豚ひき肉とドライトマトの和風ペンネ
食べごたえのあるペンネを、セミドライトマト入りの和風ミートソースで。「みそやしょうゆの和風味にも、甘味のあるセミドライトマトがよく合います」(渡辺麻紀さん)
材料・2人分
セミドライトマト(下記参照)……20個
ペンネ……150g
豚ひき肉……200g
太白ごま油……小さじ1
塩、粉チーズ、イタリアンパセリ(あれば)……各適量
A)
みそ、酒……各大さじ2
砂糖……大さじ1
しょうゆ、しょうがのみじん切り(あれば)……各小さじ2
豆板醤……小さじ1/2(またはチリペッパーソース少々)
作り方
- 熱湯に塩を入れ(2ℓの湯に塩大さじ1の割合)、ペンネを表示よりやわらかめにゆで始める。
- フライパンを中火にかけ、太白ごま油とひき肉を入れて炒める。肉の色が変わったら、Aを加えて炒め、パスタのゆで汁50㎖、セミドライトマト(冷凍はそのまま)を加えて炒める。
- ゆで上がったペンネの湯をきって加え、加熱しながらよくからめる。
- 器に盛って粉チーズを振り、あればイタリアンパセリを添える。
パスタのゆで汁を加えてからセミドライトマトを入れると、トマトの味がソースになじみやすくなる。
セミドライトマト
作り方
- ミニトマトはヘタを取って縦半分に切り、伏せて水気をきる。
キッチンペーパー2枚の上に伏せて5〜10分おく。ここでしっかり水気をきっておくのがポイント。乾燥させる時間が少し短縮される。種の一部が落ちても大丈夫。
- オーブンシートを敷いた天板に並べ、渡辺さんちのコンベクションオーブンで80℃で2時間半(100℃からの設定の場合は40分〜1時間)焼き、そのまま冷めるまで庫内においたもの。電子レンジのオーブンならもう少し水分が残るが、120℃で2時間焼き、同様に庫内におく。ミニトマトの大きさや水分量、オーブンの種類によるので温度と時間は目安。好みの乾燥具合に調整を。
- 保存袋に入れてバットにのせて冷凍する。
- 凍った状態。約3カ月保存可。
「ミニトマトをセミドライにすると、甘味や酸味が凝縮されて濃い味になります。冷凍もできるからとっても便利。オーブンの種類によって乾燥具合はかなり違ってきますが、生っぽくてもドライでもおいしいので大丈夫。時間が許す範囲で乾燥させれば、それなりにおいしいですよ。作ったその日に使わない場合は、必ず冷凍してください。使うときは凍ったままで OK。パスタソースやサラダ、煮物などに便利ですよ」 (渡辺麻紀さん)
撮影/木村 拓 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子
18年09月号【今日も明日も「トマト」があれば大満足!】より
渡辺麻紀
料理家
フレンチをベースとした、スパイスやハーブを使った料理、手順は簡単なのに味わいは本格的なボリューム満点の肉料理などが得意。東京・目黒で料理教室を主宰。著書に、『QUICHES キッシュ』(池田書店)、『ごちそうマリネ』(河出書房新社)、『涙がでるほどおいしい スープと煮込み』(主婦の友社)など、多数。