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元気になる! 韓国肉レシピBEST10

薄切り肉でつくる「サムギョプサル」レシピ/重信初江さん

  • 重信初江

2025.06.06

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\夏疲れを吹き飛ばす!/

元気になる! 韓国肉レシピ

夏を目前にややバテぎみな日々、一品で肉も野菜もたっぷりとれる韓国の肉料理が救世主! 実は辛くない定番は子どもウケも抜群。簡単だけどお家で本格派が味わえるなら、夏疲れとも無縁です! 今回は「サムギョプサル」のレシピをご紹介します。

重信初江さん

教えてくれたのは

重信初江さん

食からエンタメまで熱心な韓国好きとしても知られる料理家。たびたび現地を訪れ、本場の味への探究を深めている。近著は『おうちキンパ』(家の光協会)。

辛くない! 子どもも大好きなメニュー

サムギョプサル

脂の甘味が最高!「サムギョプサル」レシピ/重信初江さん

調理時間15分

「厚切り肉だけでなく、現地では薄切り肉も一般的。おいしく焼くコツは、いじらずに焼き目をしっかりつけること。香ばしく焼いた、脂の甘味が最高!」(重信初江さん)

材料・2~3人分

  • 豚バラ薄切り肉……300g
  • 玉ねぎ……1/2個(100g)
  • 好みの包み野菜(サニーレタス、サンチュ、エゴマの葉など)……各適量
  • きゅうり、にんじん(ともにスティック状に切る)、長ねぎ、青唐辛子、にんにく、白菜キムチ……各適量
  • 〈しょうゆダレ〉
    • しょうゆ……大さじ2
    • 酢……大さじ1
    • 砂糖……小さじ1
  • 〈みそダレ〉
    • みそ……大さじ1
    • ごま油……小さじ1
  • コチュジャン、塩、こしょう、ごま油……各適量

作り方

  1. 包み野菜は洗って、大きい葉は半分に切る。にんにくとキムチは大きければ食べやすく切る。玉ねぎは繊維を断つ方向に5㎜幅程度に切る。
  2. 長ねぎは白髪ねぎにし、冷水でもんでザルに上げ、水気をよくきる。
  3. しょうゆダレの材料を混ぜ合わせ、①の玉ねぎを入れる。みそダレの材料を混ぜる。ごま油に塩を加えてタレを作る。3種をそれぞれ小皿に盛りつける。
  4. 器に①の包み野菜、②、キムチ適量、青唐辛子、きゅうり、にんじんを盛りつける。
  5. 豚肉に塩、こしょう各少々を振って下味をつける。
  6. フライパンに⑤を並べ、中火にかける。そのままいじらずに1分ほど焼き、チリチリとして色づいてきたら、上下を返してさらに1分焼く。ハサミで食べやすく切り、軽く端に寄せて空いたところで①のキムチとにんにくを食べたい分だけ入れて炒め、上下を返しながら弱めの中火で香ばしく焼く。
  7. ⑥の肉に③のタレやコチュジャンを好みでつけ、キムチやにんにくなどとともに包み野菜で巻いて食べる。にんじんやきゅうり、青唐辛子は口直しとしてそのまま食べる。
シメはチャーハンで!

焼いて残った肉とキムチをハサミで細かく刻み、フライパンに戻し入れる。ごはんを加えて炒め、コチュジャンを好みで入れて韓国ノリをたっぷりちぎりながら加えて混ぜる。ヘラなどで押しつけるようにして焼きつけ、仕上げにごまを振る。

どんどん食欲がわき上がる!

韓国の肉料理は夏の味方です

「野菜に巻いたり、甘辛味でしっかりパンチをきかせたり。ガッツリもあっさりもイケるのが、韓国の肉料理のいいところ」と重信さん。

「韓国料理=辛いというイメージがありますが、辛くない料理も多いんです。いくつかの調味料を用意するだけで本格っぽくなるし、作り方も実は簡単。家でも気軽に現地感を楽しめますよ」(重信初江さん)

今回は、おなじみの人気料理から、韓国通のの重信さんならではの家庭料理まで紹介。

「日本の家庭料理と似ているけれど、ちょっとした味つけの違いでどんどん食欲がわく不思議。ついつい箸が進んで、元気になれちゃいます」(重信初江さん)

使えば一気に韓国料理に

使えば一気に韓国料理に

韓国産の粗びき唐辛子粉は、辛さの中のほのかな甘味が特徴。オリゴ糖はねっとりした食感になって、韓国っぽさアップ。また、現地でよく使われるマスタードは、日本で手軽に手に入れるなら、こちらのアメリカンタイプが近いそう。もちろん、甘辛味のベースを作るコチュジャンは外せない!



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Staff Credit

撮影/鈴木泰介 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美 本誌編集部
こちらは2025年LEE7月号(6/6発売)「元気になる! 韓国肉レシピBEST10」に掲載の記事です。

重信初江

料理研究家

少ない材料と手間でできる、アイデアあるレシピがSNSなどで話題に。テレビや雑誌、企業のレシピ制作、料理イベントにもひっぱりだこ。近著に『味つけご飯とおみおつけ』(東京書籍)『冬つまみ』(池田書店)、『おうちで深夜食堂』(共著、小学館)

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