『編集スタッフの猫愛炸裂!「ネコと暮らせば」』連載開始記念特別インタビュー
【LEE編集部のバズり猫】福ちゃん&楽ちゃんが編集やまみ宅の子になるまで
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LEE編集部愛猫家チーム
2025.01.28

LEE編集部には、2大スター猫がいるのはご存知ですか? 猫の福ちゃんと猫のつむじちゃん。編集やまみとLEEwebなつおが、愛猫の写真をLEEの公式インスタグラムに掲載したところ大人気に! さらに、編集やまみのXでは猫写真をアップするたびに大バズりし、フォロワーも急増中。
そこで、LEEwebでも、かわいい猫ちゃんたちに少しでも癒されてもらえれば…という願いを込めて、新連載『編集スタッフの猫愛炸裂!「ネコと暮らせば」』がスタートすることになりました!
連載スタートを記念して、最近、福ちゃんに続いて保護猫・楽(がく)ちゃんを迎えたばかりの編集やまみにインタビューをしました。

“にゃんバカ”の自覚あり
編集やまみ
YAMAMI
LEE編集部
ファッション担当ながら漫画好きが高じてLEEおよびLEEwebで「編集やまみの毎日が『漫画』日和」を連載中。写真フォルダには、子どもと猫と日本酒の写真が多数。
先住猫「源」を亡くした後、家族で話し合いを重ね「福」を迎えることを決意
LEEwebでもXでも大人気! 猫の「福ちゃん」を迎えた経緯は…?
夫と二人暮らしのころから一緒に暮らしていた「源」という猫がいたんですが、10才を迎える少し前くらいに亡くなってしまったんです。それがちょうど3年くらい前。家族で悲しみに暮れ、私も仕事中は必死に泣くのをこらえていても、家に帰ると涙が出てしまうような状態に。こんなに辛く寂しい思いをするならもう猫は飼えない…というくらい落ち込みました。

でも、半年くらい経ったころ、知り合いのブリーダーさんから、「飼い主が決まっていない子がいるんだけれど、一度会ってみない?」と連絡をもらって、生まれたばかりの子猫に会いに行くことになったんです。それが福との出会いでした。会ってみたら、本当にかわいくて! でも、源がいなくなって寂しいだけじゃないのか…ちゃんと面倒を見ることができるのか…そして何より、またいつか死を迎えるときに悲しみを乗り越えることができるのか…。そんな思いもあり、家族でたくさん話し合いをしました。
もともと動物が大好きで実家でずっと大型犬と暮らしていた夫は前向きでしたが、私は源との別れがショックすぎて、慎重になってしまっていて。でも、子どもたちは二人とも「迎えたい」と。長男が小3、長女はまだ保育園の年少のときでしたが、親が思っている以上に真剣に考えている様子が伝わってきて。源と暮らしたことで、動物を大切にする気持ちや愛情がちゃんと育っていたんだな…と感じました。
家族で話し合いを重ねていくうちに、いつか悲しい別れがくるとわかっていても、一緒に過ごして家族として大事にしてあげたいという気持ちが強くなっていって。誰からも手が挙がっていないということもあり、わが家で迎えることに決めました。

福は迎えた初日から源のお気に入りスポットでリラックスしていたりと、一瞬でわが家に慣れてくれて。もしかして、私がずっと落ち込んでいたから、源が福を連れてきてくれたのかも!?とこっそり思っています。
コミックコラムの宣伝アカウントに何気なくアップした、福の写真が大バズり!
福ちゃん、今ではXで写真を投稿するたびにバズって、すっかり“スター猫”になっていますね。バズったきっかけは?
もともとXのアカウントは、私がLEEwebで担当している「編集やまみの毎日が漫画日和」というコミックコラムを広めるために作りました。LEEwebの投稿をリポストしたり、コミックコラムの宣伝をしたり。そんな中で何気なく福の写真をアップしたら、たくさんリアクションをいただけたんです。それで時々アップするようにしたら、多くの方に見ていただけるようになっていって。コミックコラムの告知のために始めたはずなのに、逆転しちゃったなという思いも少しありましたが(笑)、「フォロワーさんが増えるのはありがたいこと!」と思い、今に至ります。

