための道具も入っているそうです。神楽奉納当日に神前に供える榊をノコギリを使って現場で調達したり、神社に奉納されたお米や御神酒、塩などを半紙で包んで、水引きで結んで神饌の用意をすることも神楽師たちの仕事とのこと。神楽装束を着て写真が撮れるフォトスポットも用意されていました!
ドラえもんのプラネタリウムの話よりも博物館の常設展や企画展についての紹介のほうがボリューミーになってしまいましたが…、相模原市立博物館は公式HPにてプラネタリウム番組の上映スケジュールや企画展、イベントについて発信されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね◎
TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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