“子どもが走り回れるLDKの広さを重視しました”
【建築士の小さい間取り】70㎡/1LDK/マンション「“今の時期だけ”にフォーカスをしたちょっと贅沢な家」
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2025.03.27
思いきったプランからは学びがいっぱい
70㎡ 建築家の小さな自邸の間取りとセンス

「小さい」という条件があるからこそ、知恵と経験が発揮された建築家の自邸。大胆かつ“なるほど”な新里 悟さんの家の間取りです。
3歳の子どもとの暮らしを満喫するため、LDKを最優先したつくり
マンション
70m2/1LDK
3人暮らし
建築家 新里 悟さん
しんざと・さとる●日本全国の物件を扱うリノベ会社「株式会社ThanCa(ザンカ)」で設計。家族は妻、3歳の長男。https://thanca.co.jp/

子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて家を買い替え、その都度必要な広さや部屋数のある家に住もうと考えている新里さん。
「子どもが3歳なので、部屋数や間仕切りを増やさず、子どもが走り回れるLDKの広さを重視しました。“今の時期だけ”にフォーカスをした、ちょっと贅沢な間取りかなと思います」(新里 悟さん)
キッチンとソファは壁付け。寝室はカーテンで仕切られているだけで、普段は開けたままに。
「造作ソファの内部や寝室小上がりの下を収納にして、空間を有効活用しました。これなら70㎡でも十分。面積がコンパクトな分、予算を床材や設備など、別の部分にあてられたのもメリットでした」(新里 悟さん)

空間全体に光が行き渡るように室内窓をつけ、玄関も明るく。タイルと床の境界線や扉の角には丸みをつけて、やわらかさを演出。

もともとトイレの排水管が通っている柱を囲うように造作棚を設置。ディスプレイ兼子どものおもちゃ置き場として活用。

LDKの広さを確保するため、キッチンは壁付け。素敵な色合いで、そのものがインテリアの一部に。
Staff Credit
間取り図製作/前田優子 取材・原文/田中理恵
こちらは2025年LEE4月号(3/7発売)「小さい家の間取りとセンス」に掲載の記事です。
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