そんなわけで、いつからか猫写真を毎日アップするようになったのですが、フォロワーさんたちが本当にやさしいんですよ! 写真を投稿するたびに、たくさんのいいねや愛のあるコメント、笑えるコメントをくださるので、私自身もそのやりとりが楽しくて癒されています。このアカウントでLEEやLEEwebを知ってチェックしましたと言ってくださる方にはもう、ありがとうございます(涙)の気持ちでいっぱいです。
兄夫婦の飼ってる猫2匹を一時預かりしてみたら…いつの間にか3匹でじゃれ合うように
最近迎えた子猫の「楽ちゃん」も、Xではもうすでに大人気ですよね。2匹目の猫を迎えることになったきっかけも教えてください。

福との暮らしが幸せで満足していましたが、いつかは多頭飼いもしてみたいな…という憧れの気持ちはあったんです。でも、子どもが2人いて、共働きだと、なかなかハードルが高くて。新しい猫を迎えることで、どちらかの猫がストレスを感じて家でリラックスできなかったらかわいそうだし…など、いろいろなことを考えて慎重になっていました。
そんなある日、たまたま兄夫婦が仕事の都合で1カ月ほど海外に行くことになり、その期間、兄夫婦が飼っている2匹の猫をわが家で預かることになったんです。
予期せずして始まった3匹暮らし! 最初は、福がびっくりしちゃって。「何これ?どういうこと?」という表情で「シャーシャー」言っていました(笑)。3匹とも「シャーシャー」と言い合っていて、どうなることかと思ったんですが、いつの間にか仲良くじゃれ合うようになっていたんです! 猫同士で勝手にコミュニケーションを取っていることや、自然と仲良くなっていたことに驚きました。じゃれたいときはじゃれ合って、離れたいときは離れて、意外とたくましいんだなぁと。こちらが気負いすぎていたのかも…と思いました。

3匹との暮らしがとても楽しかったから、2匹が帰ってしまったら、家族全員で寂しくなってしまって。とくに夫は、もともと動物が大好きなので、目に見えて寂しそうでした。1匹だけになった福に向けて今まで以上に愛情を注ぐようになって、その結果、福が迷惑そうにしていて(笑)。「ちょっと、愛情、重たい…」と言いたそうな感じで、夫を見ると、少し逃げていました。
そんなこともあって、「もう1匹迎えたい」という思いが強くなり、保護猫団体の譲渡会に足を運んでみることになりました。
猫と暮らす中で保護猫団体の存在と活動を知り「いつか保護猫を迎えられたら…」と思うように
保護猫団体から…というのはどうして? 楽ちゃんとの出会いも詳しく教えてください。
源と福はブリーダーさんからお迎えしたのですが、猫と暮らす中で保護猫団体の存在と活動を知って、「いつか保護猫を迎えられたら…」という気持ちに。保護猫団体については、SNSで調べて、自分の住んでいる地域の団体さんの活動をチェックしていたんです。それで、譲渡会をやっていることも知りました。
譲渡会には20匹くらい猫がいて、たくさんの人が来ていました。ケージ越しにコミュニケーションを取りましたが、たくさんいる猫の中から「この子!」と選ぶことができなくて。でも、福のことを考えると、自分より小さい猫のほうが受け入れやすいのかなと思って、福が2歳だったので、「0~1歳」の猫たちで希望を出し、あとは保護猫団体の方に選んでいただくことにしました。
後日、保護猫団体の方から「この子をお願いできますか?」と連絡がきて、「はい、お願いします」と即答。夫婦で、「どの子が来ても嬉しいよね」と話していたので、大喜びでした。
保護猫団体の譲渡会では、自分たちのプロフィールのほか、住宅事情なども詳しく書いて提出
保護猫を迎えるって、いろいろ審査などもあって大変と聞きましたが、実際はどうでしたか?
譲渡会では、自分たちのプロフィールのほか、住宅事情なども詳しく書いて提出しました。できるだけこまかく丁寧に、聞かれている以上のこともたくさん書きました。兄夫婦の猫たちを預かるときに、兄が新しい猫用アイテムをたくさん買って送ってくれていたので、それもアピール。専用のトイレも水飲み場もあります! 家族全員、猫のお世話が大好きです!と(笑)。
その紙をもとに担当の方と面談があって、「子猫はたくさん手が挙がるから、1回で決まらないことが多い。何度も手を挙げて、やっと決まることもあるんです」というようなことをお聞きしました。「どんな子でも大事にしますし、今回もし決まらなくても、また次の譲渡会に伺います」とお伝えし、「何がなんでも、今すぐ!というわけではないので、ご縁があるまで気長に待ちます」という話もしました。実際、そうなるのかなと思っていたんですが、面談のあと、すぐに「この子はどうですか?」と連絡がきたんです。もしかしたら、こちらの覚悟や、安心して任せられるかどうかなども確認してくださっていたのかもしれませんね。保護猫団体の方の“猫を大切にできる人に迎えてほしい”という気持ちを感じ、より一層責任感が増しました。
譲渡会では「みんな可愛いから決められない」と思っていたけれど、迎えたあとはもう楽以外は考えられないから、不思議なものだなぁと思っています。

