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FOOD

プラントベースで野菜たっぷりごはんとおやつ

自家製ヘンププロテインドリンクで、美味しくたんぱく質補給!

  • 池田清子

2021.09.02

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プラントベースで野菜たっぷりごはんとおやつ

細胞から元気に!ステナブルな原材料で体にも地球にも優しいヘンププロテインドリンク

飲みたい時にサッと作れるプロテインドリンクは、私にとって日々のコンディションを整えてくれる身近な存在の一つです。

みなさん、プロテインドリンクを飲んだことはありますか?

私は7年くらい前まで、プロテインと聞くと「筋肉を増やしたい男性が飲むもの」というイメージがありましたが、運動を始めるようになってからは自作でプロテインドリンクを作って飲むようになりました。運動前の軽めの朝食に、または運動後のリカバリー(回復)食として、日々のコンディション作りに欠かせない存在の一つです。

プロアスリートである夫も、全て植物性食材から体を作っていますがヘンプも長年欠かさず愛用している食材の一つです。

プロテインドリンクが自分で作れるの?と驚かれることもありますが、実はとっても簡単。

私はヘンププロテインパウダーを主軸のタンパク源として、様々なフルーツなどを組み合わせ、目的別に作っています。

 

今回のブルーベリー入りのレシピは、ブルーベリーの高い抗酸化力が加わり、美容の面からもおすすめです。

また、ブルーベリー(特に皮)は細かくすればするほど栄養が吸収されやすくなるので、スムージーで摂ると効率的です。

冷凍でも栄養価は殆ど変わらないので、我が家では旬の時期以外は冷凍を活用しています。

材料 1杯分(エネルギー:278kcal /タンパク質量:15.5g)

  • ヘンププロテインパウダー……大さじ2(20g)
  • 大きめのバナナ……1本(過食部150g前後)
  • ブルーベリー……50g
  • 豆乳などの植物性ミルク……100ml
  • 氷……3個(90g前後)

作り方

材料を全てミキサーに入れ、攪拌して完成。

 

ここで少し、ヘンプの解説を。ヘンプとはご存知、麻(=大麻草)のことですね。麻には20を超える種類がありますが、その一つ「リネン」はLEE読者にはお馴染みの素材かと思います。麻は古くから日本で育てられ、衣食住に親しまれてきた植物の一つ。神社のしめ縄や横綱が身につける化粧回し、紀元前5000年前にエジプトで着られていた衣類も麻で作られています。食用としても、日本では縄文時代から食べられていましたし、現在も七味唐辛子の一つに入っているなど、長きに渡って実は身近なところで親しまれてきました(ちなみに精神活性成分が含まれているマリファナは、同じ大麻草の一種ではありますが、日本に入ってきている産業用ヘンプとは品種が異なります)。

今回使用するヘンププロテインパウダーは、麻の実を絞り、脱脂した実を粉末にしたもの。ヘンププロテインパウダーのタンパク質含有量は、実に100gあたり約50g(肉類は約20g)と豊富に含まれています。他に食物繊維、鉄分、亜鉛、カリウム、マグネシウムなどのミネラルやビタミンB6、ビタミンK、ナイアシン、葉酸といった幅広い栄養素も。そして体の正常な機能に必要不可欠な必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6も、理想的な割合で含まれています。

また、麻は医療や製紙など実に数万にのぼる製品の材料となったり、化学肥料を使わず他の植物に比べて少ない水で育つ、二酸化炭素を大量に吸収するなどの観点から、『エコな植物』としても一役買っています。

サステナブル(持続可能)な農業の実現は、今地球環境を取り巻く大きな課題でもあるので、私も引き続き注目してきたいと思っています。

初めてヘンプに出会ったのは、オーストラリア遠征の時。トップ選手が持参しているのを目撃してからです。以来我が家では、ヘンププロテインパウダーの他にヘンプナッツ(麻の実)やヘンプオイルを、おにぎりやサラダに混ぜるなど、愛用しています。



column

今回使用した繰り返し使える金属ストローは、はまじこと浜島直子さんが2年前にドイツに行った際のお土産でいただいたもの。プラスチックは海洋汚染に繋がることから、日本でも昨年から飲食店でのプラスチックストローやレジ袋の廃止が呼びかけられていますが、さすがドイツ!進んでる〜!と思ったものです。繰り返し使えるものは、ものを大切にすることを使う度に教えてくれる時間でもあり、こうしたきっかけや気づきを私も周りからいただいています。

エコな金属製のストローは、太さ違いで2種類。洗浄用ブラシと収納袋付き。はまじが教えてくれたドイツで実施されているサステイナブルな取り組みの土産話も、とても興味深かったです。

池田清子 Sayako IKEDA

アスリートフード研究家

ビオトープ株式会社代表。夫は7年連続日本代表マウンテンバイクプロライダー、池田祐樹。菜食・プラントベースを主とした「細胞から健康的に強く美しくなる」食事の研究と発信を行う。2014年より自身もサイクリング・ランニング・筋トレを中心とした運動をスタートし、国内外での大会出場経験も多数。著書に『EAT GOOD for LIFE』至上最高の私をつくる「食」×「ながらトレーニング」』『野菜のおいしい食べ方』https://biotope-inc.co.jp https://biotope-inc.co.jp

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