基本の鶏むね肉のおろし玉ねぎ漬け
玉ねぎは"すりおろし"が肝心。酵素の力でジューシーに
「玉ねぎに含まれる酵素 “プロテアーゼ” は、おろすことで効果が倍増し、お肉をやわらかくしてくれます。おいしい風味もつくから、一石二鳥」と渡辺麻紀さん。さらにこの “プロテアーゼ”、お肉と一緒に食べると消化を助けるというから、ぜひ、ソースやつけ合わせに活用して!
「漬け込むだけでやわらかく、しかもおいしい下味まで。むね肉って、実はこんなにおいしいんです!」(渡辺麻紀さん)
材料・4人分
- 鶏むね肉……大2枚(680g)
- A)
- 玉ねぎのすりおろし……1個分(250g)
- 太白ごま油(またはオリーブオイル、サラダ油)……小さじ2
- 塩……小さじ1/4
作り方
【下処理】かたいすじを探してきちんとカット
- 肉の厚さが均等になるよう、肉の厚い部分をそぐように切り込みを入れる。
- 開いた状態。一枚の肉が、同じ厚さに。これで、下味の入り方も均等に。
- 手で触りながらかたいすじの部分を探し、その都度、包丁の先で断ち切る。
【漬け込み】20分以上漬け込む
- 保存袋におろし玉ねぎ、ごま油、塩と鶏むね肉を入れ、軽くもんでからめる。全体におろし玉ねぎをしっかりとまぶす。
- しっとり効果を実感するには、20分以上は漬け込みたい。30分以上おく場合は冷蔵保存で。
冷凍で2週間保存可
冷蔵保存は2日以下に。それ以上の場合、玉ねぎが傷む可能性があるので冷凍保存を。
撮影/宗田育子 スタイリスト/来住昌美 取材・原文/福山雅美 本誌編集部
こちらは2016年LEE7月号「ふわふわ鶏むね肉で満腹おかず」に掲載の記事です。
渡辺麻紀
料理家
フレンチをベースとした、スパイスやハーブを使った料理、手順は簡単なのに味わいは本格的なボリューム満点の肉料理などが得意。東京・目黒で料理教室を主宰。著書に、『QUICHES キッシュ』(池田書店)、『ごちそうマリネ』(河出書房新社)、『涙がでるほどおいしい スープと煮込み』(主婦の友社)など、多数。