「復職の壁」どう乗り越える? 年収の壁、ブランクの壁、夫ブロックの壁…見えざる壁がこんなに!
私たち、こうして「壁」を乗り越えました!
44歳で復職への“年齢の壁”を感じて、焦りを感じるように。そこからすぐに動きました【復職の壁・アイコさんの場合】
2025.04.04
LEE100人隊&LEEメンバーにインタビュー
私たち、こうして「壁」を乗り越えました!

約10年のブランクがありながら、さまざまな壁を越えて復職した読者にインタビュー。復職までの経緯や、成功の秘訣を教えてもらいました。
- Index
乗り越えたのは 家事分担の壁、ブランクの壁、年齢の壁
育児に追われ、気づけば40代に。自分軸を大事にして、希望の職に採用

LEE100人隊No.010
アイコさん 46歳
夫46歳、長男14歳、次男8歳
前職は育休を経て子どもが幼稚園に入る頃まで続け、ハードワークを理由に退職。現在は、教育系の会社で事務職としてパート勤務。
44歳になって焦りが。誕生日までに復職を決意
正社員として働いていた会社で育休を取得し、産後も仕事を続けていたというアイコさん。
「ウェブサイトの編集を担当していたのですがハードワークで、時には夜遅くまで仕事が終わらないことも。保育園のお迎えに間に合わず、近所に住む私の親に頼ることが増えていました。このまま子どもと過ごす時間が少なく、余裕のない生活でいいのかと悩み、退職することに。仕事を辞めるのであれば保育園から幼稚園に移らなければいけないので、幼稚園入園のタイミングで決意しました。その後しばらくは、第2子の出産、育児や中学受験のサポートなどで忙しく、30代〜40代前半までは、仕事復帰を考える余裕はありませんでした」
子どもの中学受験が終わって生活が落ち着いた頃、ふと復職への“年齢の壁”を感じて、焦りを感じるようになったのだとか。
「長男が中学校に入学し、次男が同じタイミングで小学校に入学するときには、44歳になっていました。やはり40代で10年のブランクもあるとなると、仕事が見つかりにくいのではと。さらに、44歳と45歳でも印象が変わる気がしたので、本当に復職したいなら11月の誕生日までに見つけようと思い、すぐに動き出しました」

復職History
35歳
子どもが幼稚園入園のタイミングで、正社員として働いた会社を辞める
37歳頃
その後、フリーランスで仕事をしたこともあったが、次男の出産、長男の中学受験などがあり復職が難しく
44歳
長男が中学入学、次男が小学校入学。職探しを始め、2社応募。週2日、フルリモートのパートで採用
時間などの条件と仕事内容のバランスをとるのが難しい
仕事探しをする中でアイコさんが悩んだのが、条件と仕事内容のバランスだと言います。
「下の子が小学校に入学したばかりで15時には帰宅するので、その時間には家にいたいというのが第一条件でした。移動を考えると、仕事ができるのは14時までなのですが、その時間で終わる仕事がなかなか見つからなくて……。『近所のパン屋さんなら希望の時間帯で働けるかも』と思ったり、いやいや販売の仕事がしたいわけじゃないんだったと考え直したり。子どもに1時間だけ留守番をしてもらえばできる仕事が増えるかも、なんて思いもありました。自分でも何がいいのかよくわからなくなっていたときに、私のことをよく理解している親友に話したら『ブレずに、子どもとの時間を大切にすることを優先したほうがいいよ』とアドバイスをくれて。ひとりでぐるぐると考えているよりも冷静になれて、自分の状況を客観視できました。そこからは最初の条件を大事にしつつ、息子の中学受験を経験して教育の分野に興味がわいたので、教育系でできる仕事をリサーチ。自宅で、リモートで働ける仕事を視野に入れて探しました。自分の希望する条件と仕事内容に合った、英語塾の窓口業務の求人を見つけて応募し、無事に採用されました」
現在はパートで週2日、フルリモートで勤務しているそう。
「朝から働いて子どもが帰宅する頃には仕事が終わり、慌てずに出迎えられるので、理想的な働き方だなと。もともと夫との家事シェアの割合も私が8割、夫が2割ぐらいで、家のこともできるだけ自分でやりたい気持ちが強いので、両立も無理なくできています。将来的に子どもが大きくなればまた変わることもあると思いますが、今のところは夫の扶養内で働くつもりで、私にとってはこれがベストなバランス。あまり先のことを考えすぎずに、今の自分にマッチする働き方を見つけるのがいいんじゃないかなと思いました。仕事探しをしていると、つい迷ってしまうのですが、あらためて、復職の際には、何のために働きたいのか、生活の中で何が大切なのかなどを見直すことが大切。自分の軸をしっかり持つことが必要だなと感じています」
壁を乗り越えて
“年齢の壁”や“ブランクの壁”を感じて、すぐに動き出すことで道が開けた! さらに、条件に惑わされず、何のために働きたいのか、何が大切なのかを見直して、自分なりの軸を持つことで、理想に近い仕事を見つけられました。
Staff Credit
イラストレーション/竹井晴日 取材・文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2025年LEE4月号(3/7発売)「『復職の壁』どう乗り越える?」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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