慌ただしい日々は、温かく栄養たっぷりのごはんでホッとしたい。そんなときこそ、野菜もたんぱく質もとれるスープの出番です。ごはんを添えれば、一食が即完成。手順はシンプル、食べて満足の珠玉のレシピ！

主菜と副菜を兼ねたスープを、ごはんにかければ一食に

＼教えて！ 有賀さん／
冷蔵庫の残り野菜を使って おいしいひと皿完結スープできますか？

白菜とひき肉のしょうがスープカレー

調理時間20分

「1種類の大もの野菜を大量消費したいなら、スープカレーに。具材を小さめに切れば、ごはんと一緒にすくいやすく。大根で作ってもおいしいですよ」（有賀 薫さん）

材料・2人分

• 鶏ももひき肉……200g
• 白菜……300～350g
• しょうが……30g
• 塩……小さじ1
• カレー粉……大さじ1
• ごはん（雑穀米など好みのもの）……適量

●玉ねぎのアチャール風（作りやすい分量）

玉ねぎの薄切り1/2個分に塩小さじ1/3をもみ込んで水気をよく絞り、酢小さじ1、チリパウダー小さじ1/4を加えて手でもむ。

作り方

1. 白菜は繊維を断つ向きで1㎝幅に切る。しょうがは20gをすりおろし、残りは千切りにする。
2. ひき肉をボウルに入れ、①のしょうがのすりおろし、塩、水300㎖を加え、混ぜる。
3. 鍋に①の白菜を入れ、水100㎖を加えてフタをし、中火にかけて7～8分蒸し煮にする（途中水がなくなったら、少量ずつ足す）。
4. ②を回しかけ、①のしょうがの千切りを散らして再びフタをし、さらに3～4分蒸し煮にする。
5. ④の蒸し汁を少量取り分けてカレー粉を加えて溶き、④の鍋に戻してなじませる。味をみて塩（分量外）で調える。器にごはんとともに盛り、玉ねぎのアチャール風を添える。

サバ缶と残り野菜のスープ

調理時間35分

「“和っぽい野菜”はイメージでOK。炒め油はごま油、味つけにはしょうゆを使うと和風に仕上がります。スープは、水の量や調味料の量にとらわれすぎず、大らかに！」（有賀 薫さん）

材料・3〜4人分

• 残り野菜（大根、にんじん、長ねぎ、しめじ、ごぼう、かぼちゃなど）……合わせて500～600g
• サバ水煮缶……1缶（190g）
• 塩……小さじ1/2
• しょうゆ、七味唐辛子……各適量
• ごま油……大さじ1

作り方

1. 野菜ときのこは必要に応じて種や皮などを取り除き、根菜は薄切りに、葉物やきのこは小さめに切る。
2. 鍋にごま油を中火で熱し、①をねぎ類→根菜→きのこ類→葉野菜の順に炒め合わせる。水600㎖と塩を加え、沸騰したら弱火にして20分ほど煮る。
3. 長ねぎがあれば小口切りにする。
4. ②にサバ水煮を汁気をきって、大きくほぐして加える。温まったら味をみて、しょうゆで調える。器に盛って③をのせ、七味唐辛子をたっぷり振る。

ベーコンと残り野菜のスープ

調理時間40〜50分

「和洋とも、キャベツや大根などのクセのない野菜を6割ほど入れると味がまとまりやすく。ベーコンは大きく使って、味わいをぐっと底上げ」（有賀 薫さん）

材料・3〜4人分

• 残り野菜（キャベツ、玉ねぎ、トマト、ブロッコリー、かぶ、じゃがいもなど）……合わせて500～600g
• ベーコン（ブロック）……200g
• 塩……小さじ2/3
• こしょう……少々
• 粉チーズ……適量
• オリーブオイル……大さじ2
• バゲット……適量

作り方

1. 野菜は1㎝角に切る。ベーコンは1㎝角の棒状など大ぶりに切る。
2. 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、①のベーコンをこんがりと色づくまで焼いて一度取り出す。
3. ②の鍋に野菜をねぎ類、根菜、葉物、トマトの順に、分量の塩をひとつまみずつ加えながら炒めていく。野菜がしっかり炒められたら、水をひたひたに加えて②のベーコンを戻し入れ、いも類を加える。沸騰したら、フタをして弱火で20～30分煮込む。
4. 水を200～300㎖まで足して温め、塩（分量外）とこしょうで調える。器に盛って粉チーズをかけ、トーストしたパンなどを添える。

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