普段のごはんにも、ごちそうにも!
有元さんが何度も作ってきた1皿
有元家で人気の定番イタリアン。今でも作り続けているという原点レシピは、繰り返し食べたくなる味です。
教えてくれたのは
有元葉子さん
YOKO ARIMOTO
料理家
3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材を生かしたおいしい料理だけでなく、洗練されたライフスタイルも人気を集め続けている。東京・田園調布で料理教室「COOKING CLASS」を主宰。『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)など著書多数。
イタリア人は毎日食べる! 老若男女好きな味
ミニトマトのパスタ
イタリアの人が毎日ランチに食べるという味を有元さん流に。「うちの家族も大好きな定番料理。トマトは皮の内側にうま味があるので、その割合が多くなるミニトマトを使います。シンプルな分、パスタなど素材は上質なものを選んで」(by YOKO ARIMOTO)
材料・3~4人分
- ミニトマト……2~3パック
- にんにく……1かけ
- オリーブオイル……大さじ2~3
- バジル……3本
- パスタ(太めのスパゲッティなど)……300~350g
- 粗塩……適量
- ペコリーノチーズ(またはパルミジャーノ・レッジャーノ)……適量
作り方
- ミニトマトはヘタを取り、横半分に切る。
- 底が平らな鍋にオリーブオイル、にんにくを入れ、切り口を下にしてトマトを並べ、弱火にかける。トマトからじゅわっと水分が出てきたら木べらなどで軽く混ぜ、適度なとろみになるまで煮詰める。粗塩をひとつまみ弱加える。生ではおいしい甘味もソースでは邪魔になるので、できるだけ甘味の少ないトマトを。パスタにからみやすい煮詰まり具合で火を止めて。
- 鍋に1Lにつき粗塩大さじ3強を入れた湯を3L沸かし、パスタをゆでる。好みの加減になったら引き上げ、②の鍋に加え、削ったペコリーノチーズを1カップ分、手でちぎったバジル適量を加え、熱いうちに混ぜる。
- 器に③を盛り、さらに削ったペコリーノチーズをまぶし、残りのバジルの葉をのせ、オリーブオイル適量を回しかける。
Staff Credit
撮影/竹内章雄 取材・原文/田中のり子
こちらは2024年LEE6月号(5/7発売)「有元葉子さんの「10年後の自分を豊かにするコツ」」に掲載の記事です。