in spring break…
伊藤忠ガーデン
「オノマトペ処方展」に行って来ました
春休み中の或る日。ITOCHU SDGs STUDIO(伊藤忠SDGsスタジオ)内で開催中の、「オノマトペ処方展」へ長男(新・中2)・次男(新・小5)と3人でお邪魔して来ました(末っ娘はMY実家宿泊中)。伊藤忠商事は「売り手よし・買い手よし・世間よし」の「三方よし」を企業理念に掲げ、創業当時から自社利益だけでなくビジネスを通じての社会課題の解決を目指す企業さんです。2021年4月には、SDGsに取り組む企業や団体を後押しする“ITOCHU SDGs STUDIO”を開設。「SDGsを自分ゴト化」できるよう、大人だけじゃなく子ども達もSDGsを身近に体感・実践できる仕掛けや展示が楽しめる複合施設です!!
ITOCHU SDGs STUIDIOについてのLEEweb関連記事はこちらです↓
LEE100人隊のTB パパリナちゃん・TB アユミさんの過去記事はこちらです↓
ITOCHU SDGs STUDIO内に入るとドームアートが。期間ごとにドーム内の展示内容が変わり、今は第5弾の“「つながる命」ディンプルアート・インスタレーション”が展示中。こちらは3月26日から公開されているようです。ディンプルアートとは、車のフロントガラス製造過程で出る廃材のリサイクル研究で生まれた、プラスチック樹脂・アルコール・顔料を混ぜて着色された絵の具を使ったアートのこと。SDGsの17のゴールに因んで17色に彩られた5種類の動物(キリン・ゾウ・トラ・イルカ・ハト)は様々な地域で「幸せの象徴」とされている動物たちで、ハト以外は絶滅危惧種なのだとか…。
onomatopoeia
オノマトペが社会や日常の課題を解決する!?
「オノマトペ処方展」へ
期間限定の展示、「オノマトペ処方展」へお邪魔して来ました。入場無料です。オノマトペは擬音語・擬声語・擬態語の総称。新書大賞2024のグランプリ受賞『言語の本質』著者の今井むつみ先生・秋田喜美先生が全体監修されている展示だそうです。日本語教師の資格を持つ実の母が、外国人に説明するのに一番苦労するのがこの「オノマトペ」だと話していました。日本は世界でも有数のオノマトペ大国でありながら、幼稚な言葉として過小評価されて来た歴史が。一方で、心情や痛みの度合い・スポーツ観戦での臨場感を聴覚障害のある人に伝えやすいなど、その実用性が注目され始めているのだとか!この展示では「社会で活用できる実用的な言葉」としてのオノマトペに焦点を当てて子どもから大人まで楽しめる仕様になっています!
薬局風の展示が楽しいですね。(すべて撮影許可を頂いております。ありがとうございます…!)トップ画のように、白衣とと擬態語の小物を持って薬剤師さん風に写真を撮ることが出来ます♩
「人工知能にもことばをつくりだせる時代に、まだ、人間にしか生みだせないことばがある。それが、オノマトペ。」…こう書かれると、そうなんだ…!?とまず驚きます。日本語を母国語として使う人間としては当たり前のように出て来るオノマトペですが、人工知能にも使い分けが難しいのかも知れないですね。たとえば心臓の鼓動音でも「ドキドキ」と「バクバク」「トゥンク…」「ドキーーーッ」とは違いますよね。雨が降る表現では「シトシト」「ザーザー」「パラパラ」「ポツポツ」、泣く表現では「さめざめ」「しくしく」「えんえん」「おいおい」「ギャン泣き」、痛みの表現でも「ズキンズキン」「ガンガン」「ジクジク」「キリキリ」「ギューッ」「ビリビリ」「チクチク」「ジンジン」「ヒリヒリ」と実にさまざまですが、私たちは無意識に使い分けています。改めて日本語って、オノマトペって、奥が深い…!と気付かされます。
Let’s play!
オノマトペの実用性を体感!
体験ブースいろいろ
オノマトペって便利!を改めて再認識出来る体験ブースがいろいろ用意されています。
↓こちらは“パパマママトペ”。小さい子どもが言語を取得しやすくするのにも大人側の意図を伝えやすくするのにもオノマトペが大いに役立っているのが分かります。
↓こちらは「わたしの処方せん」コーナー。スタンプで「わたし」の頭の中を好きなオノマトペで埋めて行きます!
↓こちらは「スポマトペ」コーナー。オノマトペを声に出してみるといつもより記録が伸びるかも!?握力、ジャンプの高さ、長座体前屈の測定が出来ます。
↓左はスポマトペ。右は新薬マトペ。
自分自身、どんなオノマトペを使っているかな?と振り返るきっかけにもなりました。「スン…ってなった」「ビビビッとした!」「表現がふんわりしててごめんね」「それはザワザワするね」「なんかモヤモヤが晴れない」「グッと来た!」「こんなにてんてこ動いてるのに」「ずーっとドタバタで」「ボケ~ッとしてたわ」「サクッと終わらせるわ!」など…本当に日常的に使っているんですね。「やんわり」伝えるのにも、オノマトペってなんて便利なんだろう!日本語よ、オノマトペよ、ありがとう!!と再発見できた展示でした。
「オノマトペ処方展」は7月15日(月・祝)までの開催です。気になる方はぜひ立ち寄ってみてくださいね◎
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TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
40歳/夫・息子(12歳・10歳)・娘(7歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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