楽が来てから、運動量が増えた福。家族で話し合い、“福ファースト”で、先住猫の福を優先するように
楽ちゃんが来て、2匹の様子は? 育児に仕事に忙しいと思いますが、2匹も面倒を見るのは大変ではないですか?
楽は子猫ということもあって、新しい環境に興味津々で、家の中を探検したくて、とっても活動的。福は「(2匹が帰って)やっと落ち着いたと思っていたのに、また猫が増えて騒がしくなった…」というような感じ。福は慎重で他の猫に対して警戒心が強い子なので、最初は「シャーシャー」言っていました。でも、楽のことはすごく気になっていたようで、ケージの影からこっそり見守っていたこともあって(笑)。

少しずつ距離が縮まっていき、3週間くらいたったころから、じゃれ合うようになりました。最初の「シャーシャー」からは考えられないです(笑)。
楽が来てから、福は運動量が増えました。1匹のときは日中寝ている時間が多かったけれど、今は2匹で走り回って、活発に動いています。それは福にとってもよかったのかなと思います。
楽を迎えるにあたって、家族で「“福ファースト”で、先住猫の福を優先しよう」と決めました。遊ぶ順番や、抱っこやごはんも、まずは福を先にしています。子どもたちは、最初は子猫の楽を抱っこしたくて、順番で少し揉めていたこともありますが、「あ、まずは福ちゃん!」と気づいて、2匹に愛情を注いでいます。家族の中心に猫2匹がいて、いつも話題の中心ですね。

仕事との両立で大変…というのはあまりありませんが、常に早く家に帰りたいです(笑)。
新連載が始まるにあたっての気持ちは? LEEweb読者へのメッセージもお願いします!
コミックコラム用のXに猫の写真をアップしたことから始まって、それがきっかけでLEEwebでの連載が決まり…。「大丈夫かな、楽しんでいただけるのかな」と思ったりもしたのですが、私もSNSでいろいろな方の猫写真を見るのが大好きで、癒されているので、見てくださった方がクスッと笑ってくれたり、忙しい日々の合間に少し癒されたりするような、そんな写真をご紹介できたらなと思っています。

ふっくら丸顔のお姉ちゃん猫の福と、ちょっと細身でシャープな弟猫の楽。2匹の猫たちの写真で和んでいただけるとうれしいです!
Q&A
まだまだ聞きたい
編集やまみに一問一答!
1
猫写真をかわいく撮るコツは?
1
とにかく、たくさん撮ること! 撮っているとシャッターチャンスが来る感じ。“猫飼いあるある”だと思いますが、画像フォルダの猫写真はすごい数です(笑)。
2
子どもたちが猫にやきもちを妬くことはない?
2
全然ないです(笑)。むしろ、みんなで猫たちの取り合い。親が猫に愛情を注ぐ姿を見て、自分たちも同じように猫に愛情を注いでいます。精神的にも成長するきっかけになっていると感じています。
3
猫がいて、幸せに感じることは?
3
猫たちと家族がリビングに揃っているわちゃわちゃした空間。たぶん、5年後10年後に思い返したときに、「あの時間、幸せだったな」と思えるようなときを今過ごしているのかなと思います。

Staff Credit
取材・文/渡辺有紀子

LEE編集部愛猫家チーム
LEE編集部内の愛猫家たち。現在のメンバーは編集やまみ(アメリカンショートヘア×スコティッシュフォールドの女の子「福」&元保護猫の男の子「楽」のママ)、LEEwebディレクターなつお(アメリカンショートヘアの女の子「つむじ」のママ)、本連載編集担当LEEwebコンテンツディレクターろこも子(元捨て猫の女の子「サチコ」を21歳で看取った経験あり)。
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