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家事をしながら脳活!おとろえてしまった脳を鍛え直すには?

2017.10.18

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おとろえてしまった脳・・・鍛え直すにはどうすればいいの!?

そこで、脳番地トレーニングを提唱する、加藤プラチナクリニック院長の加藤俊徳さんに、家事をしながらできる「脳活」を教えていただきました!
自分の弱っている脳番地を意識して、少しずつ鍛えてみて。

脳番地についてはコチラをチェック!

 

日々のちょっとした心がけで鍛えられる!
家事をしながら脳活を

複数の手順をこなす必要がある家事は、とてもいい脳活に。いつもの家事にちょっとした習慣を加えるだけで効果もUP!

 

料理

歌いながら料理をする
ここに効く!
思考 運動 聴覚

同時進行の作業ができなくなったという人におすすめ。料理は目で見て、体を動かして、完成形を考えてと、とても脳が鍛えられる作業。気持ちよく歌いながら料理をするだけで、"聴覚系"を中心に、多くの脳番地がバランスよく鍛えられます。「歌うのが好きじゃない」という人は、まず肉の焼けるジューという音など、料理中に聞こえる音を意識してみるところから始めてみてください。

料理で人をもてなす、誰かのために振る舞う
ここに効く!
思考 感情 伝達
運動 記憶

自分の料理で人を喜ばすことで、口ベタな人でも"伝達系"が鍛えられていきます。実際に招いて振る舞わなくても、「あの人はこの食材が苦手だったな」などと相手のことを考えて、想像しながら作るだけでも、"記憶系"や"思考系"が鍛えられます。

初めて挑戦する料理はレシピを声に出して覚える
ここに効く!
伝達 運動 聴覚
視覚 記憶

レシピを目で見ながら声に出して覚えることで、聴覚・視覚をフルに使いつつ、"記憶系"が鍛えられます。自分の声は耳に残るので、特に"聴覚系"を鍛えたいときにおすすめ。

仕込みが必要なレシピにたまには挑戦する
ここに効く!
運動 記憶

仕込みの途中に手順を思い出し、完成を思い浮かべながら作業をすることで、記憶を司る海馬が働きます。特に、干ししいたけを前日から水で戻すなどの時間のかかる下ごしらえはいい刺激に。日数のかかる漬物などにチャレンジして、さらに記憶力UP!

買い物

冷蔵庫をチェックして、あえてメモなしで足りないものを買いに行くようにする
ここに効く!
思考 視覚 記憶

メモを持っていかずに、自分の頭で覚えることを意識して。行く店やルートなどを気分で変えてみるのもトレーニングに。景色や出会う人が変わることで、脳に新しい刺激が与えられます。

買い物を決めた時間内に終わらせる
ここに効く!
思考 運動 記憶

店内を漫然と歩かずに、売り場や買うものの目的をしっかり決めること。計画して動くことで、"思考系"が"運動系"と"記憶系"に命令を下し、"運動系"が活性されます。

商店やカフェでお店の人に話しかける
ここに効く!
伝達

リアクションも人となりもわからない初対面の人に話しかけると、"伝達系"はフルで働きます。商品やメニューのことなど、気軽に聞いてみるといいですよ。

掃除・整理

昔の写真をアルバムにまとめる
ここに効く!
思考 視覚 記憶
昔のことを"視覚系"を使いながら思い出す写真の整理は、脳トレにもお片付けにもなります。「これはいつどんなふうに撮った写真だったっけ」と記憶を探り、当時の記憶にたどりつくための筋道を復活させることで、"記憶系"が大きく刺激されます。

部屋の整理整頓やたまにはちょっとした模様替えをしてみる
ここに効く!
視覚 理解

片付けが苦手なのは、空間や図形を認識する"理解系"が弱っているから。そこをあえて使うことがトレーニングになります。また、模様替えをすることで部屋に入るたびに新鮮さを得られて、"視覚系"が刺激されます。クッションカバーやちょっとした小物を替える、プチ模様替えだけでも効果あり。

利き手でないほうの手でふき掃除をする
ここに効く!
運動 視覚

頭で段取りを考えて動きながら全身を使うお掃除は、"運動系"を鍛えるのに最適。窓ガラスや机などのふき掃除は、いつもどおりやっても脳活になるのですが、余裕があるときは利き手でないほうを使ってみるのがおすすめ。左右両方の脳が鍛えられて、より脳全体を使って考えられるように!

育児

子育ての合間に、どんなに忙しくても必ず自分の時間をつくるようにする
ここに効く!
思考 理解 記憶

脳の大敵であるマンネリを防ぐことが大事です。また、子育ての厳しいスケジュールの中で時間を捻出するためには時間をしっかり管理する計画性が必要。その予定を考えるのもトレーニングになりますよ。

子供を叱るときに、一度言い方を考えてみる
ここに効く!
感情 伝達 理解

怒りを一旦抑え込んで"感情系"をコントロールすることはもちろん、「どんな言い方なら自分の気持ちが伝わるか」と考えて言葉を選ぶことで、"伝達系"も鍛えられるんです。

その他

電車での移動中は小説など、続き物の本をあえて読むようにする
ここに効く!
感情 視覚 理解 記憶

前のシーンがどこで終わったか覚えておこうと思うのが大事。乗り換えのための数分間、読んだ内容を記憶することで長期記憶の力が鍛えられるんです。続きが気になるワクワク感も脳をほどよく刺激してくれます。テレビの連続ドラマも、一気見するより毎週楽しみにすることが大事なんです。

1日1回、身近な人を笑わせる
ここに効く!
理解 感情

夫や子供、友人など、ターゲットを決めて必ず笑わせる! 笑わせるためには相手の性格やツボを理解していないといけないため、観察することで"理解系"が動きます。

ニュースを見ながら、アナウンサーの言葉を復唱する
ここに効く!
伝達 聴覚 視覚 記憶

普段から一日の会話が少ない人は、聴覚・記憶がおとろえがちです。復唱は「聞いた内容を正確に覚える」トレーニングになり、友達との会話などほかの機会でも記憶力が発揮されるように。仕事でも上司の指示を正確に思い出せるようになり効率UP!

流行のダンスなど、新しい動きをマネしてみる
ここに効く!
運動 理解 記憶

今まで知らなかった動きを試してみることで"運動系"と、"理解系"や"記憶系"などのほかの脳番地が連動するように。育児中は子供の好きなダンスを一緒に覚えるのも◎。


次回は、鍛えられている実感が欲しい人へ。「体を動かす脳活体操」をお届けします。

イラストレーション/江田ななえ
※商品の価格は本体価格(税抜き:2017年10/7発売LEE11月号現在)で表示しています。
詳しくは2017年10/7発売LEE11月